標本の返却期限が近づいていることをフと思い出した。
急いでお絵描き。ほぼ一日を費やしたが、、、半分ぐらいか。
合間に、会議や切羽詰まって来た書類書き、などもやった。
集中すると強む噛む癖が治らない。顎が痛くなったので終了。
2018年2月26日月曜日
2軒目?
学会編集業務と書類書き。締め切りが迫った業務を少しずつ片付ける。
夕方ごろから少しだけ標本観察をして終了。中間的な形質が見つかり、カオス状態になりつつある。
先週の土曜日、鳥取県では2軒目?の民間ボルダリングジムへ行ってみた。
倉吉市にある。土曜日の昼ごろ、という時間のせいか、キッズクライマーがたくさんいた。
夕方ごろから少しだけ標本観察をして終了。中間的な形質が見つかり、カオス状態になりつつある。
先週の土曜日、鳥取県では2軒目?の民間ボルダリングジムへ行ってみた。
倉吉市にある。土曜日の昼ごろ、という時間のせいか、キッズクライマーがたくさんいた。
2018年2月25日日曜日
受理
論文が受理された。
Invasion stages and potential distributions of seven exotic terrestrial isopods in Japan
Karasawa and Nakata (in press) BioRisk
マクロ系のまあまあ有名な雑誌に投稿して、即リジェクトだったけど、どうにか公開できて良かった。
内容については、分布データの精度に難があるので、改善の余地はあるな〜と感じているのだが、日本の土壌動物研究では不足している視点かと思い早めに公開したかった。
あと、日本ワラジムシ類の分布データベースを使っており、これにより分布データが引用できるようになったのが個人的には大きい。このデータを使って、どんどん論文を書きたい。
Invasion stages and potential distributions of seven exotic terrestrial isopods in Japan
Karasawa and Nakata (in press) BioRisk
マクロ系のまあまあ有名な雑誌に投稿して、即リジェクトだったけど、どうにか公開できて良かった。
内容については、分布データの精度に難があるので、改善の余地はあるな〜と感じているのだが、日本の土壌動物研究では不足している視点かと思い早めに公開したかった。
あと、日本ワラジムシ類の分布データベースを使っており、これにより分布データが引用できるようになったのが個人的には大きい。このデータを使って、どんどん論文を書きたい。
2018年2月23日金曜日
2018年2月21日水曜日
2018年2月20日火曜日
2018年2月18日日曜日
2018年2月11日日曜日
生物多様性の多様性
卒論、自分のプレゼンの準備と、ばたばた数日だった。
昨日は大阪へ。明日は東京へ、、、飛行機飛ぶかな?
名著が多い、共立スマートセレクション。この本もとても勉強になった。
生物多様性の多様性
生物多様性という言葉が浸透する一方で、その意味が曖昧である、という筆者の不安から、それを解消するために書かれた本。
出だしがとても面白い。
トロフィーハンティングと呼ばれる、大型動物の狩猟を楽しむ道楽がある。生物多様性の保全の立場からは、当然、これは良くないこととのように思うが、トロフィーハンティングで得られる利益を動物の保全に回すことで、絶滅危惧種の個体数回復が報告されている。
トロフィーハンティングの画像を見れば、私でもそれなりのショックを受ける訳で、多くの人は感情的にトロフィーハンティングを拒絶すると思われる。
一方、絶滅危惧生物の保全には、多くの予算が必要であり、持続的に個体群を維持できるレベルでトロフィーハンティングを認めるのも重要な策なのかも知れない。このように生物多様性の保全とは、単純なテーマではない。
また、著者は、日本人が魚釣りの釣果をみても嫌悪感が小さいことに関連して、動物の殺害に対する嫌悪感の文化的背景についても指摘する。この問題は、日本の捕鯨文化に対する西洋の反発を考える上で重要な点であり、日本人がアフリカの哺乳類の殺害に対して、発言することの難しかを感じた。
ちなみに、著者は、途上国における動物保全に難しさの原因の一つとして、経済格差についても指摘している。
さて、冒頭のこの話題で、生物多様性は、単純に生物の保全だけを目指すのではなく、その利用もまた重要であることを理解した後は、多様性の定義、群集の形成機構、生態系機能・サービスへと話題が続く。
どれも簡潔で、しかし、多くの説明がなされている。とくに、多様性の定義では、ベータ多様性や系統的・機能的多様性など、近年、多様性研究では不可欠となったトッピクが紹介されている。
また、群集の形成機構では、必然性と偶然性を理解することの重要性を明示し、理解しにくい偶然性、確率論について分かりやすい説明がなされている。
生態系機能・サービスでは、やはり最近の大きなトピックである、生物多様性-生態系機能、の充実した解説が行われている。
最新の生物多様性研究を理解できる良書。
もくじ
1.はじめに—生物多様性について考え始める
2.生物多様性の多様性
3.生物多様性を形作する—偶然性と必然性が織りなす
4.生物多様性の果たす役割—人類の福利と関わる
5.おわりに—生物多様性をめぐって
昨日は大阪へ。明日は東京へ、、、飛行機飛ぶかな?
名著が多い、共立スマートセレクション。この本もとても勉強になった。
生物多様性という言葉が浸透する一方で、その意味が曖昧である、という筆者の不安から、それを解消するために書かれた本。
出だしがとても面白い。
トロフィーハンティングと呼ばれる、大型動物の狩猟を楽しむ道楽がある。生物多様性の保全の立場からは、当然、これは良くないこととのように思うが、トロフィーハンティングで得られる利益を動物の保全に回すことで、絶滅危惧種の個体数回復が報告されている。
トロフィーハンティングの画像を見れば、私でもそれなりのショックを受ける訳で、多くの人は感情的にトロフィーハンティングを拒絶すると思われる。
一方、絶滅危惧生物の保全には、多くの予算が必要であり、持続的に個体群を維持できるレベルでトロフィーハンティングを認めるのも重要な策なのかも知れない。このように生物多様性の保全とは、単純なテーマではない。
また、著者は、日本人が魚釣りの釣果をみても嫌悪感が小さいことに関連して、動物の殺害に対する嫌悪感の文化的背景についても指摘する。この問題は、日本の捕鯨文化に対する西洋の反発を考える上で重要な点であり、日本人がアフリカの哺乳類の殺害に対して、発言することの難しかを感じた。
ちなみに、著者は、途上国における動物保全に難しさの原因の一つとして、経済格差についても指摘している。
さて、冒頭のこの話題で、生物多様性は、単純に生物の保全だけを目指すのではなく、その利用もまた重要であることを理解した後は、多様性の定義、群集の形成機構、生態系機能・サービスへと話題が続く。
どれも簡潔で、しかし、多くの説明がなされている。とくに、多様性の定義では、ベータ多様性や系統的・機能的多様性など、近年、多様性研究では不可欠となったトッピクが紹介されている。
また、群集の形成機構では、必然性と偶然性を理解することの重要性を明示し、理解しにくい偶然性、確率論について分かりやすい説明がなされている。
生態系機能・サービスでは、やはり最近の大きなトピックである、生物多様性-生態系機能、の充実した解説が行われている。
最新の生物多様性研究を理解できる良書。
もくじ
1.はじめに—生物多様性について考え始める
2.生物多様性の多様性
3.生物多様性を形作する—偶然性と必然性が織りなす
4.生物多様性の果たす役割—人類の福利と関わる
5.おわりに—生物多様性をめぐって
2018年2月6日火曜日
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