ほぼ丸一日、PCとにらめっっこ。どうにか決着。
先日、投稿して、即リジェクトになった点についての対策。
日本全国のデータを使って分布推定を行うのだが、計画立ててサンプリングがなされた訳ではないので、報告がない場所が、不在なのか、調査をしていないだけ、なのか分からないという大きな問題(サンプリングバイアス)がある。
Maxentは、在データだけでも中々良い予測ができるのだが、このサンプリングバイアスの影響は、かなり大きいことが知られており、色々な補正方法が考えられている。
もちろん一番良いのは、計画的に全域を調査することである。
例えば、ある種の在データ。
北海道でほとんど採集例がないのだが、生息していないのか、そもそも調査していないのか、についてはよく分からない。
そこで、この在データに基づき、カーネル密度推定という方法で、サンプリングバイアスを確率密度で評価する。
で、この確率密度に基づき点を発生させ、これをバックグラウンドデータとして利用することで、多少はサンプリングバイアスが補正される、、、?
解析には10000地点を利用した。
もちろん、自力で考えたはずもなく、下記論文にRコマンドがある。
MaxEnt versus MaxLike: empirical comparisons with ant species distributions
Fitzpatrick et al. (2013) Ecosphere, 4: 1–15
来週は雪が降るかも。