2017年11月23日木曜日

アクセプト

論文が無事にアクセプトされた。

Life histories and soil water content preferences of sympatric exotic and native terrestrial isopods.
Tanaka and Karasawa (in press) Entomological Science,

福岡の草地環境で同所的に分布する外来種オカダンゴムシと在来種Mongoloniscus koreanusの共存メカニズムに関する研究で、生活史と水分選好性のズレが効いているのでは?という仮説の検証を試みた。

オカダンの体サイズの季節変化。


Mk。


夏繁殖の年1化で、生活史はほぼ一致していた。

続いて、室内実験で水分選好性を調べた。


1個体ずつ実験したら、種間で大きな違いが認められ、これで説明できそうだ、、、


と思ったのだが、2種を混ぜて実験したら、2種が混じって集団を作り、水分選好性でも説明ができないことが判明した。


結局、2種の共存メカニズムについては、よく分からないまま。ただ、生活史の記載や異種間の集合性を示したことを評価してもらえて(?)良かった。