2011年5月7日土曜日

雌雄差

雌雄差の言葉の定義で、生物学事典と生態学事典で若干の違いがあることが判明。生物学事典では、一次性徴は生殖腺のみで、外部生殖器などは二次性徴となっている。生態学事典では、外部生殖器も一次性徴に含んでいる。私は、生態学事典の定義を使っていた。混乱するとマズいので、発表のときも少し触れる。


スライドがどうにか完成。あとは、余裕があれば、無駄な写真を入れていくが、、、。


せっかくなので、地理分布も触れてみる。余計に分かりにくくなりそうだけど。


明日からは、青色ダンゴムシ。そして、スロヴェニア版も、、、。

2011年5月6日金曜日

性的二型ですが

系統樹が完成。


そして、地図を作ったり。


詰めのところで悩んでいると、何だか悪寒が、、、。系統地理の発表だったかな?ということで調べたら、、、性的二型だった。やってしまった。メスについては全く手つかずの状態。

そうそう、メスの種類を特定するためのDNA解析をしたんだった。また、ゼロからスライドを作り直し。本格的にマズい。

2011年5月5日木曜日

働かないアリ

匍匐前進が続く。続いているので、終わっていない。

時間的余裕は全くないのだが、GWっぽいことを何もしていないので、本ぐらいは読もうということで、楽に読めそうな本を一冊。


働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

とても面白かった。お勧め。

進化に関する基本的な記述はあるが、進化についてきちんと理解してから読んだ方が、より面白さが理解できると思う。例えば、働きアリは全てメスで、女王アリを世話することに徹し、自分では卵を生まない。実はこれ、進化上ではとても不思議なことだけど、疑問に思わない人は、こちらを読んでから、この本を読んだ方が良いと思う。

アリを中心に社会性昆虫の最新の話題を分かりやすく紹介している。やはりメインは、タイトルにもなっている「働かない働きアリの意義」である。

筆者らはアリを飼育観察した結果、働きのアリの中には働かない個体がいることを発見した。彼女らは何の為に存在するのか?ただの怠け者?それとも、、、。そこで、働かない個体ばかりで巣を作ってみると、、、一部の個体が働き始めた。逆に、働きものばかりで巣を作ると、今度は、一部の個体が働かなくなってしまった。これは人間社会でも知られており、「2:8の法則」や「パレートの法則」と呼ばれている。

では、なぜ、働ける能力を持っているのに働かないのか?そこで登場するのが、「反応閾値」という概念。反応閾値とは、個体が、ある刺激に対して行動を起こすために必要な刺激の量、のことで、これこそが、社会性がうまくいくとても重要なことであると、筆者は主張する。

例えば、幼虫に餌をあげる、という仕事があるとする。ある個体は、1匹の幼虫が「くれ」とせがむとすぐにあげる、つまり、反応閾値が低いとする。一方、ある個体は、30匹の幼虫が「くれ」とせがむと、しょうがないあげるか、と行動する、つまり、反応閾値が高いとする。

すると、当然、最初は少数の幼虫が「くれ」とせがむので(お腹の空き具合に個体差があるので)、反応閾値の低い個体が餌やりをするが、彼女だけでは対応しきれず、腹を空かせた幼虫はドンドン増えてくる。すると、とうとう30匹の幼虫が「くれ」とせがむ。そうなると、反応閾値の高い個体が応援に駆けつける、ということである。

皆で一斉に働いた方が良いのでは?と思うが、一斉に働いてしまうと一斉に疲れてしまい、それが進化上不利益を被ると考えられているそうだ。例えば、卵の世話などは短い時間でも休んでしまうと致命的なダメージを受ける。したがって、普段は働かず、ここ一番で活躍してくれる存在は不可欠ということ。

他にも、「同じ社会性昆虫でも、アリ、ハチ、シロアリでは繁殖様式が異なるため、巣内の遺伝的多様性が異なり、それが社会性維持にどのように影響するのか」、「遺伝的類似性に基づく娘と母親の対立」、「雄の存在意義」、「ある意味不死身のシロアリの女王」、など、とても勉強になった。

人間の会社のように上司がいなくても、効果的に社会性が維持される社会性昆虫の世界(女王は指令を出さない)。最近はあまり上手く回っていない会社が多い気もするけど、、、。そういえば、踊る大走査線2のテーマは、上司を置くピラミット型組織と、個体が判断する並列型組織の対決、、、人と社会性昆虫の対決だと思って観ると面白いかも。

そして、最後に、考えさせられる一文が。教科書を読む際には、「何が書いてあるかを理解する」だけでなく、「何が書かれていないのか」を読みとることが大事であると。新しいことを発見するのが科学なので、教科書を読んで、「何が分かっていないのか」を見つけなければ。

2011年5月4日水曜日

見えない

終わりが見えない。整理したら、撮り直したい画像を多数発見。そして、色々と気になることも、、、。細かな修正は、スロヴェニアで、ということで土壌動物学会は極力このままで乗り切る。

発表のイメージが固まらないことには、修正のしようがない。ということで、とりあえずスライドを作ってみることに。



ん〜。何だかパッとしない。

MLの解析が終了。結果は良好。次いで、ベイズを始める。


金曜日締切の書類が手つかずのまま放置されている。ずっと、気になっていたが、、、見えないフリをしていた、、、無駄だった。

茨城のトある海岸のお話。震災で津波をまともに受けたらしいが、先日、青色ワラジムシがいたらしい。電話で教えてもらっていたが、個人的にはとても興味深い。

今回の震災における海水の物理的な移動と土壌塩分濃度の上昇が土壌動物相に及ぼす影響の解明は重要課題で、今度の土壌動物学会でも議論されるとか、、、。本来、海岸に生息するハマダンゴムシに影響ないのは想定内としても、オカ、ワラジ、そして、コシビロもいたのは大事。そして、この調査地で、とっても重要なのは青色個体がいたこと。オカやワラジだけだど、津波の後、どこかから侵入した可能性があるが、青色個体は局所的な分布をするのでその可能性はかなり低い。やはり、群集が生き残ったのだろう。

話が飛躍し過ぎるが、海水を被ってもある程度生きられるなら、ワラジムシ類は海流分散できるかな。系統地理を扱う人間としては、考えさせられる。

2011年5月3日火曜日

追い込まれた

SEMを発表用に整理。予想よりもかなり時間がかかっている。今日で終わるはずが、明日で終わるかどうか。撮り直しも結構ある。





結構、追い込まれた状況に、、、。

昨日、PAUPを作動させているPCのコンセントを抜いて帰ってしまった。また、ゼロから始めることに、、、。

2011年5月2日月曜日

分かる?

科研、ダメでした、、、。純粋な分類学では勝負にならないのだろう。これからはもう少しひねりを。

一通りSEM撮影(第一弾)が終了。ぼちぼちスライドを作り始めて、足りない分を撮影していく。


これらが何か分かる人はほとんどいないと思う、、、。

昨日のホットスポット最後の楽園、個人的には面白かった。キット、専門家は色々と間違いに気づくのだろうけど、エンターテイメントの範疇なので仕方ないと割り切る必要もあるかも。

骨子は、「ニュージーランドは2000万年前に海底に沈んだ」⇒「陸上の動物は絶滅」⇒「空を飛んできたり、流木で流れついた動物達がニュージーランドの動物相を形成する」⇒「ほ乳類がいない」⇒「強力な捕食者がいない」⇒「鳥が飛ばなくなる」、という感じ。そもそも、鳥は空を飛ぶのに大きなエネルギーを使うので、天敵がいない、など条件が揃えば飛翔能力の退化は起こりえる。

キーウィも可愛かったけど、ずんぐりむっくりのカカポがとても可愛かった。そして、最後は、そんな飛ばない鳥の楽園に、人が捕食性ほ乳類を持ちこんでしまい、絶滅の危機にさらされていることを指摘していた。いわゆる外来生物問題だけど、きちんと進化の視点から説明していたので、とても良かったと思う。

外来生物問題では、弱者が食われて当然と誤解されないように、進化をする時間がないことが問題、だときちんと伝えなければならない。そのまま授業に使えそうだった。

天皇賞は録画しておいて正解だった。家に帰る余裕はなかった。レースのレベル自体は低いかも知れないが、観ていて面白かった。超スローに流れたので、途中、人気のトゥザグローリーが先頭に出たり、これまた人気のローズキングダムがスゴい勢いでまくったりと、観ていて笑ってしまった。最後の、善戦マンだったヒルノダムールとダービー馬エイシンフラッシュのたたき合いは見応えあった。結局、事前の予想通り、4歳は強かった、ということで落着。大阪杯からの天皇賞勝ちは珍しい気がする、、、。

2011年5月1日日曜日

未確認

SEM撮影と解剖の続き。全て終わらず。

形態と分子データを見比べたところ、石垣と鹿児島に分子を調べていない種がそれぞれ1種いることが判明。これについては、今回の発表では触れられない。とりあえず、これまでの結果、沖縄と九州のコシビロは8種(+2種)が認識されたことになる。うち3種は取扱いに悩むが、他は独立した種として扱って問題ないだろう。

専門家によると色々と間違いがあるようだが、NHKらしく映像がスゴい、ホットスポット最後の楽園。HPで動画が観られるけど、セラードの出だし、シロアリの巣のヒカリコメツキはスゴい。

ここで言う、ホットスポットとは、生物多様性は高いが絶滅の危機にさらされている地域のことで、日本は全域がホットスポットとして指定されている。新聞欄では、昨夜の放送は日本ということで、楽しみにしていたが、総集編だった。本番は6月か