2012年8月6日月曜日

ハマった

Umi-1〜5のピットフォール回収。別隊がHisayama-1〜3とKoga-1、2を回収してくれたので、2012年夏は終了。

土壌動物の研究で最もやっかいなのがソーティング。作業自体は楽なのだが、つまらい。しかし、これを後回しにすると、やる気がどんどん薄れ、結局、結果がでないという最悪の事態になる(私はこれを「ハマった」と呼んでいる)。無理してでも、できるだけ早く終えるのが重要。

ということで、ソーティング×2、JoyamaとSasaguriが終了(8/18)。

調査地周辺の伐採木の搬出を行っていた。森林に明瞭に縦ラインが。搬出を効率的に行うための手法なのだが、単純に考えるとマズいだろう、と思うが、、、


これは、なかなか難しい事情がある。

林業が衰退した原因が一つが、海外から安い材が入手できるようになったこと。そして、それが原因で熱帯雨林の伐採が促進されている。で、日本も含め先進国の研究者が熱帯雨林を守るべき、と主張する、という変な循環になってしまっている。

そこで、近年、国内の材を利用しようという気運はあるのだが、どうしても高い。もう少し効率よく搬出できないか、ということで、色々と考えられているようだが、搬出の効率と森林への負荷軽減のバランスは難しいみたい。

そもそも人工林は適度な間伐は必要だし、切るなら利用したいけど搬出は大変だし、と、良いアイデアがあると良いが、、、。