2016年5月4日水曜日

オサムシ

来週来月の発表で使うデータ整理と解析をGWで終えてしまいたかったのだが、やっとサンプル処理が終わっただけ。

来週末の発表は生態学会の使い回しで、、、と軽く考えていたけど、そのまま投稿しないと放置になりそうなので、もう少し真面目に解析して投稿、、、と思ったのだが。

この図を描くのに1日つぶれて、かなり焦る状況になった。


ヒノキ研究で参考になりそうな論文を発見。

The effects of vegetation types and microhabitats on carabid beetle community composition in cool temperate Japan
Ogai and Kenta (2016) Ecol Res, 31: 177–188

菅平で植生と微環境がオサムシ科甲虫群集に及ぼす影響を調べた研究で、植栽林の群集と天然林の群集にあまり違いがないことや微環境が影響を及ぼすことを調べている.

結果も興味深いのだが解析が勉強になった.植生間の比較はNMDS(Horn-Morisita)とPERMANOVAで実施.各植生の指標種はIndicator valueというのもので評価しているのだが、RのIndVal関数というので計算している.各要因が個体数割合や重量などに及び影響は一般化線形モデルを使用.