2018年7月31日火曜日

EM菌

シーケンスの準備をしたのち、卒論の指導にほぼ1日を費やした。

夕方から少し査読を進めて終了。

本日、ネットを騒がしている、副環境大臣がEM菌を運河に投入騒動

琉球大学に所属した人間としては、EM菌問題はとても身近に感じていた。しかし、きっと悪気はなく、というよりも善意で、こういうことをする人がいるだろうとは思っていた。

EM菌は擬似科学のレッテルが貼られている。

明治大学科学コミュニケーション研究所というところが、素晴らしいHPを作成しているので一読しておくと良いかも。

最近は、論文の信頼性について批判も多いが、少なくとも論文として発表されていれば、そのデータの信頼性もある程度は評価ができる(改ざんがなければ)。

この一件は、科学論文を読むことの重要性を教える良い教材になりそうだ。

2018年7月30日月曜日

コウズコシビロダンゴムシ

出前授業は、2:30の予定のところ1時間オーバーした。

理解力が高く、大学の実験よりもやり易かった気がする。

帰り際に台風の影響で警報が出たが、悪天候になる前に大阪脱出に成功。

これで思いっきり研究ができる、、、。

本日は、書類書き、メールの返信をしてから統計ゼミで午前が終了。

午後、PCRのセット、伊豆諸島標本整理、投稿論文のrivise、そして、PCR終了後に精製のセットをして終了。明日、シーケンスに出せそうだ。

伊豆諸島の標本は、伊豆大島、新島、そして、神津島まで終わった。

今回は、卒論調査を兼ねているが、最大の目的の一つが模式産地での標本採集。

神津島は、コウズコシビロダンゴムシSpherillo hasegawaiの模式産地となっている。実は、これに気づいたのは、神津島からの帰路だった。

少なくともコシビロは採集できていたので、ひとまず安心。

2018年7月27日金曜日

ミサイル試射場

明日は、大阪で出前授業、、、全く気にしていなかったが、台風がすごい方向転換。

影響が出る前に大阪を脱出したい。

ということで、明日の準備を進める。準備自体は大した作業ではないのだが、薬品を忘れると終わりなので、気になって、気になって。

夏休みが近い、ということは、成績をつけないと、ということで、レポートを読んだりして午前が終了。

午後、共同研究を始めた県の試験場へ3年生と一緒に行く。何か卒論ネタが見つかると良いな。

大学に戻って、明日の準備をして終了。

新島の思い出。

新島の地図を見ていて、すぐに気になったのが、ミサイル試射場、の文字。そんなものがあるのかと行ってみたら、


近づけなかった。

2018年7月26日木曜日

結構大丈夫かも

35℃以下だと、結構大丈夫かも、と思えるようになった。

本日は、土曜日の準備、成績付け、で終わってしまった。

あと、卒論のまとめ方の相談もしたか。

2018年7月25日水曜日

以外にもいる

標本整理で午前中が終了。

午後、出前授業の準備、卒論のデータ解析について検討して終了。

伊豆大島、新島、神津島(途中)の標本整理を終え、実体顕微鏡レベルであるが、いくつかの発見があった。

そのうちの一つがBurmoniscus。

伊豆諸島では、八丈島からB. hachijoensisが記載されていた。後に、本種はB. kathmandiusであることが分かったが、この種は八丈島以外にもいるだろうと予想しており、今回の調査で分布の詳細が明らかになると期待していた。

しかし、今回の調査で、B. kathmandius以外にもいることが分かった。この種は系統地理学的にも分類学的にも面白そう。

2018年7月24日火曜日

ウミガメ

PCRと泳動、その合間に、学会編集業務、出前授業の準備をして終わった。

新島の思い出。(新島だけではないが)ウミガメの産卵場所が保護されていた。


2018年7月23日月曜日

イソカニムシ

泳動用にゲルを作製してから統計ゼミをして午前が終了。

泳動、シーケンス結果の整理、学会編集業務などで終了。

泳動は、土曜日の出前授業で使うサンプルなのだが結果は良好。


新島の思い出。イソカニムシ?(海岸で見つけたことだけが根拠)。


もう少し大きかったら、人気者になれたのに、、、とカニムシを見るたびに思う。

2018年7月20日金曜日

標本整理、シーケンス結果の整理、で午前が終了。

午後、DNAバーコーディングを使った授業。

その後、オープンキャンパスの準備、出前授業の準備をして終了。

新島の思い出。

林縁の至るところで見た光景。林内に入り易いな、、、と思ったが、ナゼこんなことを?


シカの罠だった。

2018年7月19日木曜日

地層大切断面

午前は、標本整理に没頭。伊豆大島の標本が終わり、新島に突入。

午後は、シーケンス結果の整理、日曜日のオープンキャンパスの準備、会議、説明会、メール書きで終了。

伊豆七島のうち六島に行ったつもりでいたが、Wikiによると伊豆七島は「伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島」となっていた、、、御蔵島と式根島を勘違い。

ということで、五島制覇で、残りは「三宅島・御蔵島」となっている。

伊豆大島の思い出。地層大切断面。



地質のことは分からないけど、それでも凄いと感じた。おすすめ。

2018年7月18日水曜日

モリアオガエル

午前、サンプルを受け取りに農業試験場へ。色々とアドバイスももらった。

大学に戻って標本整理、シーケンス結果の整理、来週の出前授業の準備で終了。

伊豆大島の思い出。

前日の伊豆諸島の調査は、概ね天気は良かったのだが、どこの島も山頂付近はずっと雲がかかっていた。


道路添いのオオバヤシャブシに何か白いものが、、、と近づいたら、モリアオガエルの卵塊があった。


すでに半分以上は落下しているが、残念ながら下は道路。


可哀想に、と思っていたが、どうやら国内外来種とのこと。

2018年7月17日火曜日

八丈島

週末は、卒業研究で八丈島へ。

先々週の調査の続きで、伊豆七島のうち六島で調査が終わった。

サソリモドキがすごい密度で生息していた。


サソリモドキがいるとこに、サツマゴキブリあり。


本日は、統計ゼミをしてから、兵庫県立人と自然の博物館へ。

学生と一緒に、ある動物の種同定方法を教えてもらった。

鳥取県の農業試験業にも行く予定であったが、間に合わなかったので、こちらは明日。

2018年7月6日金曜日

黒いハマダンゴムシ

福岡は怖いくらいの雨、ということで心配していたら、夜になって鳥取も警報が出まくっている。

無事に過ぎてほしい。

本日は、査読を片付けたのち、PCR産物の精製、授業の準備を繰り返して終了。

伊豆諸島の思い出、黒いハマダンゴムシ。


ハマダンゴムシは、普通は白ベースに黒色などがマダラ見られる。こんなに真っ黒な個体は初めて見た。この個体を発見した海岸は、火山(溶岩)の影響で真っ黒だった。


やはり背景に対応して体色を変えられるのか。可塑性か、遺伝形質かきになるところだ。

2018年7月5日木曜日

ガクアジサイ

来週の出張前に、シークエンスに出したい、という思いでPCRをセット。その後、標本整理を少しして午前が終了。

午後、授業の準備をして授業。授業で再びPCRをセット。

提出書類の準備、初校の確認、査読を進めて終了。

伊豆諸島の思い出、ガクアジサイ。


よくみる紫陽花は品種改良されたものだそうで、ガクアジサイは原種の1種らしい。

伊豆諸島の思い出、ムカデに噛まれる。

写真を撮ろうとオオムカデを捕まえてカメラを探していたら、手袋の薄い背面側から噛まれた。

左手親指。2日経ったが、シワが少し少ない。


噛まれた瞬間は当然痛かったが、その後、脇の下が痛く(痒く)なってきて、アナフィラキシーかと少し心配した。

2018年7月4日水曜日

伊豆諸島

先週は、都内で仕事をしてから、伊豆諸島へ。伊豆諸島も都内だけど。

卒論調査と、その前から決まっていた共同研究のためで、学生と手分けして5つの島で調査をした。

大島は2名合同で調査したのち、私は新島と神津島、学生と共同研究者は利島と式根島を担当。

天候は良かったのだが、どの島も山頂には霧がかかっていた。三原山の火口まで行ったのに見えず、、、。


伊豆諸島は、国立公園の保護区に指定されている場所もあるので、そこで採集をするには許可が必要。


昨夜、鳥取に帰ってきたのだが、周辺の空港は台風の影響を受けているようだったが、鳥取は問題なく飛んだ。

本日は、大島の標本整理を少し、卒論の相談、頼まれていたDNA抽出をして終了。