2018年8月30日木曜日

土壌生態学

午前
・論文書き(修論論文化)

午後
・標本整理
・卒論指導
・原稿修正
・PCR実験

論文が受理された。

Local and landscape effects on species compositions of terrestrial isopods in public parks of a commuter town in Japan
Nasu, Kitagawa, Karasawa (in press) Zookeys

共著者は2名とも学生で、第一著者の修論+第二著者の卒論。

公園内の在来性ワラジムシ類の分布は、園内の構造物よりも周辺の環境の影響が強く影響することを示した。

また、外来性ワラジムシ類については、分布制限する要因を明確にすることはできなかった。ただ、Porcellio scaberの分布は空間的自己相関が認められたことから、環境要因よりも侵入地から距離が重要なのかも知れない。

同じメンバーで、同じ方針で、森林で行なった論文を現在準備中。

もう一つ。


土壌生態学

土壌節足動物について書かせて頂きました。

まず、分類群の紹介は色々な本に書かれているので避けようと思いました。

生態系機能については、他に専門の方々がたくさんいるので、私の出番はない。

ということで、私が好きなマクロパターンや単為生殖など、役に立つ動物としてではなく、基礎研究としての土壌動物学の面白さを紹介できればと思い書きました。

もくじ
1.土壌生物の多様性,機能群
2.原生生物
3.線虫
4.土壌節足動物
5.ミミズ
6.土壌微生物と土壌動物の相互作用
7.有機物分解,物質循環における機能
8.植物の根系と根食昆虫の関係
9.土壌生態系と地上生態系のリンク
10.森林管理と土壌生態系
11.保全農業と土壌動物
12.地球環境問題と土壌生態系

先日の沖縄調査は、毎日雨が降る、という誤算があった。しかし、最大の誤算はレンタカーが大きかったこと。林道での方向転換が大変だった。


ネットで一番安いのを予約したのだが、、、。

ボタン式のサイドブレーキも結局、最後まで慣れなかった。