2011年12月5日月曜日

捨てたらだめ

初体験。クライミングコンペに出てみた。

エキスパート、ミドル、ビギナーの3クラスがあって、当然、私はビギナー。普段は気楽に登っているだけなので、コンペのルールというか常識が分からず、あたふたし続けた一日。

予選は、ボルダリングとルートクライミング。

ボルダリングってのは、やや低い壁をロープなしで登る競技。登れなければ、落下するのみ。1時間で何本登れるか、という勝負だった。こんな感じで、皆で相談しながら登って良い。


ルートクライミングってのは、命綱を付けて登る競技。1回限りの挑戦で、どこまで登れるか、という勝負。こちらは登り始める直前まで別室にいて、壁の前に立ってルートを見た瞬間から3分間の勝負。


で、5名が決勝進出。ボルダリング8/12、ルートクライミング完登で、3位タイで決勝へ。

決勝は、ボルダリング壁を使って、課題ルートをどこまで登れるか、という勝負。持ち時間4分で何度でも挑戦して良い。ビギナーは完登者ゼロでした。私は、まぐれくさく準優勝でした。この2、3ヶ月、豆腐とササミを食べ続けたかいがあった?

最も会場を湧かせた瞬間。ミドルクラス決勝。ミドルクラスの決勝ってのは、私が普段、この人スゲーなー、って思っている人達が予選通過するのも難しいレベル。その決勝、ほとんどの人が中間点で落下。そんな中、一発で完登!一撃、というらしい。なんと、、、小学校6年生。


さらにその上のエキスパートは、あれは体を浮かすのも無理だろう、という感じの課題ルート。優勝者はやはり一撃してたけど。

小学生も女性も沢山参加してました。九州はクライミング熱が高い地域なんだとか。

オリンピック種目にノミネートされているとか。10年後ぐらいに正式種目になれば、彼が参加しているかも。そうなれば、一緒に登った、とキット自慢するだろう。一緒の会場にいただけだけど。

クライミング繋がりで、岳を観てみた。まあまあ、と言った感じか。

岳-DVD-通常版

漫画は全巻読んでるけど、全体の雰囲気は似てる。漫画の実写化としては成功しているのでは。ただ、そもそも、この漫画が映画に向いていなかった気がする。大まかには、ボランティアで山岳救助をしている三歩が遭難者を助ける話なんだけど、この漫画の良いところは、遭難者があまり助からず、結構、あっさりと死んでしまうところ。で、山って、恐かったり、面白かったり、楽しかったり、寂しかったり、と色々な面があるんだと、三歩は教えてくれる。したがって、話の盛り上がりはそれほど無い、、、それがリアリティーを出して面白いわけで、無理に盛り上げようとすると良さが無くってしまう。そこは海猿に任せましょう。

三歩(小栗旬)が久美ちゃん(長澤まさみ)にクイズを出す「山に捨てていけないものは?」。答えは、「ゴミ」と「命」でした。