出張、出張、卒論発表会、自分の発表、と慌ただしい1週間だった。
自分の発表は、私の研究目的とは若干ずれている研究会の発表だったので心配だったけど、楽しんでくれたようでよかった。
これで一区切り。
3月締め切り原稿が一つある。これが手間取りそうだけど、しらばくストップしてしまった研究を進めなければ。
2018年2月11日日曜日
生物多様性の多様性
卒論、自分のプレゼンの準備と、ばたばた数日だった。
昨日は大阪へ。明日は東京へ、、、飛行機飛ぶかな?
名著が多い、共立スマートセレクション。この本もとても勉強になった。
生物多様性の多様性
生物多様性という言葉が浸透する一方で、その意味が曖昧である、という筆者の不安から、それを解消するために書かれた本。
出だしがとても面白い。
トロフィーハンティングと呼ばれる、大型動物の狩猟を楽しむ道楽がある。生物多様性の保全の立場からは、当然、これは良くないこととのように思うが、トロフィーハンティングで得られる利益を動物の保全に回すことで、絶滅危惧種の個体数回復が報告されている。
トロフィーハンティングの画像を見れば、私でもそれなりのショックを受ける訳で、多くの人は感情的にトロフィーハンティングを拒絶すると思われる。
一方、絶滅危惧生物の保全には、多くの予算が必要であり、持続的に個体群を維持できるレベルでトロフィーハンティングを認めるのも重要な策なのかも知れない。このように生物多様性の保全とは、単純なテーマではない。
また、著者は、日本人が魚釣りの釣果をみても嫌悪感が小さいことに関連して、動物の殺害に対する嫌悪感の文化的背景についても指摘する。この問題は、日本の捕鯨文化に対する西洋の反発を考える上で重要な点であり、日本人がアフリカの哺乳類の殺害に対して、発言することの難しかを感じた。
ちなみに、著者は、途上国における動物保全に難しさの原因の一つとして、経済格差についても指摘している。
さて、冒頭のこの話題で、生物多様性は、単純に生物の保全だけを目指すのではなく、その利用もまた重要であることを理解した後は、多様性の定義、群集の形成機構、生態系機能・サービスへと話題が続く。
どれも簡潔で、しかし、多くの説明がなされている。とくに、多様性の定義では、ベータ多様性や系統的・機能的多様性など、近年、多様性研究では不可欠となったトッピクが紹介されている。
また、群集の形成機構では、必然性と偶然性を理解することの重要性を明示し、理解しにくい偶然性、確率論について分かりやすい説明がなされている。
生態系機能・サービスでは、やはり最近の大きなトピックである、生物多様性-生態系機能、の充実した解説が行われている。
最新の生物多様性研究を理解できる良書。
もくじ
1.はじめに—生物多様性について考え始める
2.生物多様性の多様性
3.生物多様性を形作する—偶然性と必然性が織りなす
4.生物多様性の果たす役割—人類の福利と関わる
5.おわりに—生物多様性をめぐって
昨日は大阪へ。明日は東京へ、、、飛行機飛ぶかな?
名著が多い、共立スマートセレクション。この本もとても勉強になった。
生物多様性という言葉が浸透する一方で、その意味が曖昧である、という筆者の不安から、それを解消するために書かれた本。
出だしがとても面白い。
トロフィーハンティングと呼ばれる、大型動物の狩猟を楽しむ道楽がある。生物多様性の保全の立場からは、当然、これは良くないこととのように思うが、トロフィーハンティングで得られる利益を動物の保全に回すことで、絶滅危惧種の個体数回復が報告されている。
トロフィーハンティングの画像を見れば、私でもそれなりのショックを受ける訳で、多くの人は感情的にトロフィーハンティングを拒絶すると思われる。
一方、絶滅危惧生物の保全には、多くの予算が必要であり、持続的に個体群を維持できるレベルでトロフィーハンティングを認めるのも重要な策なのかも知れない。このように生物多様性の保全とは、単純なテーマではない。
また、著者は、日本人が魚釣りの釣果をみても嫌悪感が小さいことに関連して、動物の殺害に対する嫌悪感の文化的背景についても指摘する。この問題は、日本の捕鯨文化に対する西洋の反発を考える上で重要な点であり、日本人がアフリカの哺乳類の殺害に対して、発言することの難しかを感じた。
ちなみに、著者は、途上国における動物保全に難しさの原因の一つとして、経済格差についても指摘している。
さて、冒頭のこの話題で、生物多様性は、単純に生物の保全だけを目指すのではなく、その利用もまた重要であることを理解した後は、多様性の定義、群集の形成機構、生態系機能・サービスへと話題が続く。
どれも簡潔で、しかし、多くの説明がなされている。とくに、多様性の定義では、ベータ多様性や系統的・機能的多様性など、近年、多様性研究では不可欠となったトッピクが紹介されている。
また、群集の形成機構では、必然性と偶然性を理解することの重要性を明示し、理解しにくい偶然性、確率論について分かりやすい説明がなされている。
生態系機能・サービスでは、やはり最近の大きなトピックである、生物多様性-生態系機能、の充実した解説が行われている。
最新の生物多様性研究を理解できる良書。
もくじ
1.はじめに—生物多様性について考え始める
2.生物多様性の多様性
3.生物多様性を形作する—偶然性と必然性が織りなす
4.生物多様性の果たす役割—人類の福利と関わる
5.おわりに—生物多様性をめぐって
2018年2月6日火曜日
2018年2月5日月曜日
2018年2月2日金曜日
2018年1月31日水曜日
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