授業×3。どうにか終了。
「生物の科学 遺伝」2012年5月号で、新指導要領における進化・遺伝分野の特集が組まれている。
人におけるビタミンC生成遺伝子の欠損の進化とか、普通に読んでもナカナカ勉強になる。
新指導要領での大きな変化として、これまで選択(生物を勉強するの人の一部が受講)だった、進化や生態が、多くの人が受講するであろう基礎生物という科目で扱われることになったことが挙げられる。進化や生態を学ぶことの重要性が社会的に認識されたと言えるだろう。
問題になりそうな点としては、メンデル遺伝が中学校3年に移り、高校では扱わないことか。高校で進化の勉強する頃には、メンデル遺伝を忘れており、結局、時間をかけて復習とならなければ良いけど。あと、ナゼか、突然変異、という単語の代わりに、遺伝情報の変化、を使うらしい、、、。
特集にあたって
池内 達郎(元・東京医科歯科大学)/向井 康比己(大阪教育大学)
新学習指導要領における「遺伝の法則」の位置づけ
向井 康比己(大阪教育大学)
遺伝分野をどう教えるか――高校の生物教育の現場から
北浦 隆生(大阪府立生野高等学校)
「遺伝的多様性」と「ヒトの遺伝」に理解を
池内 達郎(元・東京医科歯科大学)
近未来の「個人ゲノム時代」の到来を見据えた遺伝学教育
鎌谷 直之(スタージェン)
進化生物学は何を教えるべきか――新旧学習指導要領を比較して
颯田 葉子(総合研究大学院大学)
高校生物における放射線と突然変異の学習
藤川 和男(近畿大学)/半本 秀輝(獨協埼玉中学高等学校/放送大学)/
巽 純子(近畿大学)
分子生物学の教材開発――高校の生物教育の現場から
片山 豪(群馬県立渋川女子高等学校)
進化学の教材開発――高校の生物教育の現場から
山野井 貴浩(白森鴎大学足利高等学校)