2011年11月2日水曜日

しでむし

先日の特別セミナーの時に頂いた本。セミナーをして頂いた永野さんの博士論文の一部で、ご本人が監修も行っている。


しでむし

アマゾンでも評価が高い。絵本だけど、絵のタッチも内容もなかなかシュール。

主役はヨツボシモンシデムシという、夫婦で子育てをする昆虫。絵本にありがちな理想世界の話ではなく、現実の自然をありのままに描いている。

昆虫を食べることで成長するあかねずみ。そのあかねずみも寿命がきて、とうとう死ぬ。その遺体を食べに集まるハエ、そして、ヨツボシモンシデムシ。

ヨツボシモンシデムシは、その遺体を丸め、土の中に産め、そして、そこで夫婦揃って子育てを行う。そして、親の役割を終えた父親は、いち早く遺体の側を離れ、新しい遺体を探しに、、、しかし、その途中であかねずみに食べられてしまう。

また、ヨツボシモンシデムシの体にはダニが付着している。ダニもまた、ヨツボシモンシデムシに付着し、遺体のある場所に移動することで、子孫を残している。

適切な死が新たな生を生み出すことを教えてくれる。生き物を殺さずに守ることだけが、保全ではない、と痛感する。安易な動物保護論者に感想を聞いてみたい。

ニュースで子育てを放棄した親の話を良く聞くけど、ゴキブリやシデムシは決してそのようなことをしない。ふと、そんなことを思った。

一読の価値あり。

朝から妙に体調が悪かった。こんな日に限って1限に授業が、、、。途中、トイレに脱出したりしたが、1時間ほど経過したところ、「限界なので、これで終了」と最終兵器を投下してしまった。午後になるつれて徐々に回復。

Burmoniscus論文と青色ワラジムシ論文がともに共同研究者から戻ってきた。私のところで渋滞。このままでは名ストッパーになってしまう。両方とも週末で決着つけなければ。

2011年11月1日火曜日

スタンプ

授業と授業の準備、ちょっとだけBurmoniscus論文の修正。

中学校の先生から進化の良いネタがないかと相談。色々と話してみるが、ナカナカ妙案が浮かばず。単純過ぎても、複雑過ぎても、といったところが難しい。

朝、コカコーラの自販機でコーヒーを買ったら、当たった。


蓋を開けると、


小さなコクの微糖が入っている。左が普通サイズのコーヒー。


スタンプで、


お疲れさま、と。


上部から、じょーじあ、って音声が流れてるのだが、早くも壊れた。

2011年10月31日月曜日

授業と授業の準備で終了。

授業では、将来、小学校の先生になるけど、大学では理科の勉強はしません、という学生に生物を教えることに。

小学校の先生は野外の生物観察が苦手らしいんで、手始めに「昆虫採集して、体を観察してみましょう!」と。「大学生にもなって昆虫採集なんて、やってられませんオーラ」が出るかな、と思ったが、積極的にやってくれた。

花の観察も同時に。そもそも花って何?という話も。必須知識ではないかもしれないけど、個人的には、どうしても理解して欲しかったので、ちょっとだけ詳しく説明することに。

しかし、理科を避けている学生なので、出来るだけ分かりやすく説明してみようと挑戦。「生物って父親と母親から遺伝子もらうから、同じ遺伝子を2個持ってるわけよ。で、その遺伝子を子にそのまま渡したら、別性も2個渡すから4個になるでしょ。すると孫は8個、、、マズい、よね。だから、子に遺伝子を渡す時に、遺伝子を半分、つまり、細胞内に遺伝子を1個にしてから渡しているわけ。で、それを配偶子と読んでるの。」と説明してみた。


で、「動物の配偶子が精子と卵子なわけで、植物では、精子に対応するのが花粉で、おしべで作られ、卵子に対応するのが、卵嚢の中の卵母細胞でめしべで作られるわけ。つまり、花って生殖器官なの。」と。

植物って生殖器官むき出しにしてる変な生き物だよね、で、「花がキレイ」とか言うヒトいるけど、動物を研究者している私には「交尾器がキレイ」って聞こえちゃうわけ、、、これは言ってない。

なぜ、こんなことを伝えたかったのかというと、オスの配偶子は小さいので(オスの定義は配偶子が小さいこと)沢山つくることができる、というか作る必要がある。したがって、基本的にオスの生殖器官であるおしべの方が、メスの生殖器官のめしべよりも数が多くなる。観察のとき良く分からなくなったら、これを思い出して、と。

アサガオのおしべとめしべ。1個しかない丸い(赤矢印)のがめしべで、沢山ある細長い(青矢印)のがおしべ。


ツワブキ。秋に咲く代表的な花。これも観察してみた。丸い(赤矢印)沢山あるのがおしべ?

実は、赤矢印を筒状花といい、青矢印を舌状花といい、それぞれが花。つまり、沢山の花が集まって一つの花が出来ている。したがって、それぞれにめしべとおしべあるんだろうけど、ナカナカ観察が難しそう。これはキク科植物の特徴なので、花の観察にキク科植物(タンポポやヒマワリ)を使うのは気をつけてね、と。

2011年10月28日金曜日

琉大のう

どうにか終了。明日は雨の中の観察会になりそう、、、。土壌動物は難しそう。

VGAコネクターの入力端子が、以前のPCと違うことを博多駅について気づいた。急遽、購入することに。


ホント、世の中には才能あふれるヒトはいるもので、私は知らなかったけど、色々なところで話題になっているらしい、琉球大学農学部亜熱帯生物資源科によるAKB48完全コピー、、、すごい。

こういうのって中途半端にやると見てる方が恥ずかしくなるけど、笑いながら見られるレベルに仕上げてしまった、彼らのセンスに感謝!

ダンゴム

特別セミナーは無事に終了。スライドの完成度がスゴかった。

ダンゴムシ+ガンダム=ダンゴム。ちょっとだけ見たが、ナカナカ面白そう。ダンゴムが、昆虫界のレアル・マドリードこと、ムシクロス帝国(ガブトムシ)と闘う話らしい。

カブトムシに「テメーラ誰に断ってムシって名乗ってんだ?」、「ホントはエビの仲間のクセに!」と虐められてる、、、

アマゾンでダンゴムの漫画を探したら、Tシャッツを発見してしまった。ナカナカ可愛い。


OrangeAce(オレンジエース)Tシャツ「ダンゴムシ」ベージュ

世の中には色々な才能があるものだ。パクリキャラ、ガンゴムシでも作ってみるか。

今日は、自分が話す番だけど、未だにまとまらず。1時間なのに、スライドがすでに100枚超え、、、


企業、環境関係のヒトが来る、ということなので、アセスメントの話も入れた方が良いのかな、とか。皆さんが知っているダンゴ・ワラジは外来種ですよ、と。


私の居る大学周辺。裏山はナカナカ良い森林。


私が赴任する前の卒業研究で、ダンゴムシ相が調べられている。すると、キャンパス内には、外来種(赤)、裏山には在来種(青)が分布していることが分かる。これを使って環境を評価できるかも、と。


一人でも「調べてみたい」と言ってくれれば成功、、、ただし、「調べてほしい」と言われるのはマズい。

ボチボチ、出発。

2011年10月27日木曜日

改訂

明日のシンポジウム、参加予定者の情報を頂く。

予想通り、人数は少ないのだが、「企業、環境関連団体、自治体からの参加者が多く」とのこと。平日の昼間にどんな人が来るのか分からなかったが、結構細かい話もする必要がありそう、、、。ちなみに、休日だと、子ども連れとか、虫好きの人とかが多かったりする。

ということで、これから、ほぼ全面改訂に、、、。

2011年10月25日火曜日

篠栗毎木

ヒノキ林の毎木調査、4地点(Sasaguri-2、5、6、7)を終えた。涼しくて楽だった。

2カ所で同様の糞を発見。鹿ではなさそうなので、イノシシか?


何やら種が。


私には全く分からない。共同研究者によると、可能性としてはアケビムベかな?と。別の地点で(糞は発見できない)、キレイに実が食べられたアケビを発見。


でも、、、アケビの種とは違う気もするが、、、。いずれにせよ、こうやって果実を動物が食べることで種は遠くへ運ばれる。大きくて目立つ果実は、このように種子を遠くへ運ぶための役割を担う場合が多い。

動物に食べられないと発芽できない種子もあり、このような種子の場合、動物が絶滅すると、植物も絶滅する運命となる。ドードーとタンバラコクの関係が有名(怪しいらしいが)。