2016年3月15日火曜日

ホソワラジムシ

外来種として有名なホソワラジムシ。世界中に分布しているのだが、実は、複数の種が含まれている可能性がある。

下記の論文では、ヨーロッパの複数の集団間で繁殖実験を行い、集団間で繁殖が認められず、生殖隔離が存在していることが示されている。形態も変異がある、、、かなり微細で同定が難しそう。

ただ、学名を付すには、更なる研究が必要ということで、現時点ではcomplexとしておくのが良いみたい。

New insights in the Porcellionides pruinosus complex (Isopoda, Oniscidea): biological, behavioural, and morphological approaches
Lefebvre and Marcade (2005) Crustaceana, 78: 465-480

日本の種も確認しておく必要がありそうだな。

明日は天草で2種を狙う。

2 件のコメント:

  1. 過去投稿に失礼致します。
    先日、大東に行った知り合いの採集していたホソワラジムシが本州で見られるものに比べ身体が細く、尾節も長いような印象を受けました。この
    ような離島での形態差も別種である可能性を秘めているのでしょうか?

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    1. 興味深いコメントをありがとうございます。
      別種で調べた例では、体型や付属肢の長さは個体群内でも変異が大きいことがあったので、これらの形質だけでは何とも言えないというのは本音です。
      もちろん可能性はありますが、外来種である本種が、大東島だけに別種が入り込んでいる可能性は個人的には低いと感じます。
      上記の論文では、第2触角に白い点刻模様の有無が指摘されているので、この形質を確認してみると良いかも知れません。

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