2012年2月6日月曜日

濃縮

今日もお絵描きの続き。

昨日のと、ほとんど違いが無い。この仲間は、胸脚の形質は種分類に使えないだろう。


Yahooトピックで紹介されていた。


知り合いの名前が載っている。土や落葉に放射性物質が付着しているのは確実なので、それを食べるミミズから見つかるのは、ある意味当たり前。ミミズの体内、というのがどこを示しているのかが大事かと。消化管内でのみ検出されたのか、それとも、細胞内や特定の組織に取り込んでしまうのか。前者であれば、想定内かと。

そして、生物濃縮の問題。まず、自然界におけるミミズの被食率が分かっていないと思うので、推定すらできないかと。土壌動物学の世界なんて、こんなモン。ホントにごく一部しか研究されていないわけで。調べたミミズの種類も良く分かっていないんじゃないかと。分かる種を調べたのかも知れないけど。

とは言え、少し考えてみる。ミミズによる土壌の放射性セシウムの濃縮効率ってどんなもんなんだろう。上記のように、消化管内でしか検出されないとなると、大半の土や落葉を食う動物は摂食効率が悪くて、沢山食べてはみるものの、その大半を排泄するのが普通なので、ほとんど濃縮はされない気もする。

一方で、ダンゴムシなどでは、重金属を体内に濃縮することが知られており、そのような性質があると、高次レベルの生物濃縮も現実味を帯びてくるかも。ただ、水域生態系に比べると、陸、とくに、土壌生態系では、食うー食われるの関係は緩やかと考えられているので、あまり深刻な事態にはならないと思う。希望の意味も込めて。まず、土壌に付着している放射性物質よりも、生物濃縮された方がマズい、ということはないと思うけど、、、。

生態学会で聞いてみます。