2014年4月29日火曜日

ゴキブリ

授業の準備、助成金の書類書き。

随分前に卒業生に頼まれたのだが、ずっと放置していた仕事を少しずつ片付ける。

そのうちの一つ。ゴキブリの写真撮影。ちょっと勘違いして撮影してしまったが、、、。


2014年4月28日月曜日

雨天

書類を少し片付けた後、大学院生の授業で透明標本の作製。

その後、系統地理卒論と飼育実験卒論の相談をして午前中が終了。

午後からワラジムシ類採りに行く予定だったのだが、雨が降っているので中止。しかし、チョウ修論・卒論に絡んで畑仕事に精を出すことに。雨天の中、大学生パワーが炸裂して、畑に堂々と生えていた木を2本抜くことに成功。

ダニに刺されないようにサッサと着替えて、30分ほど会議に拘束。卒論の説明用にデータを整理してから卒論指導。そして、締切間近の書類を提出して終了。

一生懸命畑を作っている段階なのだが、すでにミカンの葉には卵が産みつけられていた。先日、ワラジムシ類調査のときには、夕方、葉の下で休みアオスジアゲハを発見。

2014年4月27日日曜日

交替性転向反応

サソリモドキ論文を見直し、共同研究者へ送る。これで、少しは学生の研究について真面目に考えられるか。

前日、とある方から教えて頂いた文献。

オカダンゴムシの交替性転向反応はなぜ起こるのか?
林 靖人 (2013) つくば生物ジャーナル, 12?

著者は高校生で、高校生科学技術チャレンジで文部科学大臣賞を受賞した研究をまとめた論文らしい。この内容は、アメリカで発表するのだとか。

ダンゴムシを迷路に入れると右、左と順に曲がることは広く知られており、この性質は交替性転向反応と呼ばれる。

この現象は多くの研究者に興味をもたれ、現在では、BALM仮説での説明が最も有力とされている。ちなみに、BALM仮説は、左右の足の負担を均一するという考えで、右に曲がるときは、左足が大股になり負担が大きくなるので、次は左足が小股となる左に曲がりたい、というものである。

この分野、もうやることはないだろう、と私は思っていたのだが、、、。

林さんは、触角の接触が交替性転向反応の最終決定を行っている、ことを実験的に証明した。BALMの影響もあり、BALMで進行方向の偏りができ、最終的には触角の接触で決まる、と考えている。

実験系は非常に簡潔で、90°の角を曲がらせた次の角の角度を変更し触角の当り方を操作することで、触角による影響を評価している。論文も明瞭な仮説検証実験であり、とても勉強になる。

2014年4月26日土曜日

ビビリ音

放散している卒論、さすがにマズそうなので指導用の文献を少し探す。

大学院生と一緒に作製している透明標本を少し処理し、実験室の片付けをした後、サソリモドキ論文を進める。

途中、GIS修論手伝いで呪われた車を販売店で相談。ドアの不調は直ったが、インパネのビビリ音については、現地で再現できず引き続き経過観察となった。

サソリモドキ論文は、細かな図の調整などもどうにか終わり、明日、見直せば共同研究者に送れそう。


マダニは、タカサゴキララマダニの若虫、とのこと。口器も無事に抜けたらしい。やるべきことはやったので、あとは、無事に時間が過ぎるのを待つしかない。

2014年4月25日金曜日

○玉に

やっちまった、、、ふと昨夜つぶやいてしまった。

ココ数日、某国のワラジムシ類の大家とメールのやり取りをしており、朝一、その返事に結構な時間を費やす。いつまでたっても英語に苦労する。

メール後に書類書きを少し進めたところで、GIS修論の大学院生が登場したので出発し、昼休憩を挟んで18時頃までワラジムシ類採り。大学に戻った後、系統地理卒論の学生と少し相談して、研究室の片付けなどをしてたら終わってしまった。

昨夜の、やっちまった、とは。

数日前、チョウ修論の大学院生がマダニに刺された。数年前だったら、マダニに刺されるのはフィールド調査をしている勲章みたいなもので、笑い話で終わったのだが、致死率10%以上と言われるSFTSの媒介が報告されて以来、あまり笑っていられなくなった。

潜伏期間が1〜2週間なので、まだ予断は許さないが、、、大丈夫だろうけど。で、その大学院生に、世の中には、股間をマダニに刺される人もいるのだから、腕なら気にするようなことではない、何てことを話したのだが、、、昨日、帰宅途中、急に股間が痒くなってきた。

ん?と思い、自宅で観察してたら、、、○玉に、ダニのお尻が見えるではないか。やっちまった〜、、、


アルコールが無いので、ネットで調べて、酢とか、虫刺されの薬など色々と塗り付けたけど、外れる様子は無い。このまま一晩過ごすのは嫌なので、自力で外すことに。本当は良くないのだが、ダニ学で博士号を取ったんだ、と自分を言い聞かせて、任務遂行。


タカサゴキララマダニっぽいけど、どうかな?専門家に画像を送ってみてもらおう。

口器も完全に抜けたと思うけど、、、こちらも見てもらおう。


病気が発症しないことを祈ろう。福岡はまだ発症例がないらしいので、第1号にならないと良いけど。

ちなみに、マダニに刺されるのは人生2度目。前回は、足の指の間だった。

2014年4月23日水曜日

葉柄

時間割担当業務とか書類書き、授業の準備をしつつ、少しサソリモドキ論文を進めて午前中が終了。

授業×1を終え、視線卒論と飼育実験修論の相談をした後、ゼミに参加。4年生の卒論計画。ナカナカまとまっていた。

サソリモドキモドキ論文に戻って、細かなデータの再確認などをして終了。

合間に昨日草刈りした畑でウロウロする。ミカンの葉にクビレがあるな、、、。


茎と葉を繋ぐ葉柄という部分が大きいため、このように見えるそうだ。

2014年4月22日火曜日

停止状態

サソリモドキ論文停止状態が続く。完全に泥沼にハマった感がある。

授業の準備、大学院授業。午後からは卒論用の実験道具を購入しに出掛けてから卒論の相談。

その後、チョウ修論の手伝いで畑仕事。で、明日の授業の準備をして、助成金出さなきゃやってけないな〜と現実逃避し始めたところで終了。

2014年4月21日月曜日

冷凍

書類書きをして、大学院の授業。

冷凍されていた魚、マウス、カエル、ヘビを解剖。


午後からGIS修論でワラジムシ類採集。大学に戻って卒論相談を少し挿みながらXPが入っていたPCにUbuntuをインストール。


色々とてこずったところで終了。どうにか動くようにはなったか?

世界遺産を狙っている奄美大島、徳之島、沖縄島、西表島で、希少動物の交通事故(ロードキル)が増加しているのだとか。


私の住んでいる町でも結構見ることがある。そのままにしておくのも可哀想なので、状態が良いのは回収し、できれば骨格標本にして、無駄死にならないようにしたい。

2014年4月18日金曜日

ドジョウ

提出していた書類にミスが見つかり返ってきたので修正して再提出。

意地でもサソリモドキ論文をやってやるぞ、と意気込み、極僅か表を修正してから大学院授業。土壌動物について説明した後、ピットフォールの設置とツルグレン産物の観察。トビムシとかササラダニに毛が生えていることを観察して、なかなか良いリアクションをしてくれた。良かった。

昼休みに室内操作実験卒論の学生と相談。研究計画を大幅改訂。

午後からは、GIS修論の手伝いでワラジムシ類採り。色々と考えさせられる調査だった。

大学に戻った後、完全に忘れていた土壌動物学会の参加申込みを済ませ、溜まった書類を少しだけ片付けて終了。何が何だか分からない状況が続いているので、今年は発表をしないことにした。

最近、研究室の仲間となったドジョウ。


なかなか可愛い。しかし、3/4匹は飼育槽から飛び出て死んでしまった。

2014年4月16日水曜日

研究計画

授業の準備、授業×1、研究室の説明×多数、ゼミ、授業の準備、で終わった。

ゼミは、大学院生の研究計画。

すでに、かなり調査が進んでているGIS修論と、操作実験修論。操作実験はもう少し計画を練る必要がありそう。

何となく方向性が見えたけど、論文の読み込みが圧倒的に足りない感が、、、。

明日はサソリモドキ論文に没頭したところだが。

2014年4月15日火曜日

クライバーの法則

授業の準備、時間割の会議をして午前中終了。

午後、何をしたのか良く覚えていない。3時頃から、ワラジムシ類修論で、昨日、計り忘れた土壌硬度の計測をし、大学に戻って視線卒論についての相談。

研究室についての説明×2。この時期の風物詩的行事で、突発的に入るので、ナカナカ予定を組みにくい。大勢で来たり、1名で来たりで、説明時間もかなり変わってしまう。

サソリモドキ論文に手を出す気力が無くなったので、授業ネタ探しをして終了。

クライバーの法則の作図を実習でさせたいと思い、体重と代謝量の生データを探すが結局見つけられなかった。しょうがないので、グラフからデータを読み取る。

で、再度、グラフを作ってみた。


回帰式の係数もまあまあの値が出てくれた。

2014年4月14日月曜日

水生昆虫

大学院の授業で、川で水生昆虫採集。



午後からは、ワラジムシ類修論でワラジムシ類採集。

大学に戻り、研究室について相談にきた学生をお話をして終了。

エンターキーの反応がストレスを感じるほどに鈍くなった。とりあえず外してみるが、キートップ側の爪が一つ欠けているのが原因ポイということが分かったが、どうしようもないので、そのまま装着。


多少、反応が良くなった。不思議。

2014年4月13日日曜日

par

久しぶりにサソリモドキ論文に没頭。

文章に出てくる地名が図に出ていない、など、読む度に修正点が見つかる。しかし、山場は超えた気がする。来週、、、再来週中には、共同研究者に送れるか。

Rで複数のグラフを同時に出力する際には、par()を使用するが、デフォルトだと、グラフの間に結構な隙間ができてしまう。

この隙間は、mai=c(**, **, **, ***)、で指定できる。**は離したい距離(インチ)で、底辺,左側,上側,右側の順となっている。

例えば、
par(mfrow=c(3,3), mai=c(0.3,0.3,0.3,0.3))
とすると、


となるのが、
par(mfrow=c(3,3), mai=c(0.8,0.8,0.8,0.8))
とすると、


となる。

2014年4月11日金曜日

ギンリョウソウ

授業×1。

昼から学生とワラジムシ類採り。3地点で調査。この調査に行くと車の窓から異音がするという、呪われた調査。

とは言え、20地点を超えて、学生も野外調査のマナーを少しずつ覚えつつあるようで、徐々に手際が良くなってきたのは喜ばしい。


ギンリョウソウを発見。光合成ができないという植物の概念を吹き飛ばしてくれる不思議な植物、、、植物の定義って何?落葉から栄養を摂れると思っていたが、厳密には、菌類に寄生しているのだとか。


大学に戻って、今年度最初のゼミ。大学院生による中間発表と研究計画。どうにかなるだろう、という感触は得た。

2014年4月9日水曜日

オッポサム

授業×2。今日は、ガイダンスだけだったので、それほど苦労はしなかった。

あとは、授業の準備。大学院向け×1と学部向け×4のプリントができた。見直しは必要だろうけど。

擬死について調べていたら、オッポサムという有袋類が擬死をすることが分かった。動画を調べていたら、ナカナカ面白いのを発見したのでメモ。イヌ(オオカミ?)に襲われているのがオッポサムで、一見死んだように見えるが、イヌがいなくなりしばらくすると動き出す。1:07頃から鼻提灯を膨らますのが、とても可愛い。

死に真似中のオポッサム。


ちなみに、play possum、という英語は死に真似、という意味があるみたい。possumはオッポサムopossumのoが無くなった形。タヌキ寝入りと訳すこともあるのか。タヌキも死に真似をするのだとか。

2014年4月8日火曜日

リニューアル

今年は、授業内容の大幅リニューアルを試みる。

ということで、配布プリントの修正しながら、勉強をするが、数式の理解力がかなり乏しい。1授業×4日分の配布プリントを作成して終了。

今週は、この勢いで授業の準備に時間を割くことになりそう。サソリモドキの投稿がドンドン遅れる。

合間に1時間ほど会議に拘束。

2014年4月7日月曜日

Art Aquarium

新年度が始まった。本日は、大学院向け授業が一つだけだったので、本格的な始動、という感じではないが、やはり学生と接する機会が急激に増えた。

卒論とか修論について考えつつ、サソリモドキ論文のお絵描きを匍匐前進的に進めて終了。



Mac BookProを使用しているのだが、エンターキーの反応がおかしくなってきた。ネットでは故障情報が色々と書かれているけど、大丈夫かな、、、。

結構、評判になっているということで、Art Aquariumを観に行ったけど、私はさほど興味が湧かなかった。パネルに、キンギョの遺伝的変異は法則性が乏しくて、研究者が手を出さない的なことが書かれていたけど、それが一番気になったぐらいかな。

学生から、水疱瘡にかかった、と。重傷化しないことを祈るしかない。

2014年4月5日土曜日

地図

図の修正。文章を書き進めていくと、図で説明したいことが色々と出てきて、それに対応できる図が必要になってくる。

今回は地名が多数出てくるのだが、当初の地図では全く対応できないことが分かったので説明の地図を作製することにした。途中から面白くなり、無駄に時間をかけてしまったが。


Rでの地図作りは座標点を取るのが、微妙にずれたりしてまあまあ時間がかかるけど(多分、locator()ではない良い方法があるのだろう)、一度、作ってしまえば、その後の修正はお絵描きソフトに比べてかなり楽になる。

2014年4月4日金曜日

故障部位

入学式。ということで、式には参加しなかったが、学部と大学院の新入生の顔見せ会に参加。

あとはサソリモドキ論文。5、6回目の改訂段階に入り、やっと清書らしくはなってきたが、図などはまだまだ大幅な変更が必要かな。

昨日、学生実習用の顕微鏡の総点検を行ったのだが、接眼レンズにヒビが入っていたり、なぜ、こんな所を壊すの?と言う故障部位が多発。何だかな。

10年以上顕微鏡を触ってきたけど、粗動ネジの破損を初めて見た。


バラバラの残骸、、、。

2014年4月2日水曜日

お墓の近く

最近の日課、ワラジムシ類修論の採集手伝い。お墓の近くで採集をしてしまった。ここ数日の頑張りで19地点終了したらしいが、とりあえずの目標が100地点なので、終わりはまだ遠い。

今日の採集は午前中のみで、午後からは、学生に手伝ってもらって顕微鏡検査の準備をしたり、チョウ卒論・修論の勉強をしたり、時間割担当業務をしたり、して終了。

明日は、調査に行かないので、いい加減サソリモドキ論文を進めたいが、どうなることか。

2014年4月1日火曜日

科研費

修論手伝いのワラジムシ類採り。階段だらけの山登りをするハメに、、、。

ここ数日、気がかりだった科研費、どうにか採択されたみたい。若手Bだけど、充足率6割だけど、久しぶりに採択されたので、素直に嬉しいのと、大学からの研究費の支給が半額になるらしいので、とりあえず安心した。


先日、印刷されたばかりの論文について、某大御所から間違っているのでは、と指摘が入った。悩んだところなんだよな、、、。