2011年2月25日金曜日

どうやら

入試当日。一応、手伝いをする。

当然のように飽きてしまい、合間に、フと気づいたことを調べてみた。

日本からはCubaris属のワラジムシは一種のみCubaris iriomotensisが報告されている。当然のようにこの種も種名はおろか、属の所属も再検討の対象である。

ワラジムシ類はまだまだ、DNAレベルの研究が少ないので、私のデータを既報告の近縁種と比較することがほとんどできない。しかし、下記の論文でCubaris属の一種の16S領域が調べられていた。

Phylogenetic analysis of mitochondrial LSU rRNA in oniscids
Michel-Salzata and Bouchona(2000)C.R. Acad. Sci. Paris, 323: 827-837

ということで、こんなことをしている余裕はないのだが、Cubaris iriomotensisと比較してみたところ、、、ほぼ一致。まだ、16S領域のみ解析なので、これだけで、すぐに結論とはいかないが、、、ほぼ決定のようです(形態の論文も見ました)。ということで、Cubaris属は残りそう。どういう形で論文にするか。

予想外で、そして、とても嬉しい電話がかかってきた。本当に良かった。