2011年8月31日水曜日

眼鏡

眼鏡のレンズについて、教えてもらったこと。最近は、フレームとセットで***均一というのが人気だけど、実は、レンズにも色々と種類があって、1枚で数万円するのもある。

大抵の人が気にするのは、レンズの厚さで、私のようにかなり眼の悪い人は、レンズが厚くなってしまうので、薄型とかにしたくなる。

あと、購入の際によく聞かれるのが、非球体か球体か、という点。文字通り、レンズが曲がっているか、どうか、ということ。

こんなイメージかな。


で、何となく非球体の方が良さそうな気がする。そこで、注意すべきことがあって、セルフレームとかプラスチックフレームとか言われる眼鏡は、店頭では、球体のレンズもどきが入っていることが多い、のだとか。

つまり、こんな感じ。


で、店頭で、ナカナカ良いなと思って購入。そこで、非球体レンズを入れると、


こんな感じに、前面が直線的になってしまうことがあるらしい、、、。普通はあまり気にならないと思うけど、フレームのデザイン性(とくに曲がり具合)が気に入って購入した場合は、やや印象が異なるとか。また、耳にかける部分と前面の角度は、構造である程度、決まっているので、前面部分が一直線になると、全体的に開き気味なる。

ということで、単純に非球体レンズの方が良いという訳ではない。

、、、どうでも良いことだけど。

2011年8月30日火曜日

尾肢の非対称

学会の最中に鳥取で見つけたワラジムシ(Porcellio scaber)。図鑑によると、鳥取県以東に分布、とのことなので、日本最西端付近の個体ということになるのか。ちなみに、福岡では見ることはできない。


尾肢外肢の長さが左右でかなり異なる。外敵などにアタックされ破損した後、脱皮で再生した場合、このように完全には復活できないことがある、そうだ。触角や胸脚など、付属肢では普通に見られる現象なので、種分類する際には、注意が必要。とくに、左右が非対称になっている場合は良いが、(標本から判断して)両方の付属肢が変形している思われる個体もあるので、難しい。

2011年8月29日月曜日

カニ

色々と一気に押し寄せてきた。

早急に処理しなければならない成績を終え、理解し難い書類書きに手を付けるが、理解できず。締切間近まで放置することに。

学会から帰ったばかりなので、やはり研究をしようと。投稿中のCubaris論文と共同研究者に読んで頂いている最中のBurmoniscus論文の対応。次のBurmoniscus論文用の標本の借用のお願いをしてみたり。解剖も進めたかったが、そんな余裕はなく。

午後、共同研究者からヒノキ林調査のサンプルの一部が届いた。昨年の感じだと、一日一カ所ペースが限界。18カ所なので、順調にいっても2週間以上かかる。結構、厄介。一カ所を終えた。ピットフォールだけど、カニが結構入ってた。


いい加減、学会ニューズレターも発行しないとマズいけど、、、。ペースアップとなるはずだったけど、、、。

2011年8月27日土曜日

アナバチ

クモ学会で気になったことをメモ。

ML法の塩基置換モデル推定にKAKUSAN4を使っている人が多い。
500ー1000万年前(?)、100万年前(?)、天草半島辺りを境に九州は南北に分断していた。
ダニとカニムシは鋏角から糸を出す。

鳥取砂丘でみた光景。アナバチがバッタを巣穴に入れる瞬間。コバエみたいな小さな虫が周辺を飛び回っていて、とてもそれを気にしていたの面白かった。



ネットで調べた感じだと、キンモウアナバチか。

色々とやるべきコトが発生。のんきに帰る予定だったけど、月曜日は朝から大学に行かないとまずい感じなので、明日、帰ることに、、、。

2011年8月26日金曜日

砂丘

昨日、頑張って移動したおかけで、発表時間よりもかなり早く鳥取に到着。せっかくなので、砂丘を見に行くことに。


砂丘を歩くと、このバッタがパタパタ飛んでくる。ヤマトマダラバットかな。


発表は、どうにか終了。話終えた感想をメモ。

系統地理を議論にするには、調査地点もサンプル数がかなり少ない。イソコモリグモの発表では、個体数は600超だった、、、。解析の勉強をかなりしないとダメ。そもそも私の場合、分類目的で実験をしたデータで、系統地理の議論をするからボロが出ている。改心。

谷川さんから、キムラグモでも、西表島、石垣島内に遺伝的分化が見られ、石垣島の1クレードが西表島集団の姉妹群になる、ということを教わった。島内の遺伝構造の議論が、土壌性無脊椎動物の重要なテーマになるかも。

鶴崎先生、宮下先生の質問。アマミサソリモドキが分布を広げているが、何か生態的特徴があるのか。また、分散力が高い種については、それらが人為分布か自然分布かを解明するのは、ナカナカ難しい(あまり現実的でない?)。人為分布の議論をするには、生物的データよりも社会学的データ(物流の流れとか)が必要かな。

近縁種間で極端に分布幅が異なるのは、Burmoniscusやコシビロでも見られる。生態比較をしたら面白そう。

遠い

山口県で卒業研究の相談。面白そうなテーマが決定。あとは実行できるか。その後、鳥取に向けて出発。鳥取って想像以上に遠い。



途中、ガス欠しそうになり焦りながら、岡山県内で一泊。その途中で、人生初の島根県入り。これで、行ったことのない都道府県は福井県のみとなった。

どうにかこうにか発表用のスライドが完成。ネットワーク図とか作ってみたり。

2011年8月24日水曜日

ビビった

やはり疲れているのか、12時間近く寝てしまった。昨日で、夏の行事は終わったと思ったけど、今日、免許状更新講習サポートだった。見事に遅刻。朝の受付をすっぽかした。

昼にも集まりがあったが、新しい研究機器についての業者さんと話しているうちにすっぽかしてしまった。テストには無事参加。

さすがに、サソリモドキに没頭。導入は、レヴューした方が良いだろうな〜と思いつつ、私よりも詳しい人達の集まりなので、ナカナカ。これまでの分布報告の変遷を作ってみたり。




まとめてみると、色々とアイデアが浮かぶもんだなと、当たり前のことを再認識。

宮崎県の博物館の方からサソリモドキ情報を頂いた。おぉ〜と思って、検索したら、あっさりヒット。ん〜調査が足りんな〜、と。

返信できていないメールが溜まっていく。

大学院時代の知り合いが、沖縄で整骨院をしていることが判明。かなりビビった。沖縄で怪我をされた方は是非!

2011年8月23日火曜日

疲れ

どうにか公開講座が終了。これで、夏の行事は全て終わった。あとは研究に集中。

妙に疲れた。眠い。

サソリモドキを本気で進めないとマズい状況だけど、、、まだ、東アジアの分布の図を作っただけ。しかし、眠くて頭がボ〜っと。

2011年8月22日月曜日

カマキリの杖

明日の準備は、不安感たっぷりだけど、考えるのしんどくなってきたので、終了。すると、サソリモドキがとても不安になってきたので、ボチボチ始める。クモの専門家を満足させる、と考えるともう少しネタを増やす必要があるかと、、、。

合間に、海岸に出掛けたら豪雨に襲われたり。

研究室近くの網戸にカマキリが居たので、観察していたらナカナカ面白いことが分かった。


カマキリは待ち伏せて捕食する動物なので、普段はジッとしている。興味深かったのが、カマキリの代名詞、第1脚の鎌の部分。これは、鎌を閉じて、浮かしている状態。


そして、開いている状態。


このとき、餌を捕まえる鎌の部分とは別に、杖のような役割をする部位がある。陸上のクラウチングスタートのように、鎌を開いた状態で前傾姿勢になるためのものかな?重心とか解析すると面白いかも。


2011年8月21日日曜日

血管系

色々と勉強。

多足類は、気管(気門をもつ)で呼吸する。コムカデは気門が頭部にある(節足動物の多様性と系統 石川ほか, 2000)。

閉鎖血管系をもつ動物群:紐形動物、環形動物(ミミズ、ヒル)、ユムシ動物、ホウキムシ動物、腕足動物、軟体動物の頭足類(タコ、イカ)、半索動物の腸鰓類、原索動物の頭索動物、脊椎動物(岩波生物学事典 2000より)

結構、閉鎖血管系(毛細血管で動脈と静脈がつながる)を持つ無脊椎動物がいるんだね。

昆虫やワラジムシ類は開放血管系といって、毛細血管がないので、心臓が鼓動すると、血液は体内の隙間(血体腔とか言われる)をジワ〜と広がる感じで、閉鎖血管系の動物は、体中に血管があるので、血液は血管を通ってビュォーって広がる感じか。節足動物が脊椎動物のように大きくなれない一つの要因として、この閉鎖開放血管系による血液循環の悪さがあると考えられている。一方、小さいおかげで多様化したんだけど。

公開講座で触れておきたいこと。解剖実習でイカがしばしば使われるらしい。イカは、レンズを有する眼や閉鎖血管系、高度な神経系など、脊椎動物に似た性質があるので、解剖実習に使われている。新指導要領では、無脊椎動物の特徴を学ぶのだが、その材料として、軟体動物のイカとタコが挙げられている。上記のように、イカは無脊椎動物としては、かなり特殊な性質があるので、その点を理解して扱う必要がある。

熊本の思い出。

ワラジムシ類の採集地を探していたら偶然、たどり着いた。霊厳洞。あの宮本武蔵が五輪の書を書いた場所なんだとか。近くでコシビロを採集してみた。



2011年8月20日土曜日

セミ食うカニ

免許状更新講習サポートということで、朝から研究室に待機。

Cubaris論文をフォーマットを修正して再投稿。結構、時間がかかってしまった。その後、成績つけ。あと1科目を残して、飽きてしまい終了。といったところで結構な時間になってしまった。

目下、23日の公開講座と26日のクモ学会のプレシンポが大事なイベント。学会は良いとして、公開講座は、なかなかアイデアがまとまらない。明日と明後日は公開講座に集中するしかなさそう。

学会終了後から取りかかるBurmoniscus問題第2段のホロタイプの借用願いの準備。9月末までに、Burmoniscus問題第2、3段と沖縄でみつけた日本初記録種を形にしたい。再来週からペースアップといきたいが、、、。

熊本の思い出。

カニによるアブラゼミの捕食。重要な分解者であることが分かる。動画はこちら


クワガタを見つけた場所にあったトラップ。ペットボトルに穴が空いているだけ。何か誘因剤が入っていたのか不明だけど、中には、カナブンとクロシデムシが大量に入ってた。カブトとかクワガタも採れるのかな?

2011年8月19日金曜日

Venezilloの和名

ボチボチ帰るけど、その前に忘れそうなので。今朝、PDFを整理していて、再発見したことをメモ。

色々と学名の変更がありそうなコシビロ。とりあえず、今、最も多くの人が利用しているであろう、日本産土壌動物ー分類のための図解検索(青木, 1999)を参考。


日本産土壌動物―分類のための図解検索

この本では、コシビロダンゴムシ科のVenezillo属の和名として、カガホソコシビロダンゴムシ属(新称)とされている。

昔、どこかで、ナガホゾコシビロダンゴムシと書いてあったような気がしたけど、「ナ」と「カ」を読み間違えたのかなと思っていた。その結果、誤解を与えてしまったり

で、PDFを色々と整理していたら、

日本産陸生等脚類甲殻類(Isopoda)の分類学的位置の変更について
布村 昇(1999)Edaphologia, 62, 81-91

に、「ナガホゾコシビロダンゴムシ(新称)Venezillo」とあった。

和名なので、ある意味どうでも良いのだが、一応、論文は2月、書籍は3月に出版みたい。

日本には、Venezilloはいない、という考えもあるようで、そうなると、そもそもこの属の和名はあまり必要ではなくなりそうだけど、、、残念ながら、少なくとも一種はいます。

体中が痒いくて、昨夜はあまり寝られず。

2011年8月18日木曜日

終わり

昨日から投稿がうまくできない。私にはクラウドとか無理だな、と思う。

結局、ずっとダンゴムシとワラジムシ探しして終わった。このシステムは何なんだ。明日、他の先生と交替。できれば、一泊して、熊本と福岡の県境あたりを調査したいところだが、明後日、免許状更新講習サポートで、8:00から拘束されるので諦める。

アカハライモリを見つけたり、


シーボルトミミズ見つけたり、


クヌギの上の方に、ノコギリクワガタを見つけたので、木を蹴って落とそうとしたら、


目の前にオオスズメバチがいたり、


この2日間で、十分に夏を堪能したので、もう夏は終わっても良いけど、、、。

蚊にも一夏分くらいは刺された。今日、3カ所目の調査地点で、急に右腕がチクチクした。ナカナカ痛い。植物のトゲが刺さった感じだったけど、原因は不明。ダニや虫は発見できていない。次の調査地点に行ったら今度は左腕が痛みだした。現在は、何も感じない。

この時期、時間帯によっては、天草から熊本方面はかなり渋滞することが判明。島を渡っていくので、当然、海岸線が多く、運転はなかなか楽しい。

やはり、夏はブルーハーツだなと。

2011年8月16日火曜日

何のため?

熊本大学で行われている学生実習の付き添い。2年前にも来た。その時も思ったんだけど、何のために引率しているのか不明。基本的に学生とは別行動をしている。

今日は、かなり潮が引いていた。船が海底についている。


2年前と変わったところは、まず、ネットに繋げるようになった。でも、メールの返信はできません。フリーメール使えばできるけど、、、。あと、テレビが地デジ対応で薄くなった。前は、ブラウン管の巨大なテレビで、そのテレビで民主党の圧勝劇を観た。


調査に行こうか迷っているが、キット行くハズ。と思ったら、吸虫管を忘れたことが判明。ホームセンターで材料を購入して作成。

2011年8月15日月曜日

初めての

共同研究者に送るためのデータ整理、学会ニューズレターの手配、紙媒体PDF化について色々と調べもの、で一日が終わった。

この3連休でコシビロの解剖と分類の勉強が大幅に進む予定だったけど、全く進まずに終わった。

初めての競艇場、とか行ってる場合ではなかった。水面を跳ねてて、動画解析したら面白いかも、と思った。


ちなみに、競艇の選手になるには、中学校を卒業した後、専門の学校に通う必要がある。とても厳しいらしい。入学試験も、入学してからも。日本中に1校しかなないんだけど、その1校が福岡県の柳川にある。

先日、柳川に行った時、偶然、発見した。


福岡は公営ギャンブル全てがあるみたい。これはナカナカすごい。
全国に、
中央競馬 10場
競艇 24場
競輪 45場
オートレース 6場
だそうで。日本に6会場しかないオートレース場も近くにあったりする。まだ、行ったことないけど。

当たり前だけど、ギャンブル、って確率で言えば、長期的にみると基本的に損する。控除率というのがあって、公営ギャンブルだと、売り上げのうち25%は国の収入となり、75%が配当に割り当てられる、と決まっているので。しかも、競馬以外は知らないけど、仮に全員が当たった場合でも、オッズ1.00という、究極の胴元は損しないシステムを持っている。

でも、競艇場の入場料100円、中央競馬の入場料200円、で一流アスリートの真剣勝負が見られるので、無くさないで欲しい。

明日から、集中講義の手伝いで熊本に。

2011年8月14日日曜日

緯度経度

共同研究者に緯度経度データを送るのだが、苦戦。

緯度経度、色々な表記の仕方があるのでメモ。

測地系:理由は良く分からないのだが、緯度経度には、座標の取り方が幾つかあるそうで。自分の使っているGPSは何の測地系を使っているのか理解しておく必要がある。現在では、世界測地系WGS84を使っておけば無難みたい。以前、日本では、WGS84と異なる測地系を使用していたので、注意が必要。

10進法と60進法:これはナカナカ厄介。ただ、ネット上に一発で変換してくれるサイトがある。信じて良いのかは不明。多くの場合、GPSでは60進法が使われているが、遺伝子登録データベースのDDBJでは10進法が使用されている
ネットによると、60進法で139度45分35.187秒が、10進法だと139.759774167になるそうです。

ここまでは理解していたが、今日、気づいたことが、

緯度経度の表記にいくつか形式があって、
度°分’秒.秒 h ddd°mm’ss.s
度°分’分 h ddd°mm’mmm
度°度’度 h ddd°dd’ddddd
などがあるそうだ。

例えば、私が使用しているガーミンのGPSでは、地図ソフトのデフォルトが「h ddd°mm’mmm」、GPS上での表記のデフォルトが「h ddd°mm’ss.s」になっているので、GPS上で「24º18'37.9」と表記される地点が、地図ソフトでは「24 18.632」と表記される。

秒を60で割れば分になるので、37.9秒÷60=0.631666分、ということらしい。

2011年8月12日金曜日

初体験

休日モードの一日。途中に棚作りをはさんで、100個体弱の西表島産コシビロを解剖して終了。

土壌動物ではない研究の機器について業者さんと相談。業者さんから「関西の方ですか?」と、、、「いいえ」と、、、「関西の言葉を使っているので」と。初めて言われた。

ついでに、この業者さんから面白い話を聞いたのでメモ。

釣り餌にフナムシを使うことがあるのだが、磯では良く釣れるが、港内ではあまり釣れないとか。業者さんの仮説は、磯は波がバッシャ〜ンと来るので、フナムシが海に落ちてしまい、普段から魚の餌になっているが、港内だとそのようなことがないのでは?

なかなか面白いと思った。ただ、波を受けたぐらいでフナムシが落下するかな。あと、逃げ足がとても速いが、どうやって人の気配を感じるのか?という話題も。これは私も不思議に思ってた。夜になると動きが鈍くなるので、光が関係していることは間違いないが、視覚だけとは思えない。

あと大学に来る道で気になったことをメモ。

アブラゼミはクスノキにはとまらない?

2011年8月11日木曜日

総出で

井岡戦は昨日だったのか、、、。帰ったときには、すでに10ラウンドだった。3ラウンドだけ見たけど、圧倒してた。相手はランキング1位なのに。強かった。

昨夜は研究室総出でBBQ。卒業生も来てくれました。BBQって、barbequeの短縮なのか。でも、barbecueも使われるそうで。


働き者の体育会な人たち。


公開講座準備、成績付けは相変わらず放置。ギリギリになってバタバタすることにした。

Burmoniscus論文は、自分ではどうしようもなくなってきたので、共同研究者にみてもらうことに。ということで、青色ワラジムシ類の作図、飽きたら、棚作り、飽きたら、沖縄の標本整理、飽きたら、コシビロの勉強、で一日が終わった。コシビロの勉強は1時間程度だったけど、不明だった種と属が1つずつ判明。やはり、時間を明けるのは大事だな、と。

青色ワラジムシ類の発見場所。北海道、関東、福岡、沖縄に隔離分布?、、、のハズはなく、研究者の調査努力の影響。


明日は、免許状更新講習サポート。

2011年8月10日水曜日

ボルバキア確認

忘れそうなのでメモ。

Phylogeography of Helleria brevicornis Ebner 1868 (Crustacea, Oniscidea): Old and recent differentiations of an ancient lineage.
Gentile et al.(2010)Molecular Phylogenetics and Evolution, 54, 640-646

ワラジムシ類の系統地理に関する論文。

ワラジムシ類はボルバキアに感染されることが知られており、また、それらが感染すると遺伝的多様性が変化することが知られている。そこで、wsp81Fとwsp691Rというボルバキア用?のプライマーを使って、感染の有無を調べている。

全てのサンプルでやるのが良いのだろうが、、、変な結果が出ている系統群では、確認した方が良いのかも。

てんとう虫?

大学に来る途中のユリに沢山いた。


何か分からなかったけど、同じユリに他にいるのは、このてんとう虫のみ。どうやらてんとう虫の蛹らしい。


それにしても暑い。論文書きに飽きてきたけど、山に入る勇気が出てこない。

この暑さのせいか、大学内の道路沿いにミミズの遺体が沢山ある。どうも、ミミズの遺体を食べに来たら、トビイロシワアリの集団の襲われ、何もできなくなったオカダンゴムシを発見。

2011年8月8日月曜日

散布図の色と形

Cubaris論文はどうにか投稿。投稿寸前になって、図に色々と不備が見つかり、かつ、電子投稿で上手く図が投稿できず一日中悪銭苦闘してしまった。シノニムの論文なので、どこかにはアクセプトされると思うけど、、、今回の投稿先はちょっとずれてるかも。

オンライン版でカラーを無料で載せてくれるところだったらどこでも良いのだけど。

久しぶりにBurmoniscusに取りかかる。散布図を少し修正する必要があったのが、見事に作り方を忘れたのでメモ。

ggplot2で散布図を作る場合の凡例の色と形の指定。

こんな感じのデータセットdataがある。atama(頭幅=体サイズ)をX軸、gaishi(外肢)をY軸にした散布図を作る。


>library(ggplot2) #ggplot関数の読み込み
>qplot(atama,gaishi,data=data,cex=5) #cexは凡例の大きさ

5地点から採集したデータなのだが、どれが何処のデータか不明


>qplot(atama,gaishi,data=data,colour=data$site2,cex=5) #colour=**で、**に対応して色をつける。

色がつく。カラー版だと良いけど、白黒だと分からなくなる。色だけでなく形も変えたい。


>qplot(atama,gaishi,data=data,colour=data$site2,shape=data$site2,cex=5) #shape=**で、**に対応して形を変える。

重複しているところが気持ち悪い。


>p<-qplot(atama,gaishi,data=data,colour=data$site2,cex=5) >p+aes(shape=data$site2)+scale_shape_manual(value=c(1:5)) #+以降で、shapeを指示する。

重複部分も見えるようになった。この図ではあまり分からないが、この色の組み合わせは、少し薄い感じで(明るい色なので:下段)、白黒印刷すると見づらい。


>RColorBrewer::display.brewer.all() #関数の実行
>p<-qplot(atama,gaishi,data=data,colour=data$site2,cex=5) >pp<-p+aes(shape=data$site2)+scale_shape_manual(value=c(1:5)) >pp+scale_colour_brewer(pal="Set1") #colourの色にSet1を使う。

あまり違いないように見えるけど、白黒印刷するとコッチの方が断然ハッキリと見える。ただ、凡例のサイズを大きくする方が効果は大きい。


colourをそのまま使った場合の色の組み合わせ。


Set1を使った場合の色の組み合わせ。


Dark2を使った場合の色の組み合わせ。