標本の整理、授業の準備で午前中が終了。
午後は学生実習で砂丘へ。昨日とは違って秋晴れ。ちょうど良い天候だった。
アリジゴクがたくさんいたの印象的。
大学に戻って、かなり放置している査読結果への対応を進めて終了。
イメージ通りの絵が一発で描けたのが嬉しかった。
2017年10月30日月曜日
2017年10月27日金曜日
2017年10月26日木曜日
小笠原のワラジムシ類
卒論調査手伝い、大学に戻ってゼミ。
ちょっとだけ会議に出て、投稿準備をして終了。
小笠原のワラジムシ類の関する論文。
Declining soil Crustacea in a World Heritage Site caused by land nemertean.
Shinobe et al. (2017) Scientific Repots, 7: 12400
小笠原諸島に持ち込まれた外来種Geonemertes pelaensis(オガサワラリクヒモムシ)が、陸生のワラジムシ類やヨコエビ類を減少させている、という論文。
野外調査と飼育実験にて検証している。
以前、オオヒキガエルがいる場所でワラジムシ類が減っている、と聞き、トップダウンがあるのか?と疑っていたが、外来捕食者の影響はあるようだ。
ただ、小笠原固有の種が優占する、と書かれているが、種分類については検討が必要かも。
ちょっとだけ会議に出て、投稿準備をして終了。
小笠原のワラジムシ類の関する論文。
Declining soil Crustacea in a World Heritage Site caused by land nemertean.
Shinobe et al. (2017) Scientific Repots, 7: 12400
小笠原諸島に持ち込まれた外来種Geonemertes pelaensis(オガサワラリクヒモムシ)が、陸生のワラジムシ類やヨコエビ類を減少させている、という論文。
野外調査と飼育実験にて検証している。
以前、オオヒキガエルがいる場所でワラジムシ類が減っている、と聞き、トップダウンがあるのか?と疑っていたが、外来捕食者の影響はあるようだ。
ただ、小笠原固有の種が優占する、と書かれているが、種分類については検討が必要かも。
2017年10月25日水曜日
2017年10月23日月曜日
March comes in like a lion
論文書き、学会編集業務で終わった。合間に会議。
台風の影響で、菊花賞、ボクシング、邦画DVDを観る、有意義な週末に。
22年目の告白は、原作を全く知らずに、でも、TVでの予告編は知っている状態で観たら、とても面白かった。
期待していた三月のライオン前編。これも面白かった。アニメの絵の雰囲気(読んだことはない)から想像していた内容と全然違かったけど良かった。
変なタイトルだな、と思ったら、英国のことわざ、March comes in like a lion, and goes out like a lamb、に由来しているそうだ、、、最後は穏やかになるのかな。しかし、まぁ、神木隆之介に外れなしだなと痛感。
ちなみに、サッカーのイングランド代表は、The Three Lions、と呼ばれている。
もう一つ期待していた。サバイバルファミリーは、これまでの矢口作品と比べると物足りないというか、破綻しすぎというか、もう少し現実みのある内容の方が笑えたかと。
全くトーンは異なるが、パラドックス13を思い出した。
あと、イネ科植物?にくっ付いているキアゲハと思われる幼虫を捕まえて食べようか悩むシーンでは、イネ科植物にいるか?と気になった。セリ科だったのか?
台風の影響で、菊花賞、ボクシング、邦画DVDを観る、有意義な週末に。
22年目の告白は、原作を全く知らずに、でも、TVでの予告編は知っている状態で観たら、とても面白かった。
期待していた三月のライオン前編。これも面白かった。アニメの絵の雰囲気(読んだことはない)から想像していた内容と全然違かったけど良かった。
変なタイトルだな、と思ったら、英国のことわざ、March comes in like a lion, and goes out like a lamb、に由来しているそうだ、、、最後は穏やかになるのかな。しかし、まぁ、神木隆之介に外れなしだなと痛感。
ちなみに、サッカーのイングランド代表は、The Three Lions、と呼ばれている。
もう一つ期待していた。サバイバルファミリーは、これまでの矢口作品と比べると物足りないというか、破綻しすぎというか、もう少し現実みのある内容の方が笑えたかと。
全くトーンは異なるが、パラドックス13を思い出した。
あと、イネ科植物?にくっ付いているキアゲハと思われる幼虫を捕まえて食べようか悩むシーンでは、イネ科植物にいるか?と気になった。セリ科だったのか?
2017年10月20日金曜日
2017年10月19日木曜日
2017年10月18日水曜日
2017年10月17日火曜日
2017年10月16日月曜日
昆虫の交尾は、味わい深い…。
出張続きの1ヶ月が終わった。
夏からくすぶっていたGIS論文をひとまず完成させ英文校閲へ。
あとはこれを今年中に投稿したいが、、、。
昆虫の交尾は、味わい深い…。
筆者は、今年のイグノーベル賞、トリカヘチャタテムシの研究をしたグループの一員。
タイトルの通り、昆虫の交尾の話なのだが、筆者はとくに交尾の形態とその機能に興味がある。
ハサミムシの交尾を中断させるとピアノ線のようなものが見える。これが大きな発見へとつながる。
このピアノ線のようなものはオスの交尾器であり、その長さは体長とほぼ同じである。
次に、メスの受精嚢を調べてみると、オスの交尾器よりも長く、体長の2倍以上であった。
なぜ、この昆虫は、こんなにも長い交尾器と受精嚢を持っているのだろうか。
そこには、オスとメスのシビアな戦いがあった。実験に使ったハサミムシのメスは複数のオスと交尾をする。
そこで、オスは自分の精子をできるだけ多く使ってもらうために、できるだけ受精嚢の奥にまで交尾器を挿入し、他のオスの精子を掻き出す。このためにオスの交尾器は長く進化した。これがオスの立場。
で、メスの立場。まず、大きなオスほど交尾に成功する可能性があるので、メスは大きなオスと交尾をして、大型遺伝子を持った子を産みたい。でも、この昆虫は狭い暗闇で交尾するので、メスはオスの体サイズを判別するのが難しい。
そこで、メスはオスの2倍の受精嚢を持ち、複数のオスと交尾をすることにした。なぜならば、長い受精嚢を持つおかげで、オスは元々ある精子の2割程度しか掻き出せないので、色々なオスと交尾をすれば色々な遺伝子を得られるのである。
メスの受精嚢が短ければ、オスに多くの精子を掻き出され最後のオスの精子を、もっと長ければ掻き出すことがでず最初のオスの精子を使うことになり、たまたま小さなオスの遺伝子を利用する可能性がある、それを回避できる絶妙な長さの受精嚢が進化したのである。
不勉強で知らなかったのだが、交尾時に創傷がつくことがあるのだが、これを適応的な観点から研究が進められているそうだ。その一つの仮説が、メスが傷つけられたことにより、生命の危機を感じて交尾を抑制し、また、すぐにでも多くの卵を産もうとする、というものだ。
まだまだ議論が続いているそうだが、傷が適応的な行動の結果なんて、、、と驚いた。
もちろん、トリカヘチャタテムシについても触れられている。
オスの長い交尾器の意義はすぐに解決できたのに対し、メスの長い受精嚢の意義の解明には数年かかったそうだ。ある朝、横断歩道を渡っているときに気づいたのだとか。
筆者曰く「アイデアはいつわいてくるのかわからない。しかし、常に頭の片隅を占めているからこそ、ある時にポロッと転がり落ちてくるような気がする。」、、、良いフレーズ。
この本の面白さが理解できない人は、オスの適応の観点、メスの適応の観点で考えることができていないのかも。進化、行動生態を勉強したら試しに読んでみるのも良いかも。オススメの一冊。
もくじ
1.オスとは?メスとは?交尾とは?
2.交尾をめぐる飽きなき攻防
3.パズルは解けるか?長い、交尾器の秘密
4.北へ南へ、新たな謎との出会い
5.主役はメス!
夏からくすぶっていたGIS論文をひとまず完成させ英文校閲へ。
あとはこれを今年中に投稿したいが、、、。
昆虫の交尾は、味わい深い…。
筆者は、今年のイグノーベル賞、トリカヘチャタテムシの研究をしたグループの一員。
タイトルの通り、昆虫の交尾の話なのだが、筆者はとくに交尾の形態とその機能に興味がある。
ハサミムシの交尾を中断させるとピアノ線のようなものが見える。これが大きな発見へとつながる。
このピアノ線のようなものはオスの交尾器であり、その長さは体長とほぼ同じである。
次に、メスの受精嚢を調べてみると、オスの交尾器よりも長く、体長の2倍以上であった。
なぜ、この昆虫は、こんなにも長い交尾器と受精嚢を持っているのだろうか。
そこには、オスとメスのシビアな戦いがあった。実験に使ったハサミムシのメスは複数のオスと交尾をする。
そこで、オスは自分の精子をできるだけ多く使ってもらうために、できるだけ受精嚢の奥にまで交尾器を挿入し、他のオスの精子を掻き出す。このためにオスの交尾器は長く進化した。これがオスの立場。
で、メスの立場。まず、大きなオスほど交尾に成功する可能性があるので、メスは大きなオスと交尾をして、大型遺伝子を持った子を産みたい。でも、この昆虫は狭い暗闇で交尾するので、メスはオスの体サイズを判別するのが難しい。
そこで、メスはオスの2倍の受精嚢を持ち、複数のオスと交尾をすることにした。なぜならば、長い受精嚢を持つおかげで、オスは元々ある精子の2割程度しか掻き出せないので、色々なオスと交尾をすれば色々な遺伝子を得られるのである。
メスの受精嚢が短ければ、オスに多くの精子を掻き出され最後のオスの精子を、もっと長ければ掻き出すことがでず最初のオスの精子を使うことになり、たまたま小さなオスの遺伝子を利用する可能性がある、それを回避できる絶妙な長さの受精嚢が進化したのである。
不勉強で知らなかったのだが、交尾時に創傷がつくことがあるのだが、これを適応的な観点から研究が進められているそうだ。その一つの仮説が、メスが傷つけられたことにより、生命の危機を感じて交尾を抑制し、また、すぐにでも多くの卵を産もうとする、というものだ。
まだまだ議論が続いているそうだが、傷が適応的な行動の結果なんて、、、と驚いた。
もちろん、トリカヘチャタテムシについても触れられている。
オスの長い交尾器の意義はすぐに解決できたのに対し、メスの長い受精嚢の意義の解明には数年かかったそうだ。ある朝、横断歩道を渡っているときに気づいたのだとか。
筆者曰く「アイデアはいつわいてくるのかわからない。しかし、常に頭の片隅を占めているからこそ、ある時にポロッと転がり落ちてくるような気がする。」、、、良いフレーズ。
この本の面白さが理解できない人は、オスの適応の観点、メスの適応の観点で考えることができていないのかも。進化、行動生態を勉強したら試しに読んでみるのも良いかも。オススメの一冊。
もくじ
1.オスとは?メスとは?交尾とは?
2.交尾をめぐる飽きなき攻防
3.パズルは解けるか?長い、交尾器の秘密
4.北へ南へ、新たな謎との出会い
5.主役はメス!
2017年10月5日木曜日
オキナワキノボリトカゲ
色々とやるべきことがあるのだが、ほぼ一日論文書きに没頭。
明日は提出書類作成で終わりそうだ、、、。
先日の屋久島に行った理由の一つ。本来は生息しないはずのオキナワキノボリトカゲの観察。当たり前だが、専門家と歩くと良い勉強になる。
明日は提出書類作成で終わりそうだ、、、。
先日の屋久島に行った理由の一つ。本来は生息しないはずのオキナワキノボリトカゲの観察。当たり前だが、専門家と歩くと良い勉強になる。
2017年10月4日水曜日
登録:
投稿 (Atom)