明日の中学生実験講座の準備。準備といっても、先週行った2回の実験の一部を取り出して再編成するだけなので、30分ほどで終了。
その後は、トウキョウコシビロダンゴムシのタイプ標本のお絵描き。
トウキョウは、Martensさんという方が横浜で採集した標本に基づき、Budde-LundさんがArmadillo obscurusとして記載した。ちなみに、記載されたのは1885年。
このときに使われた標本は複数あることが判明しており、それらは少なくともヨーロッパの2つの博物館に保管されていることも分かっている。
で、そのうちの1つの博物館に貸出をお願いしたところ、結構、あっさりと貸してくれた。
瓶から取り出してみると、こんな感じ。解剖されているのは知っていたので、それほど驚かない。地道にパーツを探していくと、、、。
頭が2つあった。2個体含まれているのか。
この事実に、多少はビビったものの、そもそも複数標本に基づき記載されていることは分かっていたので、冷静さを取り戻す。
予想よりはパーツが残っており、種同定は十分にできそう。
重要パーツのお絵描き。東京大産と横国大産、どちらがトウキョウか分かったぞ!