溜まったメールの返事、明日の授業の準備、をしつつ、どうしても気になるコシビロを少し扱う。
色々と問題を含んでいるタテジマコシビロダンゴムシ。本種は、関東から報告があるのだが、南方の撹乱依存種、というのが私なりの結論であり、関東の種をとても疑問に思っていた。
先日、関東のコシビロを研究しているT大学の大学院生が、関東のタテジマとおぼしき種と私がタテジマと信じている種のDNAを比較した結果、大きく異なることが分かった。
先日、コスタリカの帰りに採集してきたので、早速、検鏡したところ、実体顕微鏡レベルでもタテジマではないことが判明。恐らく、関東から報告されているタテジマは、本当のタテジマではないでしょう。以前、島根で見つけた種と同じなのだろう。これはこれで分布が不思議、、、。
背面の模様はタテジマに似てるけど。
夜は、天体の先生が観測会を開催していたので、学生に混じって参加をしてみた。北部九州の大学では最大の天体望遠鏡らしい。
直径40cmの反射鏡が使用されている大きな物なのだが、結構古い物なの、こんな感じに手で動かして合わせる。普段は、顕微鏡でワラジムシ類の頭を観察している学生が、望遠鏡で月を観察中。
半月がきれいに見えた。
土星もこんな感じ。