2013年12月19日木曜日

恐竜

卒論のデータについて悩んだ後、ゼミで本読み。

恐竜の話。とても勉強になった。爬虫類が大きく二つに分かれ、一方が鳥、恐竜、現世爬虫類へ、もう一方が哺乳類へ進化した。

恐竜は、中生代に生息していた爬虫類全体を指すのかと思っていたが、厳密な定義の恐竜は鳥盤類と竜盤類と飛ばれるグループを指し、凶暴なイルカみたいのは含まれない。

また、恐竜が大繁栄したのは中生代のジュラ紀と白亜紀なのだが、その前の古生代の終わりから酸素濃度と気温が低下し、地球上の生物がほぼ絶滅するという超大絶滅時代をむかえる。

で、どうして、恐竜はこの大変な時代を乗り越えることができたのだろうか、、、。

どうも恐竜(一部?)は温血動物であったようで、気温の低下に耐えられたと考えられているようだ。また、面白かったのが、現世爬虫類は体の側面から足が出ており、歩行のためには体をクネクネ動かさないといけないので、(私にはメカニズムは不明だが)歩行の際に呼吸がしづらい(できない)のだとか。


それに対し、恐竜は、現世哺乳類と同様に体の下面に足が出ており、クネクネせずに歩けるので、歩行中も呼吸ができたと考えられている。この性質が低酸素下で生きる上で重要であったのだろう。

また、これも低酸素と関係があるのだが、恐竜の心臓は2心房2心室だったらしい。これは別に良いのだが、現世ワニも2心房2心室なのだとか。爬虫類は2心房1心室と習った記憶があるが、例外も多々あるのだろう。

ちなみに、哺乳類と鳥類の心臓は2心房2心室であるが、これは独立に進化した形質であり、この形質に基づき、鳥類と哺乳類が系統的に近いと勘違いしてはいけない。

午後は、1時間ほど会議に拘束された以外は、卒論の相談で終わった。

初めてのロジスティック回帰に色々と悩む。