久しぶりに1時間限定google mapポチポチ。
その後、フリーのGIS関係のソフトなどを動かしているうちに午前中が終わってしまった。
1時間ほど会議で拘束。
授業の準備に結構な時間がかかってしまう。その後、学会発表の準備をしているうちに、色々と勉強をしなければならないことが判明し、少し勉強をして終了。
勉強中に見つけた論文。
筑波大学大学院にいた新倉さんのハマダンゴムシの系統地理の論文。日本産ワラジムシ類では現時点で最も広範囲を扱った系統地理の研究である。
Phylogeography of Semiterrestrial Isopod, Tylos granuliferus, on East Asian Coasts
Niikura et al. (2015) Zoological Science, 32: 105-113.
日本の分布域を網羅してサンプリングをし、COI領域のデータに基づき解析を行っている。
4つのクレードが認められ、1つはトカラ以南のみに分布している。また、茨城と福島にも独立した集団が存在している。あとの2つは重複している地域もあるが、大まかに太平洋側(九州〜関東)と日本海側+太平洋側(東北)に分布している。
これらの結果から分断と海流分散の影響によって現在の分布が形成されたことを示し、分岐年代と地史の関係を詳しく議論している。
ハマダンゴムシは甲殻類であるが、他のワラジムシ類と同様にゾエア(プランクトン的な生活をする時期)はないが、高波などのときに海流に飲み込まることもあり、海流の影響を受けることがあるのだろう、と考えているみたい。