洗い物の続きを少して、屋久島サンプル処理。
目が完全に消失したワラジムシ類を発見。
コシビロサンプルがとうとう3000個体を超えた。
合間に美術コースの卒業生とお話したりとかして、平和な一日だった。
2013年3月29日金曜日
シンナー風
今年度締切の書類提出と新年度早々任務の準備と確認でクタクタ。
島根報告書は無事終了、、、実は少し勘違いしていたことが判明。良い方に勘違いしていたので問題ないが。
午後は、実験室に取り残された標本の片付け。シール剥がしというシンナー風の薬品を付けて地道にサンプル瓶のラベルを剥がしたりとか。
こんなことをしていると、顕微鏡を覗く気力が失せてしまい、年度末の後片付けの日にすることに、、、ということで、久しぶりに自炊。結構、スッキリした。
あと、ササラダニ論文を読んでもらうために送信。で、土壌動物学会の参加名簿作り、、、まだ6名のみだけど。
明日は顕微鏡を久しぶりに覗くかな。
島根報告書は無事終了、、、実は少し勘違いしていたことが判明。良い方に勘違いしていたので問題ないが。
午後は、実験室に取り残された標本の片付け。シール剥がしというシンナー風の薬品を付けて地道にサンプル瓶のラベルを剥がしたりとか。
こんなことをしていると、顕微鏡を覗く気力が失せてしまい、年度末の後片付けの日にすることに、、、ということで、久しぶりに自炊。結構、スッキリした。
あと、ササラダニ論文を読んでもらうために送信。で、土壌動物学会の参加名簿作り、、、まだ6名のみだけど。
明日は顕微鏡を久しぶりに覗くかな。
2013年3月28日木曜日
寄贈
年度末閉め切り書類を色々と提出。合間に新しい研究機器についてのお話。スゴかった。
ササラダニの最後のデータを学生から受け取る。これで、サソリモドキ、ササラダニ、ともにデータは揃った。ササラダニは、明日、原稿をビックネームに送りたいが。
久しぶりに標本でも観察するかと、棚を整理してたら、、、某大学博物館に保管されているベキ標本が。借り物ではなく、私が寄贈した(する)物。送るのを完全に忘れていた。ということで、急遽、標本の発送準備。
島根報告書を修正しつつ、入学式の日の業務内容を調べたりとかしてたら一日が終わった。
昨夜、たまたま観た、嵐の明日に架ける旅、という番組。茨城県のつくば市に大野君が行って色々と、、、という内容。あっ、これか、と。じゅじゅちゃんも映るのかな、と思って、観てたけど、生物班はあっさりと終わってしまった。時間差ヨウ素デンプン反応は面白かった。
ササラダニの最後のデータを学生から受け取る。これで、サソリモドキ、ササラダニ、ともにデータは揃った。ササラダニは、明日、原稿をビックネームに送りたいが。
久しぶりに標本でも観察するかと、棚を整理してたら、、、某大学博物館に保管されているベキ標本が。借り物ではなく、私が寄贈した(する)物。送るのを完全に忘れていた。ということで、急遽、標本の発送準備。
島根報告書を修正しつつ、入学式の日の業務内容を調べたりとかしてたら一日が終わった。
昨夜、たまたま観た、嵐の明日に架ける旅、という番組。茨城県のつくば市に大野君が行って色々と、、、という内容。あっ、これか、と。じゅじゅちゃんも映るのかな、と思って、観てたけど、生物班はあっさりと終わってしまった。時間差ヨウ素デンプン反応は面白かった。
2013年3月27日水曜日
2013年3月26日火曜日
HDD
体が軽い。メールを処理して、忘れていた部位のSEM撮影。
で、画像をPCに入れていじってたらフリーズ。で、立ち上がらない。CDを使って立ち上げとかは試していないが、予想していたのであっさりと諦める。
昔のPCを使ってバックアップファイルをいじったりしているうちに、先日、購入した部品とかねじ回しとかが届く。
HDDの取替え方法は、あの薄いAppleの取扱い説明書に書かれているし、Webにも沢山出ているので、それを見ながら、イザ作業へ。
と言っても、ねじ回しを使って、HDDを物理的に取り替えるだけ。あとはTime macineからデータを取り込めば終わり。
午後は、トある新作研究機器についての相談と修論のテーマ相談。島根報告書は一息つける段階まできたかな。明日は違うことができるかな、、、。
で、画像をPCに入れていじってたらフリーズ。で、立ち上がらない。CDを使って立ち上げとかは試していないが、予想していたのであっさりと諦める。
昔のPCを使ってバックアップファイルをいじったりしているうちに、先日、購入した部品とかねじ回しとかが届く。
HDDの取替え方法は、あの薄いAppleの取扱い説明書に書かれているし、Webにも沢山出ているので、それを見ながら、イザ作業へ。
と言っても、ねじ回しを使って、HDDを物理的に取り替えるだけ。あとはTime macineからデータを取り込めば終わり。
午後は、トある新作研究機器についての相談と修論のテーマ相談。島根報告書は一息つける段階まできたかな。明日は違うことができるかな、、、。
2013年3月25日月曜日
最後の晩餐
卒業式でした。用事があったので、祝賀会の途中から参加。
その後、研究室にて、最後の晩餐、、、。あれから2年。見た目は当然、変わらないけど、思い出を色々と話している姿をみると、2年経ったんだなと実感。
明るくて、とても仲の良い世代だった。キット、その明るさがカルイと見られることもあるのかな、と思うけど、明るい性格は、努力してもナカナカ身に付かない、とても大事な才能。上手く活かして欲しい。
そして、今年は初めての大学院修了生も。研究室設立当初から5年間一緒に過ごした人。4年間常に研究室の中心にいてくれた人。皆、出ていきます。
4月から正規の職に就ける人は2名のみで、あとは、みんな不安な日々を過ごすことになるけど、コレばかりは頑張ってもらうしかない。
私が正規の職に就いたのは31歳だった。20代の頃は、不安に思う余裕もないぐらいに必死だった。キット、当人達は、周りの人が思うほど辛くないのかも知れない、、、卒業生や修了生達からはそんな強さも感じる。
去年から恒例になった卒業写真。
旅立つ人たち。
学生は無事に成長、さてさて、自分は、と
とりあえず、島根報告書、ササラダニ論文、サソリモドキ論文、授業が始まって、ぼちぼちしたら土壌動物学会。で、コスタリカ、大急ぎの上半期が始まる。いい加減、加速。
その後、研究室にて、最後の晩餐、、、。あれから2年。見た目は当然、変わらないけど、思い出を色々と話している姿をみると、2年経ったんだなと実感。
明るくて、とても仲の良い世代だった。キット、その明るさがカルイと見られることもあるのかな、と思うけど、明るい性格は、努力してもナカナカ身に付かない、とても大事な才能。上手く活かして欲しい。
そして、今年は初めての大学院修了生も。研究室設立当初から5年間一緒に過ごした人。4年間常に研究室の中心にいてくれた人。皆、出ていきます。
4月から正規の職に就ける人は2名のみで、あとは、みんな不安な日々を過ごすことになるけど、コレばかりは頑張ってもらうしかない。
私が正規の職に就いたのは31歳だった。20代の頃は、不安に思う余裕もないぐらいに必死だった。キット、当人達は、周りの人が思うほど辛くないのかも知れない、、、卒業生や修了生達からはそんな強さも感じる。
去年から恒例になった卒業写真。
旅立つ人たち。
学生は無事に成長、さてさて、自分は、と
とりあえず、島根報告書、ササラダニ論文、サソリモドキ論文、授業が始まって、ぼちぼちしたら土壌動物学会。で、コスタリカ、大急ぎの上半期が始まる。いい加減、加速。
2013年3月23日土曜日
2013年3月22日金曜日
属の分類
島根報告書の準備。思いっきり書いて見直すと、属の分類の問題とか、大半があまり意味がなかったりすることに気づいた。的を得たことを書くのはナカナカ難しい。
ワラジムシ類の研究を始めるまで、この仲間は分類が簡単だと思ってた。しかし、予想以上に難しかった。例えば、いわゆるワラジムシ型の属の分類では、この第1胸節側縁後方の凹みがあるのか、ないのか、というのが重要形質の一つだったりする。
そして、最も厄介のが、noduli lateralesと呼ばれる、胸節背面に生える剛毛の位置。この毛の位置を側縁からの距離とか、後縁からの距離とかの組み合わせて示す方法が良く使われる。島根産の3属4種を測定したみた。
違いがある、というのは分かると思う。
解熱・鎮痛剤が切れても違和感はあるが、普通に生活はできる、という状況まで復活。まだ、飲んでるけど。
ワラジムシ類の研究を始めるまで、この仲間は分類が簡単だと思ってた。しかし、予想以上に難しかった。例えば、いわゆるワラジムシ型の属の分類では、この第1胸節側縁後方の凹みがあるのか、ないのか、というのが重要形質の一つだったりする。
そして、最も厄介のが、noduli lateralesと呼ばれる、胸節背面に生える剛毛の位置。この毛の位置を側縁からの距離とか、後縁からの距離とかの組み合わせて示す方法が良く使われる。島根産の3属4種を測定したみた。
違いがある、というのは分かると思う。
解熱・鎮痛剤が切れても違和感はあるが、普通に生活はできる、という状況まで復活。まだ、飲んでるけど。
2013年3月21日木曜日
島根報告書に向けて画像の整理をするが、あと倍は写真撮影が必要な勢い。これはかなりマズい状況。ペースアップを。
午後は会議に3時間とちょっと拘束。
先島諸島からのオカダンゴムシの初記録
唐沢重考 (2013) フィールドサイエンス, 11: 15-18
が印刷されました。PDFが必要な人はメールを下さい。宮古島からオカダンゴムシが見つかった、という報告ですが。しかし、頑張って作った図が、かなり貧そな画質で掲載された、、、これは泣きたい。これとか、これとか、、、。初稿の時は良かったのに。
来年、京都で開催される国際ダニ学会。発表には行く予定だったが、少しお手伝いすることになるかも、という状況に。
完全に、アウトプット<インプット、になってます。しかも、作業力はかなり低下中。屋久島と台湾のサンプル、まだ未処理。
午後は会議に3時間とちょっと拘束。
先島諸島からのオカダンゴムシの初記録
唐沢重考 (2013) フィールドサイエンス, 11: 15-18
が印刷されました。PDFが必要な人はメールを下さい。宮古島からオカダンゴムシが見つかった、という報告ですが。しかし、頑張って作った図が、かなり貧そな画質で掲載された、、、これは泣きたい。これとか、これとか、、、。初稿の時は良かったのに。
来年、京都で開催される国際ダニ学会。発表には行く予定だったが、少しお手伝いすることになるかも、という状況に。
完全に、アウトプット<インプット、になってます。しかも、作業力はかなり低下中。屋久島と台湾のサンプル、まだ未処理。
2013年3月20日水曜日
Mongoloniscus koreanus
朝から会議。あとは、SEMの整理。まだ結構撮り直しが必要だ。
Mongoloniscus koreanus。北部九州、山口、島根辺りでは普通種と思われる(調査が必要)。Mongoloniscus nipponicus(ヤマトサトワラジムシ)と非常に似ており、種の表徴の一つとして、♂の第7胸節のCarpus(腕節)の凸部がある。
しかし、この形質、二次性徴のようで、小型の♂では見ることができないので注意。ただし、第1腹肢外肢先端の湾入で区別できる。さらに小さい個体だったら、、、。
解熱・鎮痛剤を飲んでいるので、とりあえず発熱はないが、完調にはほど遠いかな。ただ、昨日までは、点滴+解熱・鎮痛剤だったけど、今日は、後者だけでもどうにか。
Mongoloniscus koreanus。北部九州、山口、島根辺りでは普通種と思われる(調査が必要)。Mongoloniscus nipponicus(ヤマトサトワラジムシ)と非常に似ており、種の表徴の一つとして、♂の第7胸節のCarpus(腕節)の凸部がある。
解熱・鎮痛剤を飲んでいるので、とりあえず発熱はないが、完調にはほど遠いかな。ただ、昨日までは、点滴+解熱・鎮痛剤だったけど、今日は、後者だけでもどうにか。
2013年3月19日火曜日
のどの痛み
日曜日の講演は、幼稚園児?から一般の方々まで、幅広い層の方に出席して頂きました。話だけで1時間ということで、ナカナカ難しかったですが、どうにかやれたかな。動きの研究で面白い成果がでると盛り上がるかな。
朝日新聞の下関版で取り上げて頂いたようです。
しかし、私にとっての(ある意味)メインイベントはその後に始まった、、、。
数日前から喉が痛く、過去何度か経験したアレか、と思っていたのだが、講演前日の夜、少し発熱があった。咳はなく、朝になると回復したので、花粉症で発熱ってあるのか、と思い講演へ。3時頃、博物館を出ると、寒気が襲い、下半身全体が筋肉痛、そして、だるい。
体温を測ってみると39℃前後をウロウロ。定期的な喉の痛み、発熱、で調べてみると、扁桃腺炎の可能性が高いと分かり、急患で病院に行く必要は無いなと判断。あと、いつものパターンなら朝になると症状は良くなるので、、、しかし、朝まで体調は回復することなく夜中ずっと苦しむことに。
唯一の救いは、ツバを飲み込むのもシンドイくらい喉が痛いので、ここ2日でプリンとアイスしか食べていないせいか、発熱するとすぐに嘔吐する私には珍しく全く吐き気がないこと。
で、翌朝、病院へ直行。初めての鼻から内視鏡を経験し、のどの写真を見せてもらったところ、のどが赤く腫れている上に(素人には良く分からないが)、全体に白い点々がある。白い点々は細菌による化膿らしい。つまり、細菌感染による炎症が起こっており、症状は結構悪い、とのこと(血液検査でも細菌性であることが判明)。そのまま点滴注入。
今日も朝一で点滴注入。今後、辛かったら点滴注入に来なさい、とのこと。午後にどうしても出席しなければならない会議があったので大学へ。明日も、明後日も、出席必の会議が続くが、、、。
これまでののどの痛みとの関係は今回の診断だけでは分からないが、関係があるとすると2つの事が考えられるそうだ。
1つは、これまで痛みが引いても病気は治っておらず、徐々に悪化し症状が出た。この場合は、今回きちんと治せば、今後は発症しないだろう、とのこと。
もう1つは、そもそも体質的にこの病気を繰り返しやすい場合。この場合、さらに2つが考えられて、1つは扁桃腺の腫れが最初の原因の場合。この場合は、扁桃腺を手術でとってしまえば、今後は再発しない。もう1つは細菌感染が最初の原因の場合で、この場合は、根治の方法はなく、病気の度に抗生物質で倒すしかないらしい。
今日、点滴待ちの際、偶然、同じ大学の先生も訪院。少し、お話してたら、、、20台の頃は治った症状も30台後半になると治らないんだよ、、、と。
ちなみに、色々と溜まっている仕事が、さらに遅れますよ、というアピールです。
朝日新聞の下関版で取り上げて頂いたようです。
しかし、私にとっての(ある意味)メインイベントはその後に始まった、、、。
数日前から喉が痛く、過去何度か経験したアレか、と思っていたのだが、講演前日の夜、少し発熱があった。咳はなく、朝になると回復したので、花粉症で発熱ってあるのか、と思い講演へ。3時頃、博物館を出ると、寒気が襲い、下半身全体が筋肉痛、そして、だるい。
体温を測ってみると39℃前後をウロウロ。定期的な喉の痛み、発熱、で調べてみると、扁桃腺炎の可能性が高いと分かり、急患で病院に行く必要は無いなと判断。あと、いつものパターンなら朝になると症状は良くなるので、、、しかし、朝まで体調は回復することなく夜中ずっと苦しむことに。
唯一の救いは、ツバを飲み込むのもシンドイくらい喉が痛いので、ここ2日でプリンとアイスしか食べていないせいか、発熱するとすぐに嘔吐する私には珍しく全く吐き気がないこと。
で、翌朝、病院へ直行。初めての鼻から内視鏡を経験し、のどの写真を見せてもらったところ、のどが赤く腫れている上に(素人には良く分からないが)、全体に白い点々がある。白い点々は細菌による化膿らしい。つまり、細菌感染による炎症が起こっており、症状は結構悪い、とのこと(血液検査でも細菌性であることが判明)。そのまま点滴注入。
今日も朝一で点滴注入。今後、辛かったら点滴注入に来なさい、とのこと。午後にどうしても出席しなければならない会議があったので大学へ。明日も、明後日も、出席必の会議が続くが、、、。
これまでののどの痛みとの関係は今回の診断だけでは分からないが、関係があるとすると2つの事が考えられるそうだ。
1つは、これまで痛みが引いても病気は治っておらず、徐々に悪化し症状が出た。この場合は、今回きちんと治せば、今後は発症しないだろう、とのこと。
もう1つは、そもそも体質的にこの病気を繰り返しやすい場合。この場合、さらに2つが考えられて、1つは扁桃腺の腫れが最初の原因の場合。この場合は、扁桃腺を手術でとってしまえば、今後は再発しない。もう1つは細菌感染が最初の原因の場合で、この場合は、根治の方法はなく、病気の度に抗生物質で倒すしかないらしい。
今日、点滴待ちの際、偶然、同じ大学の先生も訪院。少し、お話してたら、、、20台の頃は治った症状も30台後半になると治らないんだよ、、、と。
ちなみに、色々と溜まっている仕事が、さらに遅れますよ、というアピールです。
2013年3月16日土曜日
2013年3月15日金曜日
2013年3月14日木曜日
ニッポンヒイロワラジムシ
週末準備。大まかな流れはできた。あとは、分かりやすいように繋ぐだけなのだが、写真が全然足らない。あと2日間で大丈夫か、、、。
午後ちょっとだけ会議。どうしても気になるコシビロを2個体DNA抽出を開始。その後はSEM撮影へ。
Littorophiloscia nipponensis(ニッポンヒイロワラジムシ)。綺麗に標本を作れたと思ったけど、、、割れてる。
午後ちょっとだけ会議。どうしても気になるコシビロを2個体DNA抽出を開始。その後はSEM撮影へ。
Littorophiloscia nipponensis(ニッポンヒイロワラジムシ)。綺麗に標本を作れたと思ったけど、、、割れてる。
2013年3月13日水曜日
2013年3月12日火曜日
2013年3月11日月曜日
2013年3月8日金曜日
セグロコシビロダンゴム
朝一で、先日予想外な結果がでた標本の別領域をシークエンスへ出す。
その後は、合間に少しだけ耕作をしつつ、ずっとSEM標本の準備。うまく作れたと思っても、観察するとヒビが入っていたりと、ナカナカ苦労する。
セグロコシビロダンゴムの頭部正面。
その後は、合間に少しだけ耕作をしつつ、ずっとSEM標本の準備。うまく作れたと思っても、観察するとヒビが入っていたりと、ナカナカ苦労する。
セグロコシビロダンゴムの頭部正面。
2013年3月7日木曜日
ナガワラジムシ
島根サンプルのデータ確認をちょっとして、あと午前中はずっと会議。
会議後、シークエンス結果が帰ってきたので、早速、系統樹を作成したところ、予想外の結果が。コンタミか?領域を変えて試す必要があるか。
で、会議。
3時間ほど拘束された後、島根データの確認を進めて、どうにか送信。まだ、学名調べは続くけど、とりあえず一段落。
Haplophthalmus danicus(ナガワラジムシ)の頭部。SEMで観察すると全然違うが、実体顕微鏡でちょっと観察した感じは、昨日のノトチョウチンと混同してしまう。で、この2種、体表面に色々と付着しており、その掃除をして標本が壊れる、というパターンに落ち入った、厄介もの。
背面に縦隆起があるので、種同定は比較的簡単。日本中に分布しているらしい。触角も独特な形態をしている。画像は後日。
会議後、シークエンス結果が帰ってきたので、早速、系統樹を作成したところ、予想外の結果が。コンタミか?領域を変えて試す必要があるか。
で、会議。
3時間ほど拘束された後、島根データの確認を進めて、どうにか送信。まだ、学名調べは続くけど、とりあえず一段落。
Haplophthalmus danicus(ナガワラジムシ)の頭部。SEMで観察すると全然違うが、実体顕微鏡でちょっと観察した感じは、昨日のノトチョウチンと混同してしまう。で、この2種、体表面に色々と付着しており、その掃除をして標本が壊れる、というパターンに落ち入った、厄介もの。
背面に縦隆起があるので、種同定は比較的簡単。日本中に分布しているらしい。触角も独特な形態をしている。画像は後日。
2013年3月6日水曜日
ノトチョウチンワラジムシ
朝から会議。島根サンプル処理、トある実験機器についての相談、で午前中が終わった。午後は大掃除をして、SEM撮影。
明日は、ほぼ丸一日会議に拘束されそうだ。
不思議な頭をしたワラジムシ類。カッコいい。
横からみるとこんな感じ。
かなり特徴的な形態なので、種は簡単に決定したが、ちょっと問題が残った。
まず種同定であるが、頭部背面に明瞭な突起がある特徴は、Taiti and Ferrara(1989)により記載された、Armadilloniscus hawaiianus、に類似しており、本種でほぼ間違いない。もちろん他の形態も。
問題というのは、この種に非常に似た種、Armadilloniscus notojimensis(ノトチョウチンワラジムシ)、が日本から報告されているだが、その種との関係。この種、元々は、Koshiniscus属、の種として記載されたのだが、Kwon(1995)により、本属はArmadilloniscus属のシノニムとされた。で、A. notojimensis、となった。
さてさて、厄介なのが、A. hawaiianusは♀1個体で記載され、A. notojimensisは♂1個体で記載されており、さらに、私の手元になるのは♀2個体のみ、という状況。ということで、この2種の関係性については不明なまま。
明日は、ほぼ丸一日会議に拘束されそうだ。
不思議な頭をしたワラジムシ類。カッコいい。
横からみるとこんな感じ。
かなり特徴的な形態なので、種は簡単に決定したが、ちょっと問題が残った。
まず種同定であるが、頭部背面に明瞭な突起がある特徴は、Taiti and Ferrara(1989)により記載された、Armadilloniscus hawaiianus、に類似しており、本種でほぼ間違いない。もちろん他の形態も。
問題というのは、この種に非常に似た種、Armadilloniscus notojimensis(ノトチョウチンワラジムシ)、が日本から報告されているだが、その種との関係。この種、元々は、Koshiniscus属、の種として記載されたのだが、Kwon(1995)により、本属はArmadilloniscus属のシノニムとされた。で、A. notojimensis、となった。
さてさて、厄介なのが、A. hawaiianusは♀1個体で記載され、A. notojimensisは♂1個体で記載されており、さらに、私の手元になるのは♀2個体のみ、という状況。ということで、この2種の関係性については不明なまま。
2013年3月5日火曜日
集中力
朝一でDNA抽出し、PCRセットして会議に出席。会議終了後、早速、PCR産物を泳動したところ無事にシングルバンドを確認。ということでシークエンスへ。
とある学生からつくしをもらった。こんな学生はたまにいるのだが、某講座では、この時期は頻繁食べているのだとか、、、。
で、いい加減ペースアップしないとマズい状況になってきたので、タイプ標本観察に没頭。と言っても、あまり観察できる部位はないのだが、、、。
Q. nipponensisホロタイプの第1腹肢内肢。
なんだかんだで3時を過ぎてしまった。学生時代のような集中力だった。なぜ、普段はこの集中力が出てこないのか不思議。
とある学生からつくしをもらった。こんな学生はたまにいるのだが、某講座では、この時期は頻繁食べているのだとか、、、。
で、いい加減ペースアップしないとマズい状況になってきたので、タイプ標本観察に没頭。と言っても、あまり観察できる部位はないのだが、、、。
Q. nipponensisホロタイプの第1腹肢内肢。
なんだかんだで3時を過ぎてしまった。学生時代のような集中力だった。なぜ、普段はこの集中力が出てこないのか不思議。
2013年3月2日土曜日
サイシュウウミベワラジムシ属
島根サンプル決着へ、の一日。
Quelpartoniscusは、サイシュウウミベワラジムシ属、という和名でした(布村(1999)。
雑な合成SEM。
本属は、頭部、第1腹肢内肢、などが重要な分類の形質のようだ。
Q. nipponensisとQ. tsuhimaensisのホロタイプを借して頂いたので、早速、観察をしてみた、、、頭部は、観察不能な状況にまで破壊されている。記載論文では、この2種の頭部の形態は島根サンプルとは異なるようだが、何とも気持ちの悪い状況。
腹肢の方は問題なく観察できるのだが、プラパラート標本の状態でかなり異なって観えてしまうことも判明。
本属の種は、日本以外では、韓国からQ. granulatusが報告されているが、この種とは腹肢の形態が異なるので別種だと思ってきたが、プレパラートの状態の影響かも、と、怪しくなってきた。
終わるのか?
Quelpartoniscusは、サイシュウウミベワラジムシ属、という和名でした(布村(1999)。
雑な合成SEM。
本属は、頭部、第1腹肢内肢、などが重要な分類の形質のようだ。
Q. nipponensisとQ. tsuhimaensisのホロタイプを借して頂いたので、早速、観察をしてみた、、、頭部は、観察不能な状況にまで破壊されている。記載論文では、この2種の頭部の形態は島根サンプルとは異なるようだが、何とも気持ちの悪い状況。
腹肢の方は問題なく観察できるのだが、プラパラート標本の状態でかなり異なって観えてしまうことも判明。
本属の種は、日本以外では、韓国からQ. granulatusが報告されているが、この種とは腹肢の形態が異なるので別種だと思ってきたが、プレパラートの状態の影響かも、と、怪しくなってきた。
終わるのか?
2013年3月1日金曜日
mazzarellii
島根サンプルにたわむれる一日。途中、卒業生が来てくれたので、しばらくお話に没頭。
難攻不落のAgnaridae。
これは、Arcangeli(1927)により、Atami、Nara、Arashiyama、Kobe、Oguri、Okitsu、Moghi、Kirishima、Kagoshima、Makino-oの標本を基に、Porcellio (Lucasius) mazzarellii、として記載された種に該当する(頭部など微妙に違いがあるが、小型のせい?)、ということは分かった。
しかし、この種色々と疑問が残る。本種は後に、Arcangeli(1957)が、Protracheoniscus属にLucasioides亜属を設立した際に、Protracheoniscus (Lucasioides) mazzarellii、として移動された。
で、Kwon(1993)がLucasioidesを亜属から独立した属へ定義することにより、本種は、Lucasioides mazzarellii、になった。
でっでっ、上記したように、関東以西の各地の標本を基に記載されたのだが、斎藤ほか(2000)の日本産目録に掲載されていない。見落としならそれで良いのだが、他の学名が与えられているとなると、その論文を探しきれていない訳で、、、困った。
しかし、世界産目録では、Protracheoniscus mazzarellii (Arcangeli, 1927)、となっており、分布は日本とされている。Kwon(1993)の分類学的な処置に問題があったのか?もう少し勉強が必要。
島根サンプルもだいたい半分ぐらいは決着がついただろうか、、、と思った頃、2種を含むと考えいたコシビロが、実は、、、4種含むことが発覚。ホントか?成長に伴う変異か?とか、疑問が多いので、またまた急遽DNA抽出を始める。
難攻不落のAgnaridae。
これは、Arcangeli(1927)により、Atami、Nara、Arashiyama、Kobe、Oguri、Okitsu、Moghi、Kirishima、Kagoshima、Makino-oの標本を基に、Porcellio (Lucasius) mazzarellii、として記載された種に該当する(頭部など微妙に違いがあるが、小型のせい?)、ということは分かった。
しかし、この種色々と疑問が残る。本種は後に、Arcangeli(1957)が、Protracheoniscus属にLucasioides亜属を設立した際に、Protracheoniscus (Lucasioides) mazzarellii、として移動された。
で、Kwon(1993)がLucasioidesを亜属から独立した属へ定義することにより、本種は、Lucasioides mazzarellii、になった。
でっでっ、上記したように、関東以西の各地の標本を基に記載されたのだが、斎藤ほか(2000)の日本産目録に掲載されていない。見落としならそれで良いのだが、他の学名が与えられているとなると、その論文を探しきれていない訳で、、、困った。
しかし、世界産目録では、Protracheoniscus mazzarellii (Arcangeli, 1927)、となっており、分布は日本とされている。Kwon(1993)の分類学的な処置に問題があったのか?もう少し勉強が必要。
島根サンプルもだいたい半分ぐらいは決着がついただろうか、、、と思った頃、2種を含むと考えいたコシビロが、実は、、、4種含むことが発覚。ホントか?成長に伴う変異か?とか、疑問が多いので、またまた急遽DNA抽出を始める。
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