2012年8月8日水曜日

キクイムシ

ソーティング×2(10/18)。色々と雑用で終わった。

昨日は、季節外れの卒論発表会。どうにか無事に終了。

そして、関東のトある大学の学生が、わざわざ研究室を訪問してくれた。ダンゴムシについて興味深い話を聞いた。研究にまで発展したら良いけど。

キクイムシの研究をしているとのことだったので、菌を培養する昆虫のことかと思ったけど、等脚目にキクイムシという種類がいるのだとか、、、知らなかった。

一昨日、再度、夜中に大学構内をウロウロ。先日、♀×2発見した場所で、♂×2を発見した。

2012年8月6日月曜日

ハマった

Umi-1〜5のピットフォール回収。別隊がHisayama-1〜3とKoga-1、2を回収してくれたので、2012年夏は終了。

土壌動物の研究で最もやっかいなのがソーティング。作業自体は楽なのだが、つまらい。しかし、これを後回しにすると、やる気がどんどん薄れ、結局、結果がでないという最悪の事態になる(私はこれを「ハマった」と呼んでいる)。無理してでも、できるだけ早く終えるのが重要。

ということで、ソーティング×2、JoyamaとSasaguriが終了(8/18)。

調査地周辺の伐採木の搬出を行っていた。森林に明瞭に縦ラインが。搬出を効率的に行うための手法なのだが、単純に考えるとマズいだろう、と思うが、、、


これは、なかなか難しい事情がある。

林業が衰退した原因が一つが、海外から安い材が入手できるようになったこと。そして、それが原因で熱帯雨林の伐採が促進されている。で、日本も含め先進国の研究者が熱帯雨林を守るべき、と主張する、という変な循環になってしまっている。

そこで、近年、国内の材を利用しようという気運はあるのだが、どうしても高い。もう少し効率よく搬出できないか、ということで、色々と考えられているようだが、搬出の効率と森林への負荷軽減のバランスは難しいみたい。

そもそも人工林は適度な間伐は必要だし、切るなら利用したいけど搬出は大変だし、と、良いアイデアがあると良いが、、、。

2012年8月5日日曜日

交替性転向反応

ソーティング×2(6/18)。研究室の片付け。カブトムシの交尾環境作り。学生原稿の添削。

成績付けで、レポートを読んでいたら知らない論文を引用している学生がいた。

無脊椎動物における交替性転向反応研究の展開と問題点について
河合 (2011) The Japanese Journal of Animal Psychology, 61: 83-93

交替性転向反応に関する研究の総説。とても勉強になった。

交替性転向反応とは、連続分岐点において、動物が前の分岐点とは異なる方向に曲がる傾向のことで、ワラジムシ類を使った迷路実験で簡単に観察することができる。

ちなみに、この現象はワラジムシ類だけでなく、色々な動物でも観察ができるのだが、実は脚のないゾウリムシでも観察できるのは興味深い。

ホントに参考になるのだが、謝辞をみると、卒論を改訂したものらしい、、、スゴい。

1)自発的交替行動(SAB)。ラットをT字迷路に入れ「右」に曲がったとする。再度、同じ迷路に入れると「左」に曲がる行動をとりやすく、これをSABと呼ぶ。これは、後の実験で、「右」の次に「左」に曲がるのではなく、「右」ではない新規の方向に曲がる、のようなラットが自発的に曲がる方向を決定していると考えられるようになった。交替性転向反応は、前に曲がった方向の外的刺激により次の曲がる方向が決定するので異なる現象として扱う。

2)迷路実験の際に注意すべき変数(これはとても勉強になった)。迷路実験には注目すべき変数が4つある。その4つは、図のS-Fの距離、F-Cの距離、Fの回数(方向選択の前に同じ方向に曲がる回数)、Fの角度である。


2a:S-F)甲虫幼虫で、S-Fの長さが長くなるほど交替性転向反応の出現が増加する。ワラジムシ類ではこの現象は確認されていない。

2b:F-C)F-Cの距離が長くなるにつれて交替性転向反応の出現が減少する(長くなると逆方向に曲がらなくなる)。ただし、この解釈として、距離(作業量)と時間のどちらが影響しているのか、については議論が多くされている。

2c:Fの回数)ワラジムシ類では、同じ方向に曲がる回数が多くほど、選択的な曲がり角では逆に曲がる。

2d:Fの角度)Fの角度が急なほど交替性転向反応が強く現れる。

3)交替性転向反応のメカニズムとして3つの仮説がある。 一つ目は、反応静止の理論で、動物がある反応を起こしたときには、その反応を抑制するような作用が生じる、というもの。F-Cの距離やFの回数などは、これで上手く説明できる。

二つ目は、走触性である。ワラジムシ類は壁と接触しながら前進する傾向がある。また、分岐点にさしかかった場合、それまで接触していた壁側の方向に斜めに移動する傾向にある。結果、分岐点の度に反対の側面が接するように歩くことになる。ただし、壁のない状況でも交替性転向反応がみられることもあり、完全には説明できていない。


三つ目は、現在最も主流の左右の脚の作業量差にを均等にする(BALM)、というもの。星(1958)は、ベルトコンベアでフナムシの左右の作業量を変化させる実験を行った。また、Hughes(1985)は、3回強制的に左に曲がらせ、次いで、右に1回曲がらせた後、曲がる方向を選択させる実験を行った。単純に逆方向に曲がるのであれば、左に曲がるが、結果は、右に曲がった。つまり、左×3の負荷が右×1では相殺されないためであり、BALMの予測と一致する。

4)実験計画、および、他の研究との比較には、上記の変数を注意すべき。森山はオープンフィールドにおける行動をBALMで議論しているが、迷路実験の結果をそのまま利用するのは慎重を要するべき。ワラジムシ類はBALMで説明であるが、脚の無い動物なども交替性転向反応を示しており、様々な動物を含めた包括的な議論をすべき。

迷路実験で注意すべき変数は非常に勉強になった。学生実験の課題などでこの変数を変化される実験をやったら良いかも。ワラジムシ類だけでなく、他の動物の記述も豊富。Hughes(1985)とか星(1958)の実験アイデアも単純だけど、とても面白い。

写真を見る限りでは、筆者達は迷路作製にレゴブロックを使っているのか?

必読論文。

2012年8月4日土曜日

外の血

免許状更新講習軟禁の合間に裏山にピットフォールの回収。涼しい時間に行きたいが、急遽連絡がくると困るので暑い昼休みに。

トラップがかなり壊されており、がっかり。動物が活発に動いているのだろう。そのままの勢いでソーティングして、ラベル書き。2012.8.4、、、免許状更新講習軟禁は明日だった。朝の連絡がなかったので不思議だったのだが。

合計で4地点のソーテイングを終える(4/18)。

今年はカブトムシの飼育をしない予定だったが、来年もそれなりに需要がありそうな気も。一応、飼育をしておこうかと。現在の飼育個体は、2世代近親交配が続いているので、そろそろ外の血を入れてみようかと思い、昨夜、ウロウロ探してみた。

2年前に発見したシマトネリコ。新しい傷は見当たらなかったので、今年はきていないのかも。学生情報をたよりに大学内で探したら、見事に♀×2を発見。

2012年8月3日金曜日

KogaとHiasayama

Koga-1、2とHisayama-1〜3にピットフォールを設置。カメラやロガの状況が混乱してきたので整理。

ロガの状況
Koga-1、ロガ5、壊れで現在なし
Koga-2、ロガ10、データ回収
Hisayama-1、ロガ7、データ回収と電池交換
Hisayama-2、ロガ11、新しく設置(13:48)
Hisayama-3、ロガ8、壊れで現在なし
昨日の分
Sasaguri-1、ロガ1、データ回収と電池交換
Sasaguri-4、ロガ4、データ回収と電池交換
Sasaguri-6、ロガ9、データ回収

カメラの状況
Koga-1、データ回収
Koga-2、データ回収、壊れで現在なし
Hisayama-1、新しく設置(左上)
Hisayama-2、新しく設置(右)
Hisayama-3、データ回収
Hisayamaに使用しているカメラの方が良さそう。

共同研究者がハチに2カ所刺されてしまい、気分が悪くなるというアクシデント。やはり、ハチは恐い。そして、暑かった。

明日は、免許状更新教習で朝から軟禁。途中、抜け出して、裏山登山をしてしまう。

タヌキ。


ネズミ。

2012年8月2日木曜日

スゴかった

Sasaguri-1〜7のピットフォール回収。データロガの電池も交換してみたり。


体操はスゴかった。寝不足で、山に登って、帰ってきたときにはぐったり。これで私のオリンピックは終わった。

ほぼ満杯状態の8月。急遽、和歌山調査の予定をねじ込むことなりそうだが、、、大丈夫か。

親指はまだ違和感があるが、だいぶ良くなった。重傷ではなかったらしい。

2012年8月1日水曜日

痛打

授業×1。テストをやってこれで前期の授業は終了。

台風の直撃はないと判断し、裏山にピットフォールを設置。暑さのせいか予想以上にキツかった。滑りそうになり木を掴もうとして、親指を痛打。今だに痛みは引かず。

頂上間近の尾根にカエルがいた。ヤマアカガエルかな?