朝から会議。島根サンプル処理、トある実験機器についての相談、で午前中が終わった。午後は大掃除をして、SEM撮影。
明日は、ほぼ丸一日会議に拘束されそうだ。
不思議な頭をしたワラジムシ類。カッコいい。
横からみるとこんな感じ。
かなり特徴的な形態なので、種は簡単に決定したが、ちょっと問題が残った。
まず種同定であるが、頭部背面に明瞭な突起がある特徴は、Taiti and Ferrara(1989)により記載された、Armadilloniscus hawaiianus、に類似しており、本種でほぼ間違いない。もちろん他の形態も。
問題というのは、この種に非常に似た種、Armadilloniscus notojimensis(ノトチョウチンワラジムシ)、が日本から報告されているだが、その種との関係。この種、元々は、Koshiniscus属、の種として記載されたのだが、Kwon(1995)により、本属はArmadilloniscus属のシノニムとされた。で、A. notojimensis、となった。
さてさて、厄介なのが、A. hawaiianusは♀1個体で記載され、A. notojimensisは♂1個体で記載されており、さらに、私の手元になるのは♀2個体のみ、という状況。ということで、この2種の関係性については不明なまま。