昨日、頑張って移動したおかけで、発表時間よりもかなり早く鳥取に到着。せっかくなので、砂丘を見に行くことに。
砂丘を歩くと、このバッタがパタパタ飛んでくる。ヤマトマダラバットかな。
発表は、どうにか終了。話終えた感想をメモ。
系統地理を議論にするには、調査地点もサンプル数がかなり少ない。イソコモリグモの発表では、個体数は600超だった、、、。解析の勉強をかなりしないとダメ。そもそも私の場合、分類目的で実験をしたデータで、系統地理の議論をするからボロが出ている。改心。
谷川さんから、キムラグモでも、西表島、石垣島内に遺伝的分化が見られ、石垣島の1クレードが西表島集団の姉妹群になる、ということを教わった。島内の遺伝構造の議論が、土壌性無脊椎動物の重要なテーマになるかも。
鶴崎先生、宮下先生の質問。アマミサソリモドキが分布を広げているが、何か生態的特徴があるのか。また、分散力が高い種については、それらが人為分布か自然分布かを解明するのは、ナカナカ難しい(あまり現実的でない?)。人為分布の議論をするには、生物的データよりも社会学的データ(物流の流れとか)が必要かな。
近縁種間で極端に分布幅が異なるのは、Burmoniscusやコシビロでも見られる。生態比較をしたら面白そう。