2019年1月30日水曜日

卒論

午前
・卒論兼野外調査

午後
・卒論兼野外調査
・卒論添削・指導

卒論について、考え続ける一日だった。

2019年1月29日火曜日

感動できる!

午前
・PCR実験
・卒論添削

午後
・卒論添削
・電気泳動
・シーケンス結果整理

1プレート分のPCRと電気泳動。一部、ネガコンが増え、16サンプルが無駄になった。

シーケンス結果なナカナカ良い結果で、コンタミ問題が解決できそう。

先週は移動が多かったが、ドラマ「アオイホノオ」に助けられた。

漫画を読んでいないと、どうかな、と思うが。

そもそも漫画「アオイホノオ」は、著者島本和彦の自伝(一応、ノンフィクションとなっている)で、大学生時代を舞台を描いている。

ギャグ漫画なのだが、アニメ・漫画が大好きな無鉄砲な大学生たちの群像劇としても読める。

エバンゲリオンの作者庵野秀明が同級生であるため、もう一人の主人公と言えるぐらい良く出てくる。狂気の天才といった感じで描かれているが、きっと、実際もそうなんだろうな。

島本和彦は、当時、流行っていた漫画(タッチ、うる星やつら、、、)に色々と影響を受けるのだが、その漫画を知っているとより面白いと思う。

漫画とドラマを観てから、この動画を観ると感動できる!

2019年1月28日月曜日

一週間が終わった

鳥取ー東京を行ったり、来たり、する一週間が終わった。

雪で飛行機が欠航になる直前に飛行機を変更できるなど、順調に予定をこなせた。

卒論シーズンに入りバタバタし始めたが、生態学会に向けて、自分の実験のコンタミの検証実験もやらなければならない。

ここで、風邪を引くわけにはいかない、、、と強く思う。

昨日、ボルダリング・ジャパンカップが行われた。10台の活躍がすごい、、、最年少は12歳か。

準決までYou Tubeで見られる。

2019年1月16日水曜日

ぼんやり

午前
・卒論兼データ整理
・研究相談

午後
・論文書き

ぼんやりとしか覚えていない一日。

2019年1月15日火曜日

悪天候

午前
・卒論兼野外調査

午後
・卒論兼野外調査
・卒論兼データ整理
・卒論兼標本整理

久しぶりの野外調査。悪天候の予報だったが、どうにか雨に降られずに助かった。

2019年1月11日金曜日

ジャスモン酸

午前
・論文書き

午後
・データ整理
・卒論指導兼データ整理

別の論文を読んでいたら見つけた、ナカナカ興味深い論文。

Detritivorous crustaceans become herbivores on jasmonate-deficient plants
Farmer and Dubugnon (2009) PNAS, 106: 935–940

ワラジムシ類は普通落ち葉を食べるが、生葉も食べることができる

窒素量など、栄養の面から考えれば生葉を食べた方が美味しいはず。そこで、生葉が食べられない原因に興味がいく。

筆者らは、ジャスモン酸という植物ホルモンを合成できない、シロイヌナズナとイネの変異体を用いて、野生型との被食実験を行い、ジャスモン酸が合成できない変異体の方が摂食されやすいことを示した。

これによって、ワラジムシ類が生葉を積極的に食えない理由の一つとして、植物によるジャスモン酸の合成が関わっていることが分かった。

最近、ワラジムシ類による農作物への被害が増えているそうで、生葉を食べるメカニズムは、今後、面白い研究ネタになるかも。

2019年1月10日木曜日

目処

午前
・シーケンス
・論文書き

午後
・会議
・論文書き

論文書きは、細かな書式の統一に時間を割いたが、ひとめず目処がたった。明日、見直して共著者へ送れそうだ。

2019年1月9日水曜日

復活

午前
・シーケンス結果整理
・PCR実験
・論文書き

午後
・電気泳動
・PCR実験
・論文書き
・会議
・電気泳動
・PCR産物精製
・論文書き

コンタミを疑っていたサンプルは、どうやらコンタミしていたらしい、ことが判明したので、実験のやり直し。

論文書きは、いつになったらスラスラ書けるようになるのだろうか、、、。

時効警察が復活する。楽しみだが、鳥取はテレビ朝日系が映らない。

2019年1月8日火曜日

繁殖干渉―理論と実態―

午前
・授業
・データ解析

午後
・PCR実験
・初校直し
・電気泳動
・PCR実験
・論文書き


繁殖干渉―理論と実態―

とても面白く、そして、とても勉強になった。

繁殖干渉とは、「種間配偶によって生じる干渉型の相互作用であり、特にメスの繁殖成功度の低下をもたらすもの」と定義される。

簡潔に言うと、近縁種と間違って交尾をする(しそうになる)ことで不利益を受ける作用(現象)で、この作用が強く働く2種は共存できないことは想像しやすい。

これまで、近縁種が共存できないメカニズムとしては、ニッチ重複による資源競争の激化が重要視されてきたが、「多くの場合、種間競争よりも種内競争の方が強い」、「資源競争は他種の密度依存的に働く」ことなどから、資源競争のみで排他的な分布を説明することは難しい。

しかし、繁殖干渉を考慮すると、近縁種の排他的な分布は容易に説明できる。とくに、資源競争と繁殖干渉の働き方の違いとして、繁殖干渉は、自種と他種の相対的な割合で強さが決定する頻度依存的である点が重要である。

例えば、自分の周りに、間違って交尾をしてしまう(しそうになる)近縁種が沢山いると、無駄にエネルギーを浪費してしまうと考えれば良い。

そのような状況になると、繁殖数が減少(割合が下がる)するので、益々、交尾の際に無駄なエネルギーを浪費する。つまり、一度、多数派になると正のフィードバックがかかり、一気に少数派を排除することになる。

筆者らは、近縁種の排他的な分布には、資源競争よりも繁殖干渉が強く関係しているだろうと考えている。

本書は、筆者らの動物、植物での研究例に加え、ロトカ・ヴォルテラの競争方程式を拡張した理論研究、そして、今後の発展性について、膨大な文献を引用しつつも、分かりやすくまとめてある。

繁殖干渉の重要性を述べた本であるが、資源競争やニッチについての説明もとても参考になる。

必読の一冊。

もくじ
1.繁殖干渉とは
2.繁殖干渉と種間競争
3.繁殖干渉と外来種問題
4.個体レベルでの繁殖干渉
5.「種間競争」再考
6.ニッチ分割と食性幅
7.最近の研究の動向
8.未解決の課題と展望

2019年1月7日月曜日

メガ実験バラエティー

午前
・論文書き+データ解析

午後
・標本整理
・データ整理
・授業の準備

共著論文、締め切り間近原稿、再解析、と細かな確認が必要で、疲れた。

メガ実験バラエティー〜すごいよ出川さん!、が面白かった。実験的に、火事と土砂崩れを起こして、そのメカニズムを検証する。

この番組をみて初めて知ったが、過去に、土砂崩れの実験を行い多くの方が亡くなられたそうだ。そのため、土砂崩れを起こす実験はタブー視されてきたとのこと。

今回はテレビ番組の実験だけども、今後、様々な解析をして、論文にし、防災に役立てていくそうだ。地面が実際に動くシーンはかなり怖かった。

2019年1月4日金曜日

目標

昨年の目標と結果。

1)外来種マクロ分布の論文化
⇒達成
2)比較系統地理の論文化
⇒実験半ば
3)初記録種×1種の報告
⇒査読中
4)オカダン遺伝子の論文化
⇒実験半ば
5)ボルバキア関連の学会発表
⇒達成できず
6)マダニ関連の学会発表
⇒学生が発表
7)地域スケールのワラジムシ類の分布(修論)×2の種同定の再検討
⇒論文化×1を達成、ただし、手付かずの標本も多い

1)、3)、7)が、それになりに進んだのは良かった。ただ、2)の停滞がかなり問題になっている。

また、昨年は、卒論に関連して伊豆諸島の本格的な調査ができたのは、とても良かった。まだ解析途中だが、色々と面白いことも分かってきた。

今年の卒論×3が分子系統関係なので、一気にデータが増え、新しいことが分かってきた。良い傾向だ、、、これらを早く論文できるともっと良いのだが。

今年は、まず、協力を受けた標本の論文化を確実に終えてしまいたい。ということで、

1)サソリモドキの論文化(和文、標本提供)
2)静岡のワラジムシ類の論文化(和文、標本提供)
3)初記録種×1種の報告(査読中)
4)マダニ類の論文化(和文、卒論)
5)ある属の学名の整理・論文化
6)地域スケールのワラジムシ類の分布(修論)の種同定の再検討と論文化
7)比較系統地理の論文化
8)オカダン遺伝子の論文化

3)までは、3月中に目処をつけたい。

5)もどうにかなるか。6)は標本数が多く精神的にシンドイ、、、7)、8)は予算次第となりそう。

駅伝、ラクビー、連覇が止まった。

帝京大の敗退は、スパルタから自ら考えて取り組む文化を作り上げ、それが普及し全体的にレベルが上がった、ためだと感じた。

指導方法も新しい時代に入った。教える方も、教わる方も、今までのやり方では時代遅れになっていくかな。