午前
・標本整理
・論文書き
午後
・論文書き
今月中には終えてしまいたい論文書き、、、報文だけど。
あまり手を出したくないと思いつつも撹乱環境で普通に見つかるのでやらないと、思いを巡らしているLucasioides。
Kwon(1993)によって設立された属で属の表徴の一つとして、第2-4胸節のnodulus lateralisが、他の節に比べて内側に生える、ことがある。
で、日本産土壌動物(青木, 2015)に掲載されているLucasioides属の16種の記載論文を確認すると、8種はこの形質を持っていない、、、。
種同定では、頭部、epimeron(胸節側縁部)、雄の第1腹肢外肢、雄の第7胸脚の形態が特に重要となる、、、と思う。
Lucasioides cf. sinuosusとして報告する予定の雄の第1腹肢外肢、雄の第7胸脚。
腹肢外肢(左)の末端に凹みがある。
Lucasioides cf. gigliotosiとして報告する予定の雄の第1腹肢外肢、雄の第7胸脚。
前者とは腹肢外肢(左)の末端の形態が異なる。
しかし、頭部やepimeronの形態は微妙で、種名の確定とはいかない状況。種名を確実に決定するには、全種の再検討が不可欠だろう、、、いつになることか。