2024年8月26日月曜日

一寸の虫にも魅惑のトリビア

午前
・卒論手伝い(野外調査)
・書類作成

午後 ・書類作成
・論文書き

ザトウムシの本とほぼ同時に出版された鶴崎先生の本。

元は鳥取県版の新聞に書かれていた記事で、書籍にするにあたり書き直したそうだ。

タイトルにあるように、60の虫(昆虫ではなく小型の動物の意味)を様々な角度から紹介している。

「様々な角度」がこの本の醍醐味で、単なる形態は生活史の紹介ではなく、副題にある進化や行動生態学的な観点から説明がなされている。

そのため、紹介されている動物は、比較的身近なものが多いが(と言っても私は見たことない種が多い)、「そうなのか」と新しい発見が数多くある。

未解明のネタも書かれているので、研究ネタを見つけるのにも参考になるかも。

実際に研究で扱ったり、学生が興味を持ちそうな動物を選んでいるらしい。このように身近な動物を用いて、面白い話ができると良いなと痛感した。

新聞で紹介するにあたり、わざわざ生態写真の撮影を試みた種もいるそうだ。すぐにネット画像で誤魔化そうとする姿勢を反省した。

目次は長いので省略(60話分ある)。