アリ同定、再来週の集中講義の準備、来月の学会発表について卒業生と相談、で1日が終了。
Shiftキーを押すと異音がするので、外してみたら、一部が欠けていた。
明日はスナホ・ゲーム解放区へ。多くのポケモンがいるのだとか。
2016年7月27日水曜日
2016年7月26日火曜日
B. kathmandius
午後から砂丘に行くはずだったが雨で中止。色々とやった気がするが、よく覚えていない1日。
やっと日の目を見ると気がきた。最初に気づいてから約10年経ってしまった、Burmoniscus11種問題論文。
Eleven nominal species of Burmoniscus are junior synonyms of B. kathmandius (Schmalfuss, 1983) (Crustacea, Isopoda, Oniscidea)
Karasawa S. (2016) ZooKeys, 607: 1-24
ここから取得できます。
内容は非常に単純で、日本から報告されていた、
B. aokii
B. boninensis
B. daitoensis
B. hachijoensis
B. japonicus
B. kagoshimaensis
B. murotoensis
B. okinawaensis
B. shibatai
B. tanabensis
B. watanabei
が実は同一種で、しかもそれはネパールで記載されたB. kathmandiusだった、というもの。
日本産Burmoniscusは、学名が怪しいのがもう一種いて、それ以外に未記載種が少なくとも2種いそう。
とは言え、一先ず大きな問題は片付いたので、さらに大きな改変が必要そうな、、、コシビロに本格的に手を出そう。
予告を見る限りでは絶対に面白くないだろうと思ったワンピース映画、ネット評判は上々のようだ。見に行けるかな。
やっと日の目を見ると気がきた。最初に気づいてから約10年経ってしまった、Burmoniscus11種問題論文。
Eleven nominal species of Burmoniscus are junior synonyms of B. kathmandius (Schmalfuss, 1983) (Crustacea, Isopoda, Oniscidea)
Karasawa S. (2016) ZooKeys, 607: 1-24
ここから取得できます。
内容は非常に単純で、日本から報告されていた、
B. aokii
B. boninensis
B. daitoensis
B. hachijoensis
B. japonicus
B. kagoshimaensis
B. murotoensis
B. okinawaensis
B. shibatai
B. tanabensis
B. watanabei
が実は同一種で、しかもそれはネパールで記載されたB. kathmandiusだった、というもの。
日本産Burmoniscusは、学名が怪しいのがもう一種いて、それ以外に未記載種が少なくとも2種いそう。
とは言え、一先ず大きな問題は片付いたので、さらに大きな改変が必要そうな、、、コシビロに本格的に手を出そう。
予告を見る限りでは絶対に面白くないだろうと思ったワンピース映画、ネット評判は上々のようだ。見に行けるかな。
2016年7月20日水曜日
2016年7月19日火曜日
2016年7月16日土曜日
2016年7月15日金曜日
2016年7月14日木曜日
2016年7月13日水曜日
2016年7月12日火曜日
2016年7月6日水曜日
2016年7月5日火曜日
深海生物テヅルモヅルの謎を追え
アリ同定と古い標本整理で午前中終了。午後は学生実験で鳥取砂丘へ。
30℃を超えていたので、とても心配していたが、砂丘は風があり、最悪の状況は避けられた。
大学に戻り、書類を提出して、文献読みをして終了。
深海生物テヅルモヅルの謎を追え!: 系統分類から進化を探る (フィールドの生物学)
このシリーズは好きだ。しかし、この本の存在を知った時、購入しようか迷った。
まず、テヅルモヅルにピンとこなった。そして、私は深海生物が苦手だ。深海には、多様かつ未知の動物がいることは良く分かっている。
私のフィールドである土壌もまた、多様かつ未知の動物が多く、ある意味では似たようなものだろう。では、なぜ、深海の動物が苦手なのか。
それは、土壌の動物の多様性の多くは節足動物が占めるのに対し、深海は門レベルで多様であるため、私のような素人には、むしろ違いが分かり難い(比較ができない)からである。逆の意見もあるだろう、、、。
しかし、著者を見て購入することにした。学会で何度かお会いしたことがある方で、印象は、分類学の王道を進んでいる人、である。そこで、分類学の王道の歩み方について知ってみたいと思ったのだ。
この本を読んで北海道大学の分類出身ということを知り、やはり、と思った、、、が、珍しい生物への関心はあったらしいが、分類学者に良くいる、子供の頃から標本を集め、大学入学と同時に研究室を訪問して、、、ということもなく、卒論ネタは、図鑑をパラパラめくって決めたそうだ。
しかも、その理由は、「かっこいい」、「何も知らない」から。でもこれが運命的な出会いとなった。その後は、調査船での採集、海外の博物館での標本観察と、正に分類学の王道を進んで行く。
しかし、博士論文の執筆に際し、指導教官から「なんかおもしろいことないの?」と声をかけられる。ただ、新種を記載し、DNAで系統関係を明らかにしただけでは足らず、生物・進化学的な発見も求められたのだ。
そして、筆者は指導教官からのコメントに、水深と腕の分岐の関係に関する新しい仮説の提唱、という形で答えた。
この仮説を思いついた大きな要因は、卒業研究時代の文献集めにあったそうだが、その文献集めの重要さを教えてくれたのは卒論の指導教官の一人で、文献集めは「ボディブローのように後からじわじわ効いてくる」と助言をくれたらしい。
指導教官の助言と学生の態度、両者が見事にかみ合い、分類学の王道を進む研究が育てられたのだなと思った。
著者は日本動物分類学会奨励賞を受賞するのだが、その際には、卒論の指導教員の一人(上記とは別)に、研究は「楽しければいいのか?」と言葉をもらったそうだ。研究者として批判も受ける立場になり、どのような目的で研究をするのかの模索が始まったようだ。きっと良い答えを見つけてくれるに違いない。
著者のように「大学に入学し、友達を作り、バイトやサークル活動に明け暮れ、酒を呑む」大学生活をしている人に是非読んで欲しい一冊。
ちなみに、テヅルモヅルとは、クモヒトデと呼ばれる動物の一つのグループのこと。で、クモヒトデは、ヒトデではなく、、、興味のある人は、この本を読んで欲しい。
もくじ
1.系統分類学に出会う
2.テヅモヅルを収集せよ
3.海外博物館調査
4.ミクロとマクロから系統を再構築する
5.系統・分類学から進化を探る
30℃を超えていたので、とても心配していたが、砂丘は風があり、最悪の状況は避けられた。
大学に戻り、書類を提出して、文献読みをして終了。
深海生物テヅルモヅルの謎を追え!: 系統分類から進化を探る (フィールドの生物学)
このシリーズは好きだ。しかし、この本の存在を知った時、購入しようか迷った。
まず、テヅルモヅルにピンとこなった。そして、私は深海生物が苦手だ。深海には、多様かつ未知の動物がいることは良く分かっている。
私のフィールドである土壌もまた、多様かつ未知の動物が多く、ある意味では似たようなものだろう。では、なぜ、深海の動物が苦手なのか。
それは、土壌の動物の多様性の多くは節足動物が占めるのに対し、深海は門レベルで多様であるため、私のような素人には、むしろ違いが分かり難い(比較ができない)からである。逆の意見もあるだろう、、、。
しかし、著者を見て購入することにした。学会で何度かお会いしたことがある方で、印象は、分類学の王道を進んでいる人、である。そこで、分類学の王道の歩み方について知ってみたいと思ったのだ。
この本を読んで北海道大学の分類出身ということを知り、やはり、と思った、、、が、珍しい生物への関心はあったらしいが、分類学者に良くいる、子供の頃から標本を集め、大学入学と同時に研究室を訪問して、、、ということもなく、卒論ネタは、図鑑をパラパラめくって決めたそうだ。
しかも、その理由は、「かっこいい」、「何も知らない」から。でもこれが運命的な出会いとなった。その後は、調査船での採集、海外の博物館での標本観察と、正に分類学の王道を進んで行く。
しかし、博士論文の執筆に際し、指導教官から「なんかおもしろいことないの?」と声をかけられる。ただ、新種を記載し、DNAで系統関係を明らかにしただけでは足らず、生物・進化学的な発見も求められたのだ。
そして、筆者は指導教官からのコメントに、水深と腕の分岐の関係に関する新しい仮説の提唱、という形で答えた。
この仮説を思いついた大きな要因は、卒業研究時代の文献集めにあったそうだが、その文献集めの重要さを教えてくれたのは卒論の指導教官の一人で、文献集めは「ボディブローのように後からじわじわ効いてくる」と助言をくれたらしい。
指導教官の助言と学生の態度、両者が見事にかみ合い、分類学の王道を進む研究が育てられたのだなと思った。
著者は日本動物分類学会奨励賞を受賞するのだが、その際には、卒論の指導教員の一人(上記とは別)に、研究は「楽しければいいのか?」と言葉をもらったそうだ。研究者として批判も受ける立場になり、どのような目的で研究をするのかの模索が始まったようだ。きっと良い答えを見つけてくれるに違いない。
著者のように「大学に入学し、友達を作り、バイトやサークル活動に明け暮れ、酒を呑む」大学生活をしている人に是非読んで欲しい一冊。
ちなみに、テヅルモヅルとは、クモヒトデと呼ばれる動物の一つのグループのこと。で、クモヒトデは、ヒトデではなく、、、興味のある人は、この本を読んで欲しい。
もくじ
1.系統分類学に出会う
2.テヅモヅルを収集せよ
3.海外博物館調査
4.ミクロとマクロから系統を再構築する
5.系統・分類学から進化を探る
2016年7月4日月曜日
2016年7月2日土曜日
2日遅れ
2日遅れで、原稿を提出。
文献が散乱しているので、PDFにして終了。
中国地方北部で30年以内にマグニチュード6.8以上の地震が起こる確率は40%だそう。
鳥取東部では、戦時中(1943年)に死者名1000名を超える地震があった。この頃(終戦時)、4年連続で巨大な地震が発生していたのは、あまり知られていない。私も鳥取に来るまで知らなかったけど。
鳥取西部では2000年に震度6強が発生しているのか。
文献が散乱しているので、PDFにして終了。
中国地方北部で30年以内にマグニチュード6.8以上の地震が起こる確率は40%だそう。
鳥取東部では、戦時中(1943年)に死者名1000名を超える地震があった。この頃(終戦時)、4年連続で巨大な地震が発生していたのは、あまり知られていない。私も鳥取に来るまで知らなかったけど。
鳥取西部では2000年に震度6強が発生しているのか。
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