午前
・シーケンス結果整理
午後
・標本整理
・シーケンス結果整理
琉球大学の久保田先生グループの論文。
Spatial conservation prioritization for the East Asian islands: A balanced representation of multitaxon biogeography in a protected area network
Lehtomäki et al. (2018) Diversity and Distributions, 2, 18–137
愛知目標では2020年までに陸地の17%を保護区とすることが求められているが、どのような基準で保護区を作成するのが良いのかは難しい問題である。
そこで、日本産脊椎動物(哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、淡水魚)、および、維管束植物の全種を対象に生態ニッチモデルを作成し、その多様性を効果的に保護する保護区について検討している。
ニッチモデリングに際しては、現在・最終氷河期の気温・降水量に加えて、地質の安定性の指標として沖積平野(河川の堆積物でできた平野)や火砕流(火山に由来する物質)、生物の移動の指標して大陸からの距離なども含めている。
多様性と環境要因の関係は、random‐forest regression analyses、で解析している。初めて知った方法だが、randomForestというRパッケージがある。
ちなみに、解析に用いたデータは、6325種、4,389,4894地点のデータ。