2013年8月23日金曜日

発狂

関東コシビロの下書きが一通り終わったので、Inkscapeでトレースをしようと、配置とか考えながらポチポチ進めていたら、、、落ちた。一気にやる気が失せる。

あっさりトレースを止める。

重要な種の表徴となると期待していた胸脚の毛の配列に結構な変異があることが分かってきた。例えば、個体によっては左右の脚で違いが見られることもある。ということで、この形質だけ種同定することはできない場合もあるよ、説明するために変異の定量化を目指し、再々度、検鏡を行う。

まぁ、どうにかなるか。あとは、ワラジムシ類分類で最も観察しづらい形質、noduli laterales、を決着つければ観察は終わり。一応、線画にも描いてあるが、SEMも撮影しないと正しいのか不安なので、SEM撮影の準備を始める。

コシビロを横向きにして、金属の土台に載せる。


このSEM用の標本を選ぶのは結構ストレスがかかる。SEMは倍率が非常に高いので、小さなゴミが付いてるとそのゴミが大きく映ってしまう。そこで、できるだけ綺麗な個体を選ぶのだが、ワラジムシ類は体表面から色々な物質を出しているようで、ゴミが付着していることが多い。

で、超音波洗浄機で洗浄をするのだが、やり過ぎると毛が抜けてしまったりと塩梅が難しい。最終的には、ピンセットとか、キムワイプとかで、地道にゴミを採るのだが、、、勢い余って標本が壊れてやり直しとか、綺麗に出来たと思いSEMで観察したらヒビが入ってたりとか、発狂しそうになる。

サザンに助けられている、ここ数日。