2011年10月31日月曜日

授業と授業の準備で終了。

授業では、将来、小学校の先生になるけど、大学では理科の勉強はしません、という学生に生物を教えることに。

小学校の先生は野外の生物観察が苦手らしいんで、手始めに「昆虫採集して、体を観察してみましょう!」と。「大学生にもなって昆虫採集なんて、やってられませんオーラ」が出るかな、と思ったが、積極的にやってくれた。

花の観察も同時に。そもそも花って何?という話も。必須知識ではないかもしれないけど、個人的には、どうしても理解して欲しかったので、ちょっとだけ詳しく説明することに。

しかし、理科を避けている学生なので、出来るだけ分かりやすく説明してみようと挑戦。「生物って父親と母親から遺伝子もらうから、同じ遺伝子を2個持ってるわけよ。で、その遺伝子を子にそのまま渡したら、別性も2個渡すから4個になるでしょ。すると孫は8個、、、マズい、よね。だから、子に遺伝子を渡す時に、遺伝子を半分、つまり、細胞内に遺伝子を1個にしてから渡しているわけ。で、それを配偶子と読んでるの。」と説明してみた。


で、「動物の配偶子が精子と卵子なわけで、植物では、精子に対応するのが花粉で、おしべで作られ、卵子に対応するのが、卵嚢の中の卵母細胞でめしべで作られるわけ。つまり、花って生殖器官なの。」と。

植物って生殖器官むき出しにしてる変な生き物だよね、で、「花がキレイ」とか言うヒトいるけど、動物を研究者している私には「交尾器がキレイ」って聞こえちゃうわけ、、、これは言ってない。

なぜ、こんなことを伝えたかったのかというと、オスの配偶子は小さいので(オスの定義は配偶子が小さいこと)沢山つくることができる、というか作る必要がある。したがって、基本的にオスの生殖器官であるおしべの方が、メスの生殖器官のめしべよりも数が多くなる。観察のとき良く分からなくなったら、これを思い出して、と。

アサガオのおしべとめしべ。1個しかない丸い(赤矢印)のがめしべで、沢山ある細長い(青矢印)のがおしべ。


ツワブキ。秋に咲く代表的な花。これも観察してみた。丸い(赤矢印)沢山あるのがおしべ?

実は、赤矢印を筒状花といい、青矢印を舌状花といい、それぞれが花。つまり、沢山の花が集まって一つの花が出来ている。したがって、それぞれにめしべとおしべあるんだろうけど、ナカナカ観察が難しそう。これはキク科植物の特徴なので、花の観察にキク科植物(タンポポやヒマワリ)を使うのは気をつけてね、と。

0 件のコメント:

コメントを投稿