2014年8月1日金曜日

ゾクゾク

背中がゾクゾクした一日。

サソリモドキ類の解析を今日で決着を付けようと思い、気合いを入れてとりかかる。

しかし、色々と試しても分岐年代の結果がイマイチ。系統樹を見直すと妙に集団間で遺伝的変異が大きいに気づく。んっ、と。何かおかしいなと思い、塩基配列データ(タンパク質をコードをしている)をアミノ酸に変化すると、、、ところどころ変換できないことが判明。

大学院生とかなり気合いを入れて波形を確認したので、実験結果が怪しいということはない。偽遺伝子を読んだのか、とかなり不安になり、生データを見直すと、こちらはきちんとアミノ酸に変換できる、、、どこかの段階で、解析用の塩基配列データが修正されてしまったらしい。しかも、大幅に。

上手く解析できているとこもあるみたいだが、何が原因か分からないので、一から全てやり直すことにした。協同研究者にも謝罪のメールを送る。このまま投稿しなくて良かったと、背中がゾクゾクした。

Fastaファイルの作成から始め、とりあえずMLによる系統樹まで完成。樹形はほぼ変わらない。何が起きたのやら。

幸か不幸か、集中力の高い一日だった。他には、学会誌の初校確認をしただけ。

チョウ修論が1段階進み、これから色々とやれそうな感じ。私は何もしておらず、学生が頑張った成果。面白く発展すると良いな。