2015年12月31日木曜日

今年も終わり

今年も終わり。今年は、沖縄島と奄美大島で結構採集をしたな〜という印象が強い。このサンプル処理にかなり時間を割くことになり、色々なことが止まってしまった。良かったのか、悪かったのか、、、。

年最後の日でも普段と変わらず、シークエンス結果の整理とPDF化を進める。気になっていた種のシークエンス結果も整理できたので、GenBankのデータと比較したら予想外の結果。


面白そうな結果なのでSEMを撮って投稿しようと標本をコーティングしたのに、SEMのPCソフトが動かない、、、。

昨年の大晦日に立てた今年の目標。

・Mongoloniscusの形態変異論文(大学院生と共著)を1月中に投稿(締切)。
・ダンゴムシプロジェクトのwebシステムを3月までに構築して、生態学会で話す。
・Burmoniscus11種問題論文を6月までに投稿。
・日本初記録コシビロとタテジマ疑問種の投稿。

Mongoloniscus論文は一度リジェクトを経て、どうにか11月に受理された。ということでクリア。

ダンゴプロジェクトも無事にクリア。

Burmoniscus論文は海外の研究者にコメントをもらっている段階で止まっている。クリアならず。

コシビロは全く手が出ず。

これらを踏まえて、来年の目標は、

・Burmoniscus論文の受理。
・webシステム+外来種分布の論文化。
・Mongoloniscus生活史(修論)の論文化。
・初記録種×3種の報告。
・オカダン遺伝子の論文化。

オカダン遺伝子以外はほぼデータは取り終わっているので論文にするだけなのだが、、、。

論文以外では、GISに関する研究を大きく前進させたい。とりあえずは、3月の生態学会で発表が最初の場になるかな。

あと1日

休みもほぼ半分が終わり、今年もあと1日となった。

シークエンス結果の整理がやっと半分終わった。休み中に終わるか、、、。

文献PDF化の切断が終わった。こちらはあと1日か。

卒論の相談も少しして終了。

どうだろうかと不安になりながら観たビリギャルが面白かった。タイトル通りの内容で、評論家は絶対に低評価だろうけど、2時間楽しめた。

教育や家族について考えさせるような展開もあるけど、軽い感じにあっさりと終わり、基本的にコメディータッチ。チビノリダーと有村架純は名コンビかも。

有村架純と言えば、あまちゃんは予想を遥かに超えて面白かった。良かったところは沢山あるけど、宮藤官九郎がすごいと再認識させられた(映画は監督はせずに脚本だけにして欲しいが)。ドラマ観てから紅白を観たら泣きそうになるな、、、。

当然のようにワンピース80巻も買った。こんな感じで年が終わりそう。

2015年12月29日火曜日

恒例

シークエンス結果の整理と年末恒例の自炊(PDF化の方)の準備。腰が痛い。

昼食ついでにクライミングに行こう、、、と思ったら、平日であることを忘れており、まだ開店していなかった。

先日送って頂いた標本のDNA抽出を開始して終了。

2015年12月28日月曜日

ソーラーパネル

シークエンス結果の整理。やっと1/4が終わった。休み中に終わらないかも。でも、この結果で報告書を書かなけばならない、、、。

合間に卒論の相談。形態測定の研究。なかなか面白いデータが取れている。あと少しやりたい解析があるのだが、どうやらソフトの限界(?)ようだ。winでしか動かないので試すのも面倒。ということで、途中からRで進めることにした。

市内の至るところで見られるソーラーパネル。


すごい勢いで乱立しているが、電力買取はちゃんとやってくれるのかね。

有馬記念は新しいスターが出て、来年へ楽しみをつないで終了。引退を勝利で飾るのも良いけど、来年のことを考えると、来年も走る馬が勝った方が良い。

ラクビー大学生選手権は4強が出揃った。帝京VS大東文化、明治VS東海大。できれば、明治か東海大が1回戦で帝京と当たって欲しかったが、制度上しかたない。決勝は帝京VS東海大かな。

2015年12月27日日曜日

ノウサバ

シークエンス結果の整理をしながら、飽きたら研究室の掃除。

昼食のついでにクライミング、、、には行かずに、市の北端にある鐘崎へ。

目的は、この写真を撮ること。


魚の干物。ノウサバと呼ばれる、この地域の名物正月料理。何の魚かと言うと、


サメ。この地域はフグ漁が盛んなのだが、そのときに一緒に獲れるサメが材料となっているそうです。このサイトが情報源。

生物の科学「遺伝」2016年1月号の特集は「生態系を観る・測る・守る」で、今後のGIS関係の重要性について色々と書かれており、とても参考になる。

また、本号から「大学入試「生物」を攻略する」という項目ができた。第1回となる本号では「生態系とバイオーム」が取り上げられている。受験生にとってどれほど有用なのかは不明だが、専門家が入試をこのように見ているのか、と感じることができる。

帰って有馬記念を観よう。ラブリーデイかな?

2015年12月26日土曜日

ネット社会

昨年、展覧会をしたコンビが再び、小倉で展覧会をしているようなので、観に行った。


来年は東京デビューだそうです。

大学に行って、シークエンス結果の整理と書籍PDF化の準備をして終了。

とうとう英国にも伝わったようで。さすがネット社会。

大学のロゴを新しくすることにしたのだとか。そして、大学の英語表記も変えることになった。いつものことながら、教員には何も知らされておらず、急に変更になった。

ロゴも英語表記も別にどうでも良いのだが、当然、大学公式の封筒とか看板には、古い英語表記やロゴが書かれているいるわけで、これから全て取り替えることになる。ロゴもデザイナーに依頼したようだが、一体、費用はいくらかかったのだろうか。

その一方で、10数万円のモデル代が支払えず授業を開けない。大丈夫なのか、この大学の運営は、、、。

2015年12月25日金曜日

公聴会

今年最後の授業。

高校の先生をやりながら九州大学で博士号を取得する奥村先生の公開審査に参加する。

会場はJR博多駅の駅ビル10F。会場で3年生に会った。


周りはレストラン街。

人通りの多い1Fにも電光掲示板で公開審査があることが報告されていた。10年以上をかけたヤチグモの研究成果で、とても聴きごたえのある内容だった。


クリスマスの博多駅、大混雑かと思ったけど、それほどでもなかった。

大学に戻って、シークエンス結果を少し確認して終了。

2015年12月24日木曜日

イニシエーション・ラブの映画版

今週まで授業があるのだが、皆さん年末モードに入ったのか、人口密度がやや下がった気がする。

皆がいなくなるということは研究に精が出るので、良い傾向ではあるのですが。

今年最後にして最大の書類書きが先日終わったので少し気が楽になった。今日は、締め切りを延長してもらった書類書きなど、2本を作成して提出。

昼休みにちょっとだけ会議。3年生とも少しお話し。

あと、標本の整理や論文のダウンロードとかして終了。

明日、今年最後の授業。学生は来るのだろうか、、、。

映画にして大丈夫なの、と思いながら、イニシエーション・ラブの映画版を観た。

小説を読んでいたのでネタバレしていたわけだが、トリックは結構良いと思った。しかし、松田翔太と前田敦子に全く感情移入できず、終わりのネタばらしだけを楽しみにしていた、、、。

2015年12月20日日曜日

制覇

来週締め切りの重要書類がいくつか残っているが(うち2つは締め切りを延ばしてもらった)、そのうちの最重要書類に集中してどうにか完成させた。

その後、先日送って頂いたオカダンのビン分けをして終了。

もうすでに結果が出ているはずだけど、武豊の全GI制覇は成ったのかな?録画してきたので、これから帰って鑑賞。

2015年12月19日土曜日

マグカップ

PCR産物を精製のためサーマルサイクラーへ。2時間ほどかかるのでクライミングへ。

大学に戻ってシークエンスの準備。この2、3週間で8plateを処理できた。

重要書類を作成して終了。

昨夜は研究室の忘年会。卒業生も参加してくれた。

マグカップをもらった。


飲み物を入れると、


あと、惑星も(恒星や衛星かも知れないけど)。


帰りに駅で立っていたら、忘年会帰りの卒業生にバッタリ会った。

2015年12月17日木曜日

重くなる

DNA抽出、GISの勉強。

学生実習用の顕微鏡の接眼マイクロメータの装着をしてから、卒論と修論の相談。

会議に2時間ほど拘束。気が重くなる時間だった。

明日の授業の準備をして終了。

2015年12月16日水曜日

ビビった

泥沼を脱出したと思ったら新しい泥沼にハマる、、、日付が変わることを覚悟したが、どうにか免れた。

来週まではこんな感じが続くのかな。すでに疲れてるけど。

こんな状況なので、色々とミスをしている。

バックアップ用の外付けHDDをフォーマットしてしまった!!さすがにビビった。

あとシークエンスプライマーを間違えたり。時間と金が、、、。

2015年12月15日火曜日

時間OVER

これで少しは余裕が出来るか、、、中学校で授業。昨年と同じ内容だったのだが、3クラスを担当して、全て時間OVERという失態。

大学院生2名が同行してくれて気が楽だった。

大学に戻ったら少し寝てしまった。

本日締め切りの書類書き、DNA抽出、来週の授業の準備をして終了。

発芽実験のやらせ実験の準備。25℃の恒温室だと、2日目で発芽始まる。


久しぶりにアメフトをしっかりと観た。立命館大学vs早稲田大学の甲子園ボウル。

1Qが終わる頃には、立命館大の圧勝かなと思ったけど、前半終了近くになると早稲田大学のスペシャルチームが活躍して、一気に雰囲気が変わり接戦になった。

残り3秒で1点差。逆転のフィールドゴールが外れて、立命館大の勝利となったけど、スペシャルチーム、時間の駆け引きなど、アメフトの面白さが堪能できる試合だった。

大学アメフトの名勝負と言えばコレ。1995年、京都大学vs立命館大。残り1:20、自陣2ヤードからの立命館大の攻撃は鳥肌が立つほどすごい!ルールが分からなくても面白い、、、必見。

2015年12月12日土曜日

老眼

ここ数日、首が痛い。年に数回起こるが、何だろうか。結構な痛みでやる気が失せる。

PCR産物の精製、3年生と少しだけ卒論の相談、ちょっとだけクラミングに行ってから、精製物をシークエンスに出す準備。

来週提出の重要な書類の下書きを書いて、他の先生に確認をしてもらう準備をして終了。

最近、遺伝子実験のピペット作業がやりづらい。メガネを変えたせいかと思っていたが、、、少し離して作業をするやりやすい。老眼の始まりだろう。

2015年12月11日金曜日

主体性

授業の準備をしてから授業で午前中が終了。

やるべきことが色々とあった気がするのだが、思い出せなくなった。ということで、午後は、DNA抽出、PCR、DNA抽出、と実験ばかりしてしまった。

結果は知っていたのだが、やっと、関東対抗戦、早稲田大学vs明治大学を観た。

明治の圧勝かと思ったけど、なかなか面白い試合だった。この結果、明治と帝京が同率で優勝となった。さて、大学生選手権で帝京を負かすところはあるのか。

ということで、名門明治が復活の兆しを見せたのだが、アメフト界では、こちらも名門立命館大学が復活してきた。


そして、興味深いことに両校には共通点があり、学生の主体性を活かしたチーム作りをしている。実は、ここ数年無双化している帝京ラクビーは、いち早く学生の主体性の育成に力を入れていた。

厳しく指導するのでなく、学生自らが考え、そして厳しいトレーニングを遂行するチームでなければ、もうトップにはなれないのだろう。

大学生の主体性をどう育成するのか、これからの大きな課題である。大きく成長するのに必須の条件であることは間違いないので、どうにかしたいが、、、。

2015年12月10日木曜日

すぐに断つ

どんどん忙しくなっていく、、、ここ数日、何をしたのか覚えていない。

とりあえず、今日の記録だけでも、、、GISの勉強、卒論の中間報告、学会編集業務、メールのやり取り、DNA抽出、PCR、授業の準備、あとは、、、

あと来週、中学に授業に行くことが決定したので、その準備も少しだけ。

特定外来生物の根絶に成功したとのこと。特定外来生物法が施行されて以来、初めての成功らしい。


外来生物に関して、ネットなどでしばしば、簡単に駆除できるが助成金をもらうためにわざと駆除しない、何てことが書かれているが、当たり前だが、そんなことはない。

ある程度増えてしまった外来種を駆除するのは絶望的に難しいのである。例えば、良い駆除方法が確立されたとしても、その効果で個体数が少なくなると駆除効率が落ちてしまうだろう。

他には、強力な駆除方法が開発されても、それにより他の在来生物に悪影響が出ては意味がない。

ということで、条件によっては根絶を諦めて、影響が出ない程度の個体数密度にコントロールする、という現実的路線も検討されるのである。

今回の例は、個体数が少ないうちに早急に対応したのが功を制したのだろう。まずは、持ち込まない、もし、持ち込んでしまったのであれば、すぐに断つ。この徹底が重要だろう。

2015年12月7日月曜日

県庁

朝一で授業。

とある予定をしたのだが、急遽変更して、DNA抽出の準備。

午後、3年生+大学院生と統計の勉強。そして、普段なら本読みのゼミの時間なのだが、最近、ちょっと話題となっている環境を勉強するカードゲームを試してみた。

その後、PCRを開始。

自炊用の本の整理。メールの対応で終了。

宮崎の思い出。そのままんま東が県知事だった頃、よくテレビに映っていた県庁。

2015年12月6日日曜日

美術のある授業

昨日、福岡に戻る。

DNA関連の実験を進めないとと思いながら、明日の授業の準備と書類書きをしてたら集中力が切れてきたので終了。

毎日新聞(福岡版?)でデカデカと取り上げられた記事。

私の所属している大学の美術のある授業が開講されなかったという内容。

2015年12月5日土曜日

ライザップ

会議に参加するために宮崎へ。

飛行機で1時間弱で到着。時間に余裕があるので、少し駅前をウロウロしてたらライザップを発見した。


会議は、教育学部の現状についてだったのだが、ただただ暗くなる内容だった。

ホテルに戻って、データ整理を少しした。

宮崎牛を推している店が多いのが印象的。

2015年12月3日木曜日

ワラジムシ

山積みのメール対応、書類書きをしてから、大学院生+3年生でGISの勉強。

Mac版QGISでデータの読み込みの不具合が色々と出る。このあたりの修正が必要そうだ。

午後は、卒論の中間発表。視線とダニ。なかなか大変そうだった。

その後、会議に拘束。こちらは、困った問題が山積みな状況。大丈夫かこの大学は、と他人事の思っていてはいけないのだが、、、。

標本整理を少しだけして終了。

明日から1泊で宮崎へ。今回は調査ではなく会議に参加するのが目的。

論文用にワラジムシ(Pocellio scaber)の腹面を写真撮影。白体の数が高次分類群の同定に使用できることは良く知られているが、実はその微細構造が属レベルの同定に重要である、、、のだが、この観察は難しい。


2015年12月1日火曜日

ゾウリムシ

メールのやり取り、および、その派生業務をしてから大学院生の授業。

本日は、ゾウリムシを扱った教材を一通り試した。これまであまり上手くいかなかった、酢酸を使った集合観察が上手くいった。

ゾウリムシの密度が最も重要な気がするけど、今日の授業では、0.002%で集合、0.2%でリング状が観察された。良く0.02%で集合が見られると文献などには書かれているが、0.002%の方が良い結果だった。

0.002%酢酸を垂らした場所にゾウリムシが集合している。


0.2%酢酸を垂らした周辺にゾウリムシが集合し、リング状になっている。


ちなみに、この状態になるまでに10〜20分程度かかる。その理由としては以下を考えると納得する。

化学走性の例としてあげられる現象であるが、キネシス(無定位な行動)と思われる。つまり、薄い酢酸に向かう性質を持っているわけでないのだろう。

では、なぜこうなるのか。それには3つの性質が関係しており、水⇨薄酢酸はそのまま直進、薄酢酸⇨水は境界線で転回、水(薄酢酸)⇨濃酢酸も境界線で転回、とすると考えると良い。良い頭の体操になる。

午後、修論のワラジムシ同定の手伝い。その後、久しぶりにPCRを行ってから卒論の解析について相談をして終了。