2011年7月28日木曜日

水飲み

後日、Hornungの論文で紹介することになると思うけど、ワラジムシ類の水の飲み方、ナカナカ面白い。

この分野、浜松医科大学の針山さん、堀口さんがとてもスゴい成果をあげている。

その成果とは、フナムシの水の飲み方なのだが、フナムシは、第6脚と第7脚を使って水を飲むそうだ。それぞれの脚には、規則的に並んだ突起構造物があって、そこを表面張力で水が吸い上がり、鰓(腹肢)まで届くのだとか。

第6脚の腕節。


第6脚の長節と座節。溝がきちんと繋がっているのが分かる。


拡大するとこのように突起物が規則的に並んでいる。この隙間を水が通る。


節ごとに、突起の構造や隙間が異なり、これもまた水が吸い上がるの大事なのだとか。


そして、本当にスゴいのが、この溝、第6脚は先端〜座節まであり、第7節には基節にのみある。つまり、第6脚の先端から吸い上がった水は、座節まで上がり、その後、第6脚と第7脚が接触した瞬間(瞬間ではないかも、、、)、第7節の基節に移動する。移動する利点は良く分からないが、システムの精密さにビビる。

このようにして水の移動を制御できる。進化は人間には想像できないシステムを作り出しており、これら自然の叡智を積極的に利用することが考えられている。このように生物のシステムを真似る科学をミメティックスと言うんだとか。

とくに、昆虫を中心とした小型の無脊椎動物は多様性が膨大なので、今後の発見が期待されている。電話帳並みの厚さを誇る本が出ている。色々な研究があるな〜と、とても感動できる。


昆虫ミメティックス―昆虫の設計に学ぶ (Advanced Biomimetics Series)

、、、高い。

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