2014年2月6日木曜日

来週、もう一回ぐらいシークエンスに出せそうなので、与那国、西表島、沖縄島のコシビロ計6個体のDNA抽出を始める。

その後、コシビロの解剖を進め、どうにか終了。数年前の卒業研究で採集した標本が大半だったのだが、思ったよりも多かった。

午後は、文部省の官僚のお話と会議。その後、解剖したコシビロの種同定を少しだけ進めて終了。

種同定と言っても学名の決定はできず、とりあえず区別できる形態に便宜的な名前を付けるだけ。

便宜名russoi。第1胸脚に沢山の毛が生えている(下のAkusaと比較すると良く分かる)のが特徴。ただし、この特徴は様々なグループに見られる。


Akusa-1とあだ名を付けられた種。russoiでは毛が密生しているところに、長い毛が4、5本生えていることで区別できる。


もちろん他の形質も調べる必要があるのだが、今回の調査地の種については、これまでに色々な形質について調べて、とりあえず、この形質を見れば区別できることが分かっている。