2017年7月9日日曜日

歌うカタツムリ――進化とらせんの物語


歌うカタツムリ――進化とらせんの物語

小笠原諸島のカタツムリの進化の内容かと思って購入したが、カタツムリを題材した進化研究の歴史の本だった。

大まかに、前半は、カタツムリを題材とした進化研究の変遷、後半は、日本におけるカタツムリの進化研究の紹介、となっている。

前半では、適応進化と遺伝的浮動の重要性について、揺れ動いてきた進化研究の歴史、そして、それら研究におけるカタツムリの果たした役割の大きさを知ることができる。

現在の種分化に対する見方として、「この二つの考えを両極とした一続きの帯のようなもの(p156)」と記されているように、どちらが大事ではなく、それぞれの環境で、その相対的な強さが変化するという考えが現在の結論である。

その変化を作り出す要因として、過去の影響を強く受けるのもまた、進化の大きな特徴であり、これを全て取り除いてしまうのが、外来種である。

本書の最後では、多くの進化研究で明らかにされてきた複雑な現象によって作り出されてきた生物種が、たった一種の外来種によって滅ぼされてしまう事実が示されている。

フィッシャー、ライト、ドブジャンスキー、グールド、そして、木村資生というオールスターによって議論が消えてしまうような、虚しさを感じた。歌うカタツムリもすでに絶滅してしまったらしい。

個人的には、カタツムリのことを知りたい人よりは、進化・種分化について知りたい人向けかなと思った。とても面白い一冊。

もくじ
1.歌うカタツムリ
2.選択と偶然
3.大蝸牛論争
4.日暮れて道遠し
5.自然はしばしば複雑である
6.進化の小宇宙
7.貝と麻雀
8.東洋のガラパゴス
9.一枚のコイン

2017年7月7日金曜日

コケ食昆虫

メールソフトがおかしくなってしまい、その修復にかなりの時間を費やしてしまった。

文献探し+読み、学会編集業務でほぼ終了。

夕方から、他研究室の特別セミナーに参加。

面白いと噂のコケ食昆虫の話。どんどん新しいことが発見されていく、噂通りの面白い内容だった。

時期なのか、前日の強風の影響なのか、沖縄の海岸のいくつかで、ウミアメンボの遺体をたくさん見つけた。


こちらもよく見た、アシナガアリの仲間?


このアリが、アメンボの遺体の処理役となっていた。

2017年7月6日木曜日

最大の目的

卒論手伝いでPitfallの回収。雨の影響は、ギリギリ大丈夫だった。

大学に戻って、統計ゼミ、卒論相談、研究室の片付け、夏の調査計画とかを考えて終了。

先日、沖縄の旅、最大の目的がこれ。あとは、オスが採れていることを祈るのみ。

2017年7月5日水曜日

コモリグモ

授業の準備、文献整理をして午前中が終了。

午後、学生実験。久しぶりの担当なので、色々と思い出すのに時間がかかった。

先月、戻ってきた投稿論文のriviseに取り掛かる。

なかなか長文の論文になってしまい、私の英語力では論調を整理するのに苦労していたのだが、思いっきりそれを指摘されている。

沖縄で見つけた、子グモを背負うコモリグモ。種名は不明。

2017年7月4日火曜日

溜まっていく

雨が降ったり、止んだりの一日。

どんどん溜まっていく標本の整理とシーケンス結果の整理に精を出した一日となった。

先日の福岡調査の目的であり、かつ、1個体しか採取できなかった種。

2017年7月3日月曜日

ウシが驚いて

昨日、鳥取に復帰。

卒論調査の手伝い。色々と問題が生じた。

ウシが近づいてきて、私が驚いたのを見て、ウシが驚いていた。


大学に戻って、本読みゼミ。

とても嬉しい連絡が、、、提出書類を書いて終了。

青色オカダンの情報を頂きました。ありがとうございます。

2017年7月1日土曜日

サガリバナ

北部6地点で調査、、、しかし、2地点では1個体も見つけることができなかった。

最後に、狙っている種がたくさん生息している地点を見つけた。

国際通りの近くの街路樹にサガリバナが植えられていた。


本来は、マングローブの後(陸側)に生息する植物だと思うけど、こんな乾燥した環境でも生息できるのか。

夜に花を咲かせることで有名。学生時代、夜中にポリネーター探しに連れて行ってもらったことを思い出した。

夕方、まだ、花が咲ききっていない状態に、蜂が大量に飛び回っていた。これがポリネーター?