2022年3月30日水曜日

季節

午前
・修論手伝い(野外調査)

午後
・学会業務
・書類作成

一気に気温が上がった。ただ、流石に暑すぎることもなく、野外を歩くのにちょうど良い季節。花粉症がなければ。

砂丘で分布を拡大させている(ように思う)ワラジムシ。


見つけると大きさに驚く、オオウスバカゲロウの幼虫。

2022年3月29日火曜日

モチベーション

午前
・学会業務

午後
・会議
・書類作成
・データ整理

色々と業務が増えた1日。

一気にやる気が失せた。モチベーション維持の難しさを痛感。

論文投稿に向けてDNA登録の準備で気を紛らわそうと思ったが、ミスしないようにチェックしてたら、余計にイライラが募った。

2022年3月28日月曜日

寒い

午前
・データ整理
・会議×2

午後
・修論手伝い(野外調査)
・データ整理

修論の手伝いで鳥取砂丘へ。寒かった。寒暖を繰り返すが、鳥取砂丘に行く日は寒い。

2022年3月25日金曜日

有機溶媒

午前
・実験講習

午後
・実験講習
・論文書き手伝い

2日続きの実験講習が終了。

何となく実験のイメージはできた。有機溶媒を使うサンプルの前処理の方が大変そう。

2022年3月24日木曜日

講習

午前
・実験講習

午後
・論文書き手伝い

初めての扱う(かも知れない)実験機器の講習を受けた。

ポチポチクリックするだけで出来そうなのでやってみたいが。

使えるようになれば、心強いツールにはなる。

講習は明日に続く。

2022年3月23日水曜日

クロマツ

午前
・論文書き手伝い

午後
・卒論手伝い(野外調査)
・論文書き手伝い

卒論調査地の視察のため海岸をウロウロ。寒かった。

クロマツが葉っぱの入れ替え中だった。


海側の葉を枯らしているように見えた。

2022年3月22日火曜日

凡例に模様

午前
・論文書き手伝い
・会議

午後
・論文書き手伝い
・会議
・論文書き手伝い

修論の投稿論文化の手伝い。

ggplot2で、凡例に模様をつける方法を卒業生に教えてもらった。

library(ggpattern)をつかう。参照元はこちら

2022年3月15日火曜日

市内

午前
・野外調査(中止)

午後
・修論手伝い(野外調査)
・資料作成
・論文書き

1、2月と積雪で中止となっていた定期調査を、大学周辺では完全に雪が溶けたので再開、、、と思ったが、調査地に近づくと道端の雪が増えてきて不安に。

結局、積雪で通行止めで調査地には行けず。


同じ市内でも結構違うもんだ、、、と反省した。

2022年3月14日月曜日

微調整

午前
・書類作成

午後
・会議(オンライン) ・データ解析

系統解析の結果を地図に反映させていく。

ここまでくれば、あとは微調整で済みそう。


今月中に英文校閲前の状態まではできるか。

2022年3月11日金曜日

フォーマット

午前
・データ解析

午後
・データ解析
・修論手伝い(系統樹作成)

次の投稿論文の準備で、モヤモヤしいたものを解決すべく、PCを眺め続けた。

図のフォーマットができた。あとは、解析結果を色で反映させれば良い。

2022年3月10日木曜日

アクセプト

午前
・標本整理

午後
・学会業務

どうにかアクセプトされた。

Karasawa S. (in press)
Comparison of isopod assemblages (Crustacea: Isopoda: Oniscidea) among four different habitats-evergreen forest, exotic bamboo plantation, grass and urban habitat.
Pedibiologia, ***: ***–***.

照葉樹林、竹林、草地、人工環境(アスファルト)でワラジムシ群集を比較した研究。

結果は、よく知られているものと同じなんだけど、これまで論文になったものがほとんどなく(和文がある)、引用に困っていた。

真面目に調査計画を考えられるようになった頃で、100地点以上で調査を行なった。

2022年3月9日水曜日

小さな島

午前
・データ解析

午後
・シーケンス準備
・データ解析

地図作りでハマった。小さな島を綺麗に描く方法、、、というかデータが分からない。

2022年3月8日火曜日

再実験

午前
・学外会議

午後
・データ解析
・PCR実験

共同研究者の怪しげなデータを再実験してみた。どうやらコンタミだったみたい。ということで、コンタミが疑われるサンプルを全て再実験する。

2022年3月7日月曜日

収束

午前
・DNA抽出

午後
・個人ゼミ
・会議
・データ解析

昨夜、学会発表、卒論テーマについて考えていたらいくつかのサンプルを無性に調べたくなってきたので、急遽、DNA抽出を行なった。

標本の報告で済ませるつまりだったが、共著者から英語論文にしようと助言を受けたので、気軽に解析、、、のはずが、Bayesが収束しない。

2022年3月4日金曜日

頭に0をつけて桁数を揃える

午前
・PCR産物精製
・卒論論文化

午後
・データ整理

str_replace_all()による置換が、これまで使っていたコマンドで上手くいかなくなった、、、というよりも、今までミスに気づいていなかったのか?

1文字ずつ変換されるので、「1」→「A」、「11」→「B」に変換したい場合、「11」→「AA」に変換されてしまう。

これまではできていた気がするのだが、、、。

改善方法が分からないので、頭に文字をつけて、「A01」と「A11」とすることで、別物として認識することにした。

で、最近の大発見!頭に0をつけて桁数を揃える関数があった。
formatC(x, width=2, flag="0")
#「x」は対象、「width」は桁数
とすればよい。

Aをつけるのは、
str_c("A", x)
とする。

上記とは逆に「001」を「1」にする方法もあった。
str_remove(x, "^0+") #「x」は対象

2022年3月3日木曜日

カニムシー森・海岸・本棚にひそむ未知の虫

午前
・標本整理

午後
・会議(オンライン)×3
・論文作成手伝い


カニムシー森・海岸・本棚にひそむ未知の虫

タイトル通り、カニムシを容易に紹介した本。

いわゆる学術書ではないが、ただのお話とも異なり、形態、歩行速度、生活史、標高による分布変化など内容は科学的である。巻頭に様々な種のカラー写真があり、絵合わせ同定にも使えそう。

本書にも書かれているが、見た目がサソリに似ているため、実際に見ると興味を持つ人が多いカニムシ。

形態だけでなく生態も興味深く、とくに繁殖生態に面白い特徴がある。塊として生み出された卵、その後も母親と繋がり栄養をもらうのである。

また、他の動物に便乗する種もいるなど、興味深い点が多い動物である。

しかし、研究はあまり行われていないのが現状である。

私が知る限りでは、日本におけるカニムシの専門家は、著者を含めてごく僅かである、、、2〜3名?

最大の理由は、益虫にも害虫にもならないということだろうが、もう一つの原因として私が思うに、中途半端な大きさが挙げられる。

カニムシの体長は数mm程度である。土壌動物学では中型土壌動物と呼ばれるサイズである。

しかし、中型土壌動物の代表格であるササラダニやトビムシは1mm以下のものが多く、カニムシよりもさらに小さい。

小さいことは研究をする上で悪いことばかりではなく、一般的に小さい動物は大きい動物よりも個体数が多いため、採集がしやすいという利点がある。

実際、これらの動物は1平方メートルに数万個体生息しており、100ccの土壌をツルグレン装置に設置すれば簡単に100個体を採集することができる。ちなみに、トビムシやササラダニの研究者はカニムシよりは多い、、、少ないけど。

一方、カニムシはやや体サイズが大きいせいか(捕食者でもあるためか)、1平方メートル当たりの個体数は数〜数十個体ぐらいに過ぎない。

したがって、カニムシを調べるには、それなりの面責の土壌を調べなければならない。

ここで問題となるのが、今後はその小ささである。ダンゴムシぐらい大きければ、野外において肉眼で探すことができるのだが、カニムシは肉眼で探すにはやや小さく、できないことはないが効率が悪い。

ということで、筆者は試行錯誤の結果、1地点2Lの土壌をツルグレンに設置しているそうだ。

つまり、採集効率があまり良くないのである。

このように扱いにくい動物というのは、仮に面白い生態を持っていても研究が行われにくい。そいう意味では、カニムシは採集を頑張れば面白い研究ができるかもしれない。

著者は教員をしながら、試行錯誤を繰り返しながら研究を推進されてきた。その後、大学で教鞭をとった。昔は、高校で教員をしながら学術研究を行う先生が多かったと聞く。

現在、学校業務が忙しくて、それどころではないと思うが、ぜひ、この本を読んで、研究をしたい心を燃やしてもらえればと思う。

著者紹介をみると、玉川大学を卒業後、鳥取大学農学部の大学院に進学をしている。ということで、鳥取大生にも読んで欲しい。

もくじ
第1章.カニムシ学ことはじめ
第2章.カニムシに至る道
第3章.カニムシの生態
第4章.カニムシの採集と飼育

2022年3月1日火曜日

ハナダカダンゴムシとホソワラジムシ

午前
・標本整理

午後
・個人ゼミ
・論文書き

ハナダカダンゴムシとホソワラジムシの岩手県からの初報告が公開されました。

唐沢重考, 澤畠拓夫, 鈴木武 (2022)
岩手県における外来性ワラジムシ類、ホソワラジムシ(Porcellionides pruinosus)とハナダカダンゴムシ(Armadillidium nasatum)の発見.
Niche Life, 9: 77–78.

これを観て、未報告の標本を思い出した。ということで写真撮影とか投稿準備。