朝一で授業。分担分が終わった、、、。
その後、統計ゼミをして午前中が終了。
午後、会議に参加した後、書類書き、文献読み。合間に学生のプレゼンを聞いたりして終了。
別の文献を探していて偶然見つけた論文。Science!
Higher predation risk for insect prey at low latitudes and elevations.
Roslin et al. Science, 356: 742-744.
多様性が緯度に沿って変化することが知られているが、では、多様性の高い低緯度地域では生物間の関係性も強くなるのだろうか?
そんな疑問に答えた研究。生物間の関係性といっても色々あるが、ここでは食う-食われるの関係に着目している。
実験方法は単純で、芋虫の模型を世界中において、そこにアタックした数を調べるというもの。実験は単純だが、南緯30度から北緯74度、標高0mから2100mの世界中31地点で調査している。
結果は明瞭で、低緯度、低標高で捕食率は高く、また、それは節足動物によるものが多かった。この結果から、多様性と生物間相互作用には密接な関係性があると考えらえる。
樹冠性節足動物の多様性に興味があった頃に論文を読んだ、Yves BassetとかVojtech Novotnyも著者に入っている。